東京Ruby会議12前夜祭でクリエイティブコーディングのワークショップをしました!
1月17日に東京Ruby会議12の前夜祭クリエイティブコーディングワークショップを開催しました!
場所は秋葉原、ANDPADさんの素敵なイベントスペースをお借りしての実施でした。
駅伝枠やスタッフ枠からの参加もあって、30人近い方がチャレンジしてくださいました!
ワークショップ
今回はrbCanvas/p5を使わせていただきました。
(開発者の北村さんにもこのワークショップにご参加いただけたので、直接お礼をお伝えできる嬉しい機会でした!)
始める前のアイスブレイクも兼ねて、テーブルごと自己紹介をしてもらうところからはじめました。ここから始まる東京Ruby会議12、少しでも知り合いが増えた方が楽しめるのではという狙いもありました。
前半はハンズオン形式でサンプルの図形を描くことで、描画の仕方、"作り方"のつくりかたを以前の発表Rubyで始めるクリエイティブコーディングをベースに体験してもらいました。サンプルには東京Ruby会議12が全体的にお正月を意識したデザインだったり企画だったりなのをお聞きしていたので、おめでたい和柄を使うことにしました。
そしてやり方を体験してもらったあとは好きに作ってもらうタイムにしました。作りたいものがどうやったら作れるか個々に質問してもらいながら制作。中にはこれは最初から共有しておいたらよかったな、こういう要素もあったらよかったのかもなど私にとっても気づくことも多いものでした。次回(未定)に活かしたいです。
そしてあっという間に終了。私があっという間と感じていたということは、きっと作っている方にとってはもっと短かったと思います。それぞれ思い思いの作品が仕上がりました!
せっかくなので一部と二部の休憩時間に作品上映会を行いました。クリエイティブコーディングの多彩さを参加者はもちろん二部からの参加者にも感じていただけたことと思います。
平日16時という集まりやすいとは決していえないタイミングの開催で、さまざまなご事情もある中調整しての参加だったと思います。改めましてご参加いただいた皆さま本当にありがとうございました!
次の日の本編の中でも楽しかったと参加者の方々に声をかけてもらえたり、参加していない方からもSNSをみて盛り上がったみたいだねとかたくさん感想いただけて嬉しかったです。
選書
あっとどっと書店さんの出展にあたり、いくつかクリエイティブコーディングに関する本を紹介させてもらってたのですが、その中から『数学から創るジェネラティブアート』を置いていただけました。
この本は私にとって思い出深い本で、それまで見てきたコードで作った作品と全然違う作風を目の当たりにし、私もこんな作品をつくたい!と発売イベントにも行って作ることにのめり込んで、結果Rubyでやりたい!と自分でもツールを作る動機にもなった本でした。
とてもおすすめ本ですがRubyと関係ない本だしどうなるかなと思っていましたが最終的には売り切れていたようでほっとしました(買ったよ〜の声も嬉しかったです)。
ワークショップ実現に向けて
クリエイティブコーディングを楽しむ人が増えてほしい。他の人の作品もみたい、あわよくばコードも見たい、Rubyでも遊ぶ人が増えて欲しい。そんな動機でやってるクリエイティブコーディング布教活動。
サンプルコード公開したら改変してくれるかなと思ったらそうでもなく、解説ブログ書いてみてもまだハードルがありそう。どうやったらその気になってもらえるか、最初の一歩は一緒にやるようなワークショップ形式の方が向いているかもしれない…そんなふうにRWCのプロポーザルを書くことでも考えはじめていました。そして、Kaigi on Rails 2024の懇親会などでもクリエイティブコーディングのワークショップやらないの?と複数人から声かけてもらったのもあり、そう言っていただけるならやってみたいなと動き始めたところ今回の機会をいただけました。声をかけてくださった東京Ruby会議12運営の皆様、会場提供のANDPADさんには感謝しかありません。
しかし参加申し込みが10人超えてきたあたりから、これは一人で回すの厳しそう、かといってそのせいで人数を制限したくない、できれば参加したい人全員に来てもらいたい。しかし平日の夕方に手伝いに来てくれというのは心苦しすぎるし、どっちかっていうと参加したい側の心当たりしかない…と悩んだ時、普段会社で私のクリエイティブコーディング活動にのっかってくれる同僚の二人hiroteaさんとkurisuさんならもしかしてとお願いしてみたところ快諾してもらえてめちゃくちゃほっとしました。
そしてこのワークショップ運営を業務にしてもらえないか所属会社(スマートバンク)にお願いしたところ認めてもらえました。こういった形でコミュニティ活動を応援してもらえるの本当にありがたい。サポーター以外の同僚も応援の声かけしてくれたり募集の拡散などもしてくれてほんとうに皆様のおかげでやりきれました。
Kaigi Effect
ワークショップの間だけでも楽しんでもらえたらなと思ってたのですが、終わってからも作ってもらってる様子も見せてもらえてすごく嬉しかったです。
今回のワークショップきっかけで興味が広がった方や
やってみたいことを思いついて実現できた方も
思いもしない素敵な展開に本当にやってよかったなと思いました!
ワークショップの楽しさ
1/20にあったSTORESさんのふりかえり会で「ワークショップを主催する側も楽しい」といったところどんなところ?と深掘りしてもらって少しお話しさせてもらう機会をいただきました。
ワークショップに限らずイベントで話したりブログで紹介したりワークショップする動機は前にも書いたように「一人でも多くの人の作品を見たい」なんですよね。
作品にはその人がそれまでに触れてきたものが少なからず反映されるので、自分ではまったく思いもつかなかったものが見れます。色選びひとつとっても異なりますし、描画のためのロジックも変数名も自分とまったく同じになることはありません。本当にプログラミングは多彩だなと改めて感じます。私もクリエイティブコーディングに関してなんでも答えられるわけではありません。興味関心も人それぞれなので、一緒になってワークショップ中リファレンスを調べることもあります。こういったことは自分がただ作るだけでは触れなかったであろうことに触れる機会でもあり、私の世界もまた広がっていきます。要は刺激をもらえるところが楽しいです。単純にみんなでわいわいやりながら何か物を作るという空間も楽しいものです。
他の場所でもまたわいわいできたら楽しいなって思うのでやりたいなって思う方は気軽に声をかけてもらえれば嬉しいです!