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Kaigi on Rails 2024でもっとRailsを知りたくなった

chobishiba

こんにちはchobishibaです。楽しみにしてたKaigi on Rails 2024 2日間参加してきました。お出迎えの広告、テンションあがりましたね!!!

楽しかったことがたくさんあったので今回も書き残しておこうと思います。

トーク

昨年以上にどっちのトーク聞きにいくか迷いました。ずーっと考えてて同僚と話ても決まらず、直前まで迷う魅力的すぎるラインナップでしたよね？（なのでホール移動が楽だったのはありがたかった）

そんな迷いに迷った中聞いたもののうち、いくつか書き残しておきます。

基調講演 Rails Way, or the highway 

Palkanさんに基調講演から熱かった。英語がそんなに得意でないので翻訳ありがたいなと思いながら見てたら、直訳ではなくて、ウィットに富んだというか、そういうニュアンスでこの単語を選ばれているのかと。なかでもこの表現が印象的でした。

便利なものがすでに用意されていたり、gemがあったり、それを組み合わせて作るような感覚がありましたが、そうか拡張していくイメージをもって取り組まないと怪獣 on Railsになってしまう。『カスタムアプリケーション開発者の考え方ではなく、フレームワーク作者の考え方を持つ』これから先何度も思い出すであろう言葉になりそうです。

推し活としてのrails new

炬燵さんによる個人開発のお話。自分が欲しいものを作るお話はいままで聞いてきましたが推しが欲しいものを開発しちゃうお話は初めてで圧倒的熱量にあっというまの発表でした。勢い大事、でも冷静に取捨選択も。"面倒だ"と知ってることも大事だよなぁ。見極めが秀逸でした。1年運用したなかであったことなども紹介されていて、持続可能な工夫をたくさん聞かせていただきました。

余談ですがトークの中で「MOGOK知ってる人」という質問に対して元気に挙手してしまいました。初めてアプリデプロイしたのMOGOKだった気がします。Ruby持った羊かわいかったな。

リリース8年目のサービスの1800個のERBファイルをViewComponentに移行した方法とその結果

片岡さんによるViewComponentに移行した話。どんな問題、辛さがあって移行することにしたかの背景と、自動生成スクリプトを組んだこと、リリースの紹介。自動化と手動ってどのくらいの数が分かれ目になるんだろうなと思ったのですが、お話し聞いてて、数だけでなく開発も並行して進むなら自動生成できた方が反映漏れとかないしメリットたくさんあるなと思いました。

デプロイを任されたので、教わった通りにデプロイしたら障害になった件 ～俺のやらかしを越えてゆけ～

上野さんによる経験談。テンポがよくてこれぞ楽しんで学べるというやつではと思いながら聞いてました。ただのやらかしたってだけでなく、そこから何を思い考え行動し、学んで活かしたかサイクルが赤裸々に語られていて、こうやって語られること自体がまた糧となってそうだなと思いました。「原因の調査の前に影響調査だ」はめっちゃ新人の頃言われたなと懐かしくもなりました。先輩お元気かな、今先輩のおかげでなんとかやってます。

都市伝説バスターズ「WebアプリのボトルネックはDBだから言語の性能は関係ない」

同僚のosyoyuさんによる、ボトルネックに関するまことしやかにささやかれているそれ本当にそうなの？と実験した結果を紹介されてました。私もRubyで速いプログラム書いていきたい。

資料の中にでてきたNew Relicのグラフ、発表のあと他社の方から「あれほんとに実際のプロダクトの？」と聞かれましたが実際のです。この割合もサービスによって違うようなので面白ポイントだったようです。

推し活の ハイトラフィックに立ち向かう Railsとアーキテクチャ

奥本さんによるハイトラフィックにどう立ち向かって行かれたかのお話しでした。在庫以上売ってはいけないけど、決済が失敗したら掴んでいた在庫は離さないといけない。ECサイトの開発もしたことがあるのでその頃のことを思い出しながら聞いてました。FOR UPDATE SKIP LOCKEDを知らなかったので学びになったのと、"正しく諦める"の言葉が印象的でした。問題を捉え間違えてはいけない。

Data Migration on Rails

同僚のohbaryeさんのデータマイグレーションにまつわる話。正解がないけれど誰しも一度はやったことのあるデータマイグレーション。実際に今まで自身が実施してきたことだけでなく、幅広いアンケートやインタビューによる結果が紹介されていたのもいろいろな事例を知ることができて面白かったです（私のも回答のせてもらってました）。

Identifying User Idenity

諸橋さんによるユーザーのアイデンティティとは何で、どう実装していくのが良いかの提案でした。出てくる様々な問題が解決されていって美しかった。登録中を表すregistration。ユーザーではないですが、似た実装をしたことがあって、ユーザーに限らず使える手法だなと思いながら聞いてました。

基調講演 WHOLENESS, REPAIRING, AND TO HAVE FUN: 全体性、修復、そして楽しむこと

島田さんの基調講演。島田さんの翻訳のおかげでたくさんの良書を日本語で読むことができて本当にありがたいです（最初に読んだのはエラスティックリーダーシップじゃなかったかな。マネージャーになりたての頃ずいぶん支えてもらった本です）。

特に印象だったのがこの「修復」定義。元の状態に戻すのではなく、変わった後の全体と再度調和させる。ソフトウェアは作ったら終わりじゃない。そこからが始まり。使ってもらえるということは修復が必要になる。Day1の基調講演にあった、「拡張する」というのもここでいう「修復」なのかもなと繋がったように思いました。
そしてこれらを楽しんでやっていく。楽しい、じゃなくて楽しむ。物事楽しんでいく捉え方していきたいなと思いました。

と、駆け足で振り返ってみましたが、その他にもRailsをAPIモードで使っている事例や非同期処理に関するものは普段の仕事に直結するので興味深く聞いてました。

ブース

YAPCに続きごきげんなブースでした。
今回はRailsのカンファレンスなのでサービスだけでなくアーキテクチャ図についても質問してもらえることも多くて嬉しかったです。
あと使ってますって見せてくださる方も多くて嬉しくて嬉しくて！！ありがとうございます！！いっそ一緒に作りませんか！！！

わいわい部屋

お弁当用意いただけてありがたかったです。ふらっと出会った人と一緒に食べたり、相席させてもらったり、きっと外に食べにいくのだと生まれなかったんじゃないかなと思います。
猫廼舎さんの珈琲いただけたのも最高でした！ありがとうございます。
ホワイトボードがあったのも非同期な交流ができて楽しかったですね。

懇親会

人がたくさん！いやーセッション中も人多いな〜と思ってましたが懇親会会場で見ると改めて昨年より参加者多いことに気づきました。ありがたいことに最近の活動についてコメントいただいたり、登壇にまつわるあれやこれやをいろんな方とお話ししていました。「なんか最近楽しそうだね」ってたくさんの方に言ってもらって嬉しかったです。楽しいんですよ。

ドリンクアップ

五反田仲間なリーナーさんのところにお邪魔してました。Kaigi on Railsに今年初めて参加した方や普段東京で活動されてない方、共通の知り合いがいる方などいろんな方とお話しできて楽しかったです。
ところで会で使われてた📢ってこれなんですかね？というのを聞きそびれた気になりです。

デザイン

大好き〜〜!!!こんな記事かいたくらいなので好きなの知ってもらえてそうですが好きすぎる。

（これつくるのにどのくらい？って聞かれましたが大体半日くらい。その後ブログ用に書き起こしてた方がよっぽど時間かかってます）

モノクロになってもめっちゃかっこいいなと思ってました！

クリエイティブコーディング

コードとロゴがかかれたこちら、今回のデザイナーであるmoegiさんが私のRails Girls Tokyo 16th LTと記事を見て、クリエイティブコーディングやってみたい！と今回のロゴをコードでも書かれたそうなんですよ。嬉しい。一人でも多くの方の作品見たさにいろんなとこで発表してきたので、この話を聞いたときははちゃめちゃに嬉しかったです。

TL見てるとnobu09さんが早速実行されてて素敵な風景でした。

懇親会でもクリエイティブコーディングの人だって思い出してもらったり、お互いTRICK 2025にチャレンジしようと約束したり、Rubyでp5.js使ってるように、Goでやってみたって作品見せてもらったり嬉しすぎることがたくさんありました。

Rubyでクリエイティブコーディングのワークショップしないんですか？という声もいくつかいただいて（ありがたい）どこかでできるといいですね〜〜それがきっかけで初めてもらえるならいくらでも。何度でも言いますが私は一人でも多くの方の作品見たいんですよ。できればコードと一緒に。

もっとRailsを知りたい

Kaigi on Rails 2024に参加して、Railsにもっと触れたくなりました。仕事でRailsを使ってますがもっともっと使いたくなりました。知りたい、使いたい、自分はまだまだぜんぜんRailsを知らない、使いこなせるようになりたい。とにかく何かやりたくて、今個人サイトNext.jsで作ってるんですがRailsで作り直そうかとrails newしました。

そんなたくさんの刺激をもらったKaigi on Rails 2024。オーガナイザーのみなさま開催本当にありがとうございました！！来年も楽しみです！！それまでにもっと楽しんでRails使っていくぞ〜！


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