東京Ruby会議12 前夜祭 第一部 クリエイティブコーディングワークショップの紹介
自己紹介
こんにちは!この度2025年1月17日の東京Ruby会議12 前夜祭 第一部 クリエイティブコーディングワークショップの講師のchobishibaです。
普段はソフトウェアエンジニアとしてRailsでアプリケーション開発をしていますが、その傍らクリエイティブコーディングの活動を行っています。今年はRubyKaigi 2024のLTをはじめ各地でトークさせてもらったので、見たことがあるよって方がいらっしゃったら嬉しいです。
クリエイティブコーディングとは
クリエイティブコーディングとは、機能的なものではなく、表現的なものをプログラミングで作ろうというプログラミングの1ジャンルです。とても簡単に言うとコードで絵を描くことです。
ビジュアル制作に特化したライブラリを使うことで数行書くだけでこのようなグラフィックが作れます。
今まで作ってきたものはこちらにおいています。全てコードでできています。
クリエイティブコーディングの面白さ
普段仕事でコードを書く時は、何かを便利にしたり、問題を解決するために機能を実装し、時に冪等性や性能のことを考えながら作ったりしますが、クリエイティブコーディングは真逆です。ただ自分が楽しむために作ります。最初から完成系を決めて作っていくわけではなく、試してみて意外とよかったらそちらに舵を切ります。時にミスすらよいスパイスになります。積極的に偶然性を取り入れるので実行する度に違うように作ることもできます。
以下は私がRubyKaigi 2024のときに会場のみなさんに実行してもらった結果です。その人だけの海と空を見てもらいました。
また、丸ひとつでもさまざまなものが作れます。
縦横に図形を敷き詰めるだけでもいろんなバリエーションが作れます。
実際手を動かしてみると、ただ実行されたものを見た時とは違った感覚になるのでぜひ今回のワークショップで感じてみてください。
クリエイティブコーディングはさまざまな言語でできますが、今回のワークショップではきっとRubyが好きな方が多いと思うので(私もです)、Ruby + p5.jsで行います。Rubyの構文を使いながらp5.jsの便利な描画に特化した関数も利用して作品作りをしていきます。詳しいことは当日説明するのでご安心ください。
ワークショップ
前半はクリエイティブコーディングのやり方をハンズオン形式でやって、後半は各自好きなものを作ってもらう時間を設けます。
とはいえ何かテーマがあった方が手を動かしやすいと思うのでGenuaryに挑戦してもらおうと考えています。
Genuaryとは、1月の31日間、毎日出されるテーマに沿ってプログラミングでアートを作る世界的なイベントです。前夜祭のワークショップ開催日1/17はちょうど開催期間中なのでGenuaryの31のテーマから好きなものを選んでに挑戦してもらおうという試みです。(挑戦といってもアウトプットを強制するわけではないので安心してください。もちろん他に作りたくなったらそれも大歓迎です。こちらも詳しくは当日説明します)
以下は昨年の私の参加記録です。
いろいろ書きましたが難しく考えすぎず気楽な気持ちでお越しください!
このワークショップに必要なのはRubyの構文をちょっと知ってることと、ノートパソコンだけです。
普段とはちょっと違うRubyの使い方をして、Rubyの新たな魅力にこのワークショップを通じて気づいてもらえればうれしいです。
みなさんのご参加お待ちしています!(前夜祭にも本編のチケットが必要なので必ず本編チケット購入+前夜祭connpass登録をお願いします!)
そしてワークショップの後は前夜祭第二部『新年片道! 駅伝トーク(鶴見まで)』を楽しみましょう!