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②原付地獄:ベトナム

2カ国目はベトナム。台湾に近いからという理由だけで選んだ国であり、特に行きたいところがあったかと言われると微妙。でも台湾が予想以上に楽しかったことで、次の国はとワクワクしているところである。ベトナム、タンソンニャット空港に着くまでは。

空から見るホーチミン

宿へ

首都はハノイだけど、人口最大都市はホーチミン。どっちに行こうか悩んだ挙句、ホーチミンを選んだ。
着いた瞬間感じたのは、カオス。空港を一歩外出るとクソ暑く、タクシーの勧誘に襲われる。事前に調べていたバスは廃止されたということで、拙い英語で必死に聞く。何とかそこまで怪しくないバスを捕まえられたので、宿を目指す。

カオスの始まり

空港から乗ったバスはホテルのすぐ近くには行かない。最も近いバス停でも4kmほど離れていたので、仕方なく歩く。めっちゃきつい。30度を超える暑さ、空港泊で満足に寝れていない身体、10kgを超える荷物。そして何より辛いのが、道の悪さとバイクの量である。バイクがすぐ横を通る上に、歩道にもガンガン入ってくる。安心して歩くことがらできないってのは、思っていた以上に体力を消耗するものだ。

つらすぎ

ホテルがない?泊まれない?

休憩を入れつつ90分くらいかけて宿に着いたと思ったら、なんと、宿がない。信頼しているGoogle mapさんが嘘をついているとは思えないから、周りで歩いている人に聞いてみると、みんな親切に異なった場所を教えてくれる。なんていい人たち。しっかり迷った。
やっと思いで宿に着いたら、なんと前日にコロナ感染者が発生し、宿泊を停止したとのこと。メールを送ってくれていたようだが、無視していた自分を恨む。ただその宿主は優しく、代わりのホテルを一緒に探してくれた。結果、一泊3500円、個室の部屋を予約してくれた。この時、宿にいた犬に何度か舐められたことは、4日先くらいまで不安だった。別の宿には車で連れて行ってもらい、道中で少し話をした。「ベトナムに来たのは初めて?」「何日間いるの?」「え、3日間?!短すぎ!」みたいな感じで。「何かあったらまた言ってね!」という言葉を最後に、お別れした。彼とはインスタで繋がっている。

綺麗なトイレとシャワー
南京虫がいないことを祈った部屋

泊まることになった宿は、それなりに綺麗。早速荷物を置いて、観光へ。なんせバイクの量が尋常じゃないので、普通に移動するだけでも気が抜けない。排気ガスの量も半端じゃなかった。初日はバッグパッカーの聖地であるブイビエン通りを見たり、適当な店に入ったりした。マクドナルドにも入った。まあ普通。値段も大して安くなかった。後にわかることだが、そもそも日本のマックが安すぎる。

日本語の安心感

初日の帰り、ホテルでお菓子でも食べようとコンビニに寄った。そこにいた店員、20前後の現地人女性だったと思うが、何と日本語をちょっと喋れる。「オオサカイッタコトアル」とも言っていた。自分の国の言葉を話してくれるというのは凄く嬉しくて、バイクにイラついていた心は癒された。どんな国に行くとしても、必ずその国の「ありがとう」という言葉だけは覚えておくといい。それだけで、現地の人の笑顔が見れる。

ブイビエン通り

フォー

2日目は本格的に観光。まずはフォー食べる。

あんまり美味しくなかった

次はサイゴン中央郵便局へ。ホーチミンという地名はヘドナム戦争以後のもので、それまではサイゴンという地名だった。全然知らなかったが、ここは世界遺産らしい。入って正面には、ベトナム戦争時に活躍したホーチミンさん。世界の主要都市の時計が並べられていた。

ホーチミン
郵便局

ホーチミン市は、「1区」「2区」という区分の仕方をしている。どこかで見たことあると思ったら、フランスのやり方だった。よく考えればベトナムはフランスの植民地だった場所。街並みも洋風の建物が多い。

地獄のベトナム戦争

その後ベトナム戦争博物館を見学。ベトナム戦争は地獄の戦いだったと何となく認識していたが、写真を見るとあまりの惨さに絶句。だいぶ覚悟して行ったけど、見れない写真もあった。

ちょっと沈んだ心を立て直そうと、そして腹を満たそうと、飯屋を探す。そして見つけたのがこれ。日本より高いが、味はやはり美味しかった。

日本語は安心する

コーヒーブラベ稲子

バイクの量にもちょっとずつ慣れてきたところで気づいたのは、カフェの多さ。そう言えばベトナムはコーヒー豆の生産が強い。日本の居酒屋的なノリで、みんな楽しんでいた。コーヒー片手にサッカー見る。これがベトナム文化なのかは謎。

この時間にカフェイン摂って寝れるのか?

最終日は午前中に空港へ。意外とすんなりバスに乗るのも慣れた。Googleマップを使えば簡単。Googleには足を向けて寝られない。
ベトナムはとりあえずバスに乗って、車内で現金を払うシステム。今となってはいくらだったか忘れたが、距離に関わらず定額だったことは覚えている。

ビザ無し事件

この次はオーストラリアに行くんだが、空港ではちょっとした事件が。ベトジェットという謎のLCCに乗るために手続きをしていると、何だか怪しい顔をされる。どうやらビザが必要だったらしい。そんなん知らん。聞いてない。飛行機はあと4時間で出発するというタイミングで大焦りしていたので、優しい航空会社のお姉さんがスマホを操作してくれて何とか取得できた。優しい。というか、すんません。

と言うわけで次はオーストラリア。の前に乗り継ぎでマレーシアに向かいます。

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