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東北旅3 弘南鉄道で金魚ねぶたと揺られ大鰐温泉で復刻マジョリカタイル風呂

美術館のあとは、弘南鉄道で大鰐温泉へ。
弘南鉄道は私が行った後から点検でしばらく休業していたがそろそろ復旧するらしい。この東北で痛感するモータリゼーション世界でよくぞ残っておられた!という感じがする。

109の吊り革がぶら下がっている東急の旧車両。その車内は「金魚ねぷた」がたくさんぶら下がっていて、エアコンなし扇風機や車窓からの風で揺れて可愛い。しかし量が多くないか、金魚だらけだ。魚群に近い。夏の週末の夜はライトアップしているらしい。絶対kawaiiに違いない。

こけしちゃんがホームで弘前中央駅ホームでお出迎え
想像以上にローカルだった
金魚いささか多い
秋の津軽地方、実りの時期。車窓に見惚れつつスマホ越しのメモリー。
りんごの畑だ!可愛いが炸裂する
109の吊り革もあった。暑いので扇風機がまだ回っていた。

車窓から見えるのはりんご畑。人生で初めて、間近でりんご畑を見た。絵に描いたような、赤くて丸いりんごがついた木。これは、見惚れてしまう。。。まだ赤が薄かったけど、本当に赤くなると美しいのだろう。子供の頃使っていて今も実家にあるファミリアのゴミ箱にもりんごの木が描かれていたように。赤毛のアンにも出てきたような記憶がある。
黄色の稲穂、その後ろには岩木山。なんだかスマホで撮影なんかどうでもいいと思いつつ写真を撮る俺。

JR東日本の駅もあります

大鰐温泉に着いたらワニが迎えてくれる。
温泉街で街の中に銭湯みたいな公衆浴場が数件あり川沿いにある1つに行ってみた。

共同浴場は他にもありますが川沿いのこちらへ

浴槽は真ん中にあるタイプ。お湯は熱め、そしてあっという間に体が中から温まるお湯。しかも朝6時からやっていて朝仕事前に来る人も多いらしい。体温上げるには風呂は一番だし何という羨ましい習慣。しかし聞いてみたところ別府にあるような湯治場みたいな宿はもうやってなさそうだった。

ケルンというかわいい喫茶店らしきものがあったが、その日は営業しておらず残念。。。平日旅はこういうことも多い。ケルン、行きたい気持ちが増えるこの佇まいよ。

この日はお休みだった。。。
入りたくなるこの看板
街の真ん中には川が流れています

名物・大鰐もやしについては、心残りがある。大鰐のもやしは、白い部分が長いもやしで、味噌汁とかお浸しは切って入っている。これが実に実に香り高く風味豊かなもやしで、もっともっともっと食べたかった(これも平日で飲食店お休み。いろいろ)。弘前の野菜売り場で売っているのを見たので買いたかったが、さすがにもやしは日持ちしないので諦めた。

大鰐もやしの和物が美味い。なんだこのうまさは。


大鰐温泉で復刻マジョリカタイル風呂

泊まったのは大鰐温泉にある登録有形文化財の旅館「ヤマニ仙遊館」。https://senyukan.com/inside.html

太宰も逗留した歴史あるお宿です。川沿いで縁側ビールがいいです。


昨年リニューアルされたお風呂は源泉掛け流しの温泉とは事前に知っていたが、風呂に入ってみたらなんと見事な復刻和製マジョリカタイル張りでした。浴槽の中までふんだんに使われている。お宿はたまたま選んだだけのに幸運すぎないか。
ステンドグラスの光が湯に反射して美しい。

マジョリカタイルは10年ほど前にマレーシア・マラッカ で知って以来、常滑や展示に行ったり、マレーシアの他地域、タイでも南部でよく見かけるので旅で出会うととにかくアガるものの一つ。でもまだ台湾には行っていない。2018年には南インドの旅行のついでに、マジョリカタイルの豪邸があるど田舎・カナドゥカタンKanadukathanにローカルバスを乗り継いで行ったりもしたことがあり、ここは凄かった。Instagram貼っときます。


大鰐だからワニいます。


大鰐なので蛇口にはワニがいます。人がいない時に男湯も見せてもらいました。男湯は壁にもマジョリカタイル。見事です。

ヤマニ仙遊館は日帰り入浴はやってないようですので、泊まりましょう。夜は目の前の川の流れる音を聞きながら本でも読んで静かに過ごすのがよろしい。縁側でビール飲んだが、トイレ共同なので程々にして10時にはさっさと就寝。

早朝に起きて川沿いを散歩してからまたお風呂に入りました。朝湯はステンドグラス越しの光が差し込んで美しい。ああ旅先の早起きと朝風呂は最高にいい。

そして庭を見ながらの「お母さんのお惣菜」朝ごはんも大変良きでした。大鰐もやしのお味噌汁が美味し。もやし美味い。
食後にもう一回温泉に入りました。


マジョリカタイルでお湯もいいので是非みなさん泊まりで。もやしも美味しい大鰐へ!

※風呂は人がいない時に、許可を得て撮影しとります。(←書いてみた)

2023年9月


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