チェス第六駆逐3

チェスファンが考えた日本でチェスを普及させる方法【意見募集中】

今回はチェスファンの私がよく思っていた「チェスを日本で普及させる方法」は何かないだろうかと考えたので自分なりに書きました。
日本ではマイナーですもんね。

まず、ここではチェス普及とはなんぞや?というものに対しては「チェスの競技人口を増やすこと」とします。
競技人口とは?ともなりますが、私の中では「チェスを1年以内にプレイした人」だと思っています。


<正攻法は?>

さて、長くなりますので順を追って話しましょう。

私が調べたところ、マイナー競技やマイナースポーツの人口を増やすのは、地域の集団やコミュニティごとに、その地域のニーズから一緒に共生し発展することが正攻法ということらしいです。


<キーワード1:小集団>

1つ目に、地域の集団ってなんぞやと。

子供が競技やスポーツを始めるきっかけの上位に存在するものに、家族や友達など一緒にいる近しい人がやってる競技に影響されやすいというものがあります。
それは、競技自体に体験する機会が場合によってはあって界隈に入りやすい一面もあれば、部活やサークルのように継続して競技を行う場が他の人に比べて精神的に近くにあるのも大きいでしょう。

そもそも友達や家族がやっているというだけで興味がわき、他の競技よりその人がやってる競技の方が価値が高くなることはよくある話だと思います。

つまり、その小集団(ここでいう家族や友達の輪)の中でその競技を行ってる人がいて、なおかつその人と同じことをしたくなるような、競技の価値が高い状態にあれば自然と競技者が増えるのではないかという寸法です。


<キーワード2:コミュニティリーダーの重要性>

次に、地域のニーズってなんぞやと。

例えばですけど、肥満の人が多いからみんなに運動させたいというニーズがある都市があったとします。
某ポケモンGOという実際に歩くことで進めるスマホゲームがあるから、これをこの都市で流行らせることによってみんなの運動不足をどうにかできないだろうか?という解決策を考えたとしましょう。
じゃあ、その都市と某ポケモンGOでコラボ企画をしてこの都市ならではの仕掛けを…となれば、その都市のニーズに合った形でスマホゲームが普及することになりそうで、わりとwinwinになる気がしてきませんか?

つまり、街などのコミュニティ(前述の小集団とは意味が変わるのでコミュニティと書きます)を活発にさせることと競技自体を活発にさせることが二人三脚になりえるパートナーが必要だと考えます。

そこには競技のリーダーの役割はとても重要です。
理想を言うならその競技自体に限らず、あらゆる分野に親交があることが必要でしょう(もしもないのであれば今から作る方向で行ってほしい)。
親交自体がなくとも、競技コミュニティとの交流はもちろん教育機関や競技施設管理者、他の競技の有力者なんかもいいのではないでしょうか?前述の例のようだと地域自治体との交流、スマホアプリの制作企業なんかとも交流はあっていいんじゃないかと思います。

交友関係が広ければ「うちのコミュニティには○○な課題がある…せや、あの人がリーダーやってるチェスで何かできんやろか?」みたいなことがあるかもしれないということですね。

よくある交流のはかり方としては、例えばチェスの大会に他の競技や他の分野、大会会場のある地域の有力者などを招待して、交流やチェスをするとこういういいことあるんですよアピールをする。
そこでニーズ聞きゃあいいじゃないかということですね。

コミュニティが発展して、その派生の小集団でも良い影響が出れば万々歳と。

日本バックギャモン界では日本のチェス有力選手をバックギャモンイベントに招待していて、普及に対して積極的だと感じたので、チェス界でもまねしてほしいです(もしやってたなら申し訳ない)。


<私が思う古い普及方法>

「私が」と書きましたが「私も」がここでは正しい書き方です。
既に多くの方々が言ってる上に私もそう思うという意見。

日本チェス界でもそうだったのかはわかりませんが、これからはもう単独での普及法は古いです。やろうと思った時に場がないことにならないようにすることとしては意味はあるとは思いますが、普及とは違うと思います。
チェスを普及させるためにチェスだけやってればいいという時代ではないということですな。

まだわかるのは仮にチェスだけやるならどこでやるの?というのが重要視されると思います。
相変わらずメディアやネットの力は大きいので、それをいかすならOKだと思います。

しかし、OTBはどうだろう?オープンになっていないことも多く、何やってるかよくわからない閉鎖的な状態ともいえる場合が多いのではないでしょうか?
それも頑張って門をたたいた人に対して「根性のある奴だけついてこい」というような態度ではないだろうか?

これからのコミュニティのリーダー(日本のチェス組織NCSの責任者やその近しい方など)には、どこにニーズが存在して、どの人たちをターゲットにして普及を目指すという把握に加え、その人たちがある程度落ち着く受け皿をできれば用意してほしい。
手あたり次第の数撃ちゃ当たる戦法で行っても、元の数がないのにどうするのということです。


<おわりに>

差し当たっての所は大会以外のわいわいできるようなチェスイベントみたいなのを作って、他競技や各界有力者を招待して交流に励んだらいいのではないだろうか。
そこから始まって、のちに商談とかが出るのが理想ですけども。

チェスは一人ではプレイできない。人と人とのつながりを大切にして普及を目指す。
理想論かもしれませんがそうあってほしいと願います。

まとまっていない上に結局人任せの方法しか思いつかなかったのですが、最後まで読んでくれてありがとうございます。

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