ザ・トライブ
2015年公開のウクライナ映画です。
以下に予告編のリンクを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=61Mi1bvxcsA
この作品、台詞は全部手話です。字幕はついておらず、なにを話しているのかわかりませんでした。しかし、観ているとなんとなく、どういう感情を伝えようとしているのかはわかります。むしろ、常に字幕を目で追っている普通の作品よりも、きちんと作品と向き合っていることになるかもしれませんね。
作品そのものは、一種のサスペンスです。それはそれでスリリングなのですが、この作品の良さは全体を貫く冷たい空気感や、整った構図など、どれもこれもきちっとした作りになっているところが好きでした。
おおげさな言い方をすれば、キューブリックの「2001年宇宙の旅」にも通ずる冷徹さがあるのです。
「2001」の予告編は以下です。
https://www.youtube.com/watch?v=hOlrxxPoyn4
キューブリックの意志をついだ監督だと思うのですが、次回作はまだなんでしょうかね。
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