華氏119
マイケル・ムーアによるドキュメンタリー映画。
アメリカ大統領選の裏側を取材する。いろいろな汚職や力の奪い合いであれもこれも薄汚いことばかりでうんざりしてくる。
陰謀汚職内幕ものが好きな人は楽しめると思う。
基本的に共和党が悪者にされてるが、マイケル・ムーアは民主党を支援しているのか。ただし、オバマ大統領への失望なども描かれる。
トランプ大統領と、ヒトラーを重ね合わせ、アメリカが陥っている状況を危惧する。
視聴者は、マイケル・ムーアの主張を信じている。だからアメリカはめちゃくちゃだと思うし、トランプ大統領はヒトラーだと思う。この映画こそがバイアスのかかった宣伝でもあるのだ。
映画というメディアの力を信じているマイケル・ムーアの熱意を感じ取れる作品であるとともに、大衆が彼の主張を全面的に信じてしまうことのおそろしさを感じ取れる映画でもある。
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