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庵野秀明展

会場内の区分けとしては、
・子どものころに影響を受けたコンテンツ
・学生時代の作品
・社会人の最初のころ
・ガイナックス時代
・エヴァ
・これから
といったところ。
全体として、庵野秀明は子どものころからずっと同じことをやってきたのか、という印象を受けた。
学生時代に作ったアニメと、その後の作品で、構図や間の取り方が同じだった。これは、なかなかおもしろい。
子どものころに影響を受けたものは、いろいろな戦艦とかが飾ってあったのだが、小生はリアルタイムに接していないというか、夢中になっていなかったので、資料を眺めている気分だった。
ちなみに、このコーナーには仮面ライダーやウルトラマンもいろいろあった。宇宙戦艦ヤマトやガンダムにも夢中だったようだ。ということは、シン・ヤマトとシン・ガンダムも作るのかな。
個人的には、チャイナさんの同人誌みたいのも飾ってあったので、「シン・チャイナさん」が観たいけれど。
展示としておもしろくなってきたのは、「王立宇宙軍」あたりから。これは、展示が悪いというよりは、小生がはじめてガイナックスの作品を観たのが「王立宇宙軍」だったからで、資料などを観て、おもしろいと感じた。やはりこういうアーカイブ的なものは夢中になった体験がないとおもしろくないのだろう。
展示を観ていて、庵野秀明の人生のいろいろな部分がほかの作品につながっているのがわかった。これは、エヴァを観ていて、作品のいろいろな部分で、細かい要素がつながったりするのを発見する面白さに似ていた。庵野秀明は、こういう紐づけのおもしろさを作るのがうまい。
子どものころから、映像的なことを続けていれば成功するかというと、そうではないのだろう。それはどれだけのめりこんで作るかというのが重要だ。ただやっているだけではだめなのだ。
なんというか、子どものころから料理をしていても、シェフとして成功するわけじゃなくて、本当にのめりこんでいなければ成功はしない。ということだと思う。
それにしても、シン・エヴァの最後にでてきたのは「碇ユイ」かと思っていたのだが、「綾波レイ」だったのか!というのは驚きでした。解釈を修正しなきゃならんかもしれない。

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