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小説:風景の記憶

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#記憶

第16回 正しくないことが正論になることだって、ある。

 洋介は日が暮れてからマンションに戻った。酒の匂いをぷんぷんさせていた。ふらふらしながら…

第9回 虚ろな真理子

  果穂から預かった風景はさいごの風景ではないから、喜びなんか見出せない。  生きてい…