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すごく結婚がしたかった私とそうでもなかった彼が築く未来。

現在、私にはイギリス生まれロンドン育ちの彼がいます。あまり彼のことを綴る場がないのですが、記録までに2021年12月から2022年の2月末ごろまでに話し合って、今日やっと腑に落ちた気持ちを残します。頭ではわかっていることも腑に落ちるまでは時間がかかります。今やっと頭と気持ちが同じ地にに立っているなと思えるので自分の気持ちを観察していくことにしました。付き合って1年と少し、基本的に平和で穏やかな毎日でとても大きな愛をお互いに抱いていますが、大きな山を越えた・越えてる最中です。

気持ちと寄り添うことに決めたきっかけと前情報

私は今ヘルシンキに滞在中で、アアルトの花瓶を探しにアンティークショップ間を歩いてる際、たまたま結婚式に遭遇したことをきっかけにこの文章を綴ることにしました。というのも、なんとなく立ち止まって花嫁さんと花婿さんをボーッと見てると涙が出てきて、その時初めて「彼とすごく結婚したかったんだな」という気持ちを認めることができたように思えます。

パートナーシップを結ぶことに決めたのが今年の1月でそれを破棄することにしたのが2月14日バレンタインデーでした。付き合ったのが2021年の6月だったので、付き合って半年でパートナーシップを結ぶことはどうも彼にとっては負担だったようです。私自身としては彼とこれからも一緒にいるため(同じ国にいるため)の手段の一つとして捉えていたのであまり大きな責任を感じるよりかは、これからも一緒に同じ空間・国にいてこれまで通りに生活していけるのであればパートナーシップを結びたいと思っていました。私のビザの事情だったし、私のエゴが強かったように思えてとても反省している反面、これをすれば一緒にいられるのにな、とやっぱり自己中心的な考えがグルグルと交互に襲いしばらく平然を装いながらも落ち込みました。その頃から、私はビザが欲しくてパートナーシップを結ぼうとした悪い奴、というラベルを自分に貼り付けて、「本当に結婚したかったの?」と聞かれても強がって「いや、違ったんだと思う」と話すようになってしまったからです。

パートナーシップを結ぶ提案をしたのも破棄を切り出したもの私からでした。

「ビザが切れたら一緒の空間に入られなくなる・ビザさえあれば一緒にいられる、これからも一緒にいたいので私とパートナーシップを結んでくれませんか」とある意味プロポーズをして、返事をもらい、私は次なるステップについて色々とリサーチを進めていきましたが、どうも彼の様子がおかしいなとなんとなく察していました。家族や友人にパートナーシップについて話す時、全然嬉しそうではなかったのがジワジワと伝わってきたからです。

2月14日、私たちはColombia Flower Marketへ新居に飾る植物やお花を買いに出かけました。11月から同棲を初め、やっと部屋が私たちらしくなってきたなという頃です。カフェでコーヒーと共に話合いを始め、私からパートナーシップに関して本音を聞かせて欲しいと切り出し、「やっぱりまだ早いんだと思う。まだ何かを誓えるような気持ちではないけど君を傷つけたくない、正直どうしたらいいのかわからない」と伝えられました。見て見ぬふりをしてそのまま突っ走るか、一回エンジンを切るかで悩んだ末、私から白紙に戻そうと切り出しました。お互いに対しての愛は変わらずだったのそれでも交際は続きました。

それから半年、別れの危機

6月に入った頃、「これから20代も後半、子供が欲しいという願望を尊重するとダラダラとと付き合うのは時間を無駄にしているのではないか」と私は彼との将来に関してとても悩むようになりました。何かあれば正直に打ち明けるオープンな関係を保つため、その時の気持ちを率直に伝え、彼と将来に関しての話し合いをするようになりました。国際遠距離になるし、これからに関して不安だと伝えると、彼からの返事はとてもシンプルで、「将来に関してはわからない、約束できない」の一点張りでした。そこまでシンプルな答えをもらうと顎も落ちるし、涙も止まる。おそらく全読者が「別れた方がいい」と思うだろうし、親友からも「私だったら別れる」と言われました。ただ彼は「結婚願望がない、子供はいらない」と言ってるのではなく「まだ時期じゃないだけ」と深掘りしていくうちにやっぱり全て「今・現在は考えられない」ということをきちんと理解し、別れは免れました。「結婚願望がない・子供いらない」だったら、さっさと切り上げて別れていたのは言うまでもありません。

私たちが築く未来

私と彼はこれまでもとてもいい関係でしたが、これからもいい関係であり続けられるように感じられます。日本で頑張りたいことがある私とイギリスで頑張りたいことがある彼。お互い距離はあるものの支え合える気がします。遠距離に関してもとても悩みましたが、やってみないとわからないし、やってダメなら方法を変えてみればいいのではないか、一つの答えを今出して、それに縛られているよりも柔軟に関係を育てていければいいのではないか、と前向きに捉えられるようなりました。今、私たち自身の関係を諦めてしまうには勿体無い、私が最も素でいられて、生きてるだけで全肯定してくれる人に出会える機会ってそうなかなかないのでは?と思うと簡単には答えは出せません。

これから2人はどうしていくの?と言う質問をいろんな方から頂きますが、これに関しては「わからないです」でしかないのですが、「前向きです」と答えるようにしてます。わからないけど前を向いて進んで行った先にある未来にあるサプライズを楽しみたいと思います。

これから国際遠距離になるのでこれまで行ったことの無い国へ出かけてみたりしながら関係を続けたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。




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