恋愛事情-ビアンとDV被害者-

前回の私がモラハラDVクソ野郎(女ですけど)である、というカミングアウトした記事にイイネが付いていた事に驚きました。

今回も、そんなお話をしたいと思います。

⚠️今回もDV.モラハラについてです。
私自身が被害者であり、加害者でもあります。その為、加害者側の話に気分を害される可能性がある方は観覧をオススメしません。⚠️
前回よりかは、マイルドなお話です。私の被害者時代の心理描写がメインです。


私のDV歴を振り返っていきたいと思います。
幼少時代…カルト宗教(エホバの証人=JW)の教えにより、親に逆らう事が悪とされて鞭を振るわれる。
両親の精神疾患によりネグレクトされるも、小学校低学年から掃除、洗濯、炊飯を姉と2人で分担させられる。もちろん、毎日こなさなければ鞭が振るわれる。
母親の機嫌を損ねる、JWの週2.3回、1〜2時間ある集まりで話を聞いていない、落書きをしている、集中しない、小学校で証言をしない、等の理由でも鞭を振るわれる。
テレビ、ゲーム、マンガ、友達作りは全て禁止。
よって勉強するも褒められた記憶はない。

学生時代…親の離婚、JWからの離脱により鞭からは解放される。反抗期という名の親への不信感と憎しみが爆発しかけ、夜遊びなど始める。当時付き合っていた彼氏(FtMの彼)に本命が居ることがバレる。
そこから過度な束縛、DVへ発展し喧嘩すると常にどちらかが暴力的になる。軟禁状態であるものの依存心が強すぎて別れられず。
数年経ってから、彼の言動に対する理不尽さが限界となり破局。その後に付き合う彼女へはDVしないものの、彼氏が出来るとDVをするようになる。ちなみに、心身ともに男性に限ります。

振り返ってみると、見事に暴力で支配された人生ですね。なんなら、大人になるまでネグレクトなどの虐待は他人事で自分がされていたと自覚すらしていなかった位に感覚が麻痺ってます。
なので、彼にDVされていた時もDVだと思っていませんでした。

暴力的だな、とは思っていたけれども、
毎回DVされる時に決まって言われるんです。
「最初に裏切った、俺に本命の存在を隠して
信用できなくなる様な事をしたくせに!
信用したいのに約束を破るから!!」
そう言われ続けると、
『確かに信用を裏切ったのは私だな』
となるのです。

彼がDVをするときは
私がルールを守らなかった時。
もう、それは躾と同じレベルですよね。
付き合っているのに。
そのルールというのが、

・外出時はリアルタイムで申告
・電話やメールは即座に返信
・SNSは常時監視
・メールなどは常に閲覧可能状態
・友達と遊ぶ時は相手、開始時間、場所、帰宅時間を事前申告し許可制
・申告した場所以外に移動する時は即刻連絡
・外出出来るのは彼が仕事中のみ、彼の帰宅時間には既に在宅する

それに加えて

・アルバイト禁止
・クラスメイトでも男の子と連絡先交換禁止
・男の子がいる飲み会は参加禁止
・友達の彼氏でも接触禁止
・友達、友達の彼氏、と3人で出掛けるの禁止
・男の子の連絡先は全削除
・学校帰りに事前申告せずの寄り道禁止

彼とは高校生〜大学生までお付き合いしていたので、大学へ入学して飲み会ウェーイ!みたいな経験が全く出来ませんでした。
父親の家へ行くと申告して帰宅時刻が20〜30分遅れた時は、激昂して髪の毛を掴まれ息が出来なくなるほど殴られました。

彼とは私の母親と姉がいる実家で同棲していたからか、絶対に顔や腕、脚は殴りません。
あざが見えない、跡になりにくい、お腹や背中を集中的に攻撃します。
姉や母にバレたくない一心で声を殺す私の髪の毛を鷲掴みしにして容赦なく部屋中を引き摺りまわします。

いくら女の子といえど、男と間違われるほど体型もガッシリしていて、喧嘩慣れしている相手。
かたや怒鳴り声にパニックを起こして、洗脳されている上に怒り狂う姿をみて硬直する私。

反撃どころか言い訳すらも状況が悪化するだけな事が刷り込まれているので、ただただ頭を守って、謝って、相手が正気に戻るのを待つばかりでした。

髪の毛を掴まれて馬乗りになって背中を殴られ続けた日は、背中一面が即座にアザだらけになって、仰向けで寝る事すらできません。
翌日は予定があったので、無理して出掛けたけれども椅子に座っても、背もたれへ体重を掛けることすら出来なくて、息をするのも痛い位でした。

もちろん、SEXで乱暴に扱われる事もあって、ずっと謝って痛みに耐えていました。



ただ、束縛されDVされ、それでも
「愛してる」
その一言に飢えていたのだと思います。

どれだけ母親に叩かれても冷遇されても
「愛してる」だなんて言ってもらえなかった。
常に存在を、価値を否定され続けて
母親が求めるレベルの子供を演じて
失敗して、また叩かれて放置されて。


「愛してる」証として暴力を振るうなら
私は我慢できる。身体の傷は癒える。

だから「愛して欲しい」

暴力よりも無関心な事が今でも耐えられないのは
きっと私は心底憎んでいた母親に
心底愛して欲しかった結果だと思います。

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