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ロバータ・フラック永遠に
日本の一部の音楽愛好家の中では
Killing me softly
Feel like makin’ love
が心にループする。
音楽家・歌い手のRoberta Flack が亡くなったということです。
私も彼女の音楽に憧れる一人で、彼女の音楽的なピリリとしたものを感じつつも、女性の歌として花開いた録音を聴き惚れて来ました。
彼女の女性らしい、一歩引いたような表現は、盟友の Donny Hathaway の存在によるところも大きかったのではないかと、勝手な妄想をいたしております。
ダニーの押す歌。
男らしい仕上げ方に、音楽的に優れた彼女は、大きな女神的視点へと退かずにはいられなかったのでは?なんて…
他の関係者を知らないので、ほんとにただの思いつきです。
それに、第一線で活躍していた彼女は、常に押したり引いたりの加減を楽しんでいたのではないかな、と感じたりもします。
それを支えていたのは、彼女の確かな音楽の資質だったのではないかと思われます。
十五歳で大学に進学するほどの才女だったのだとか。
話はダニーとのデュエットに戻りますが。
若い二人が一緒に演奏し、歌うところを見聴きすると、ロバータも少し押し気味な感じがしました。
まだ若い、青リンゴのような。
しかし、冒頭にあげたような彼女のヒット曲は、女性として成熟した感じを受けます。
素晴らしい音のYouTubeを見つけましたので
こちら、どうぞ。
Roberta Flack ~ Feel Like Makin' Love 1974 Soul Purrfection Version
冒頭に、インストゥルメンタルでひと回しするのが、ニクイな〜。
焦らされつつも、音楽を作る(=その場で演奏する)人間に許された、遊びの愉しみを感じて堪らないです。
私は、この時代の音に憧れて…
なんとかならないものかと。
策もなく、一人作詞作曲などしながら過ごし、その中で私はアフリカンダンス&ドラムに嵌ったのでした。
今はもう、今出来ることをする、ですし。
ただ…この時代に生まれたことは、音楽的には幸せだったなと感慨に耽っているところです。
🙏