2022年5月11日の読売新聞より
磯田道史「古今をちこち」「戦国時代に「地球は球体」」
〈信長は地球儀を皆にみせ、家中の意識改革を図った。(…)信長だけが天才で宇宙論を好み、地球が球体だと理解したのではない。これは戦国時代の日本人に共通した特徴だ。〉この話、面白いわ~。
だから、イエズス会は布教の戦略として、日本人に宇宙論を提供したとの平岡隆二の説も紹介している。ただ、信長はそうした宇宙論は喜んだが、キリスト教が説く、神や霊魂は信じなかったらしい。
〈信長は「来世はなく、見える物以外には何ものも存在しないことを確信して」いた。(フロイス「日本史」)〉信長のこういうところに興味を惹かれる。ある程度戦国時代の人に共通の性質だったのか…?フロイスの「日本史」も一度通して読みたい。
2022.5.11.Twitterより編集再掲