『短歌往来』2019年11月号
①江畑實「『水葬物語』の生成」 同人誌発表の塚本邦雄初期作品を追う。俳句で構成したソネットにも触れていて面白かった。俳句が脚韻を踏んでいて斬新。脚韻って今でこそ歌詞に多用されてるけど。
②坂井修一「連載㉘」〈先のリルケの詩を訳したのは高安国世であった・・・人間の心の最も純粋なところが発する悲鳴にも似た美しい詩句・・・〉。ある時代まで、ドイツ文学は青春時代の必読書だった。またその受容において、高安国世は大きな役割を担っていた。
③ドイツ文学ではないけれど、萩尾望都の漫画『ポーの一族~小鳥の巣』や『トーマの心臓』は本当に「ヘッセ的」だと思ったな。
2019.10.31.~11.2.Twitterより編集再掲