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全自動わたあめ機の話


こんにちは。
手ぶら旅行を実現するサービス『スマートトラベラー』を展開している幸野です。
旅行の最後に、着た服をホテルのフロントに渡せば、後日洗濯してご自宅へ届く『旅アトの贅沢』を提供しています。これが、現在地です。

現在、『スマートトラベラー』は沖縄限定、利益はまだ不十分です。
しかし、このサービスが旅行の未来を楽しくすると信じていて、別のサービスの利益を『スマートトラベラー』の展開に回しています。

今日は別事業の『全自動わたあめ機』の話

全自動わたあめ機とは、次世代型わたあめ機でなんと500円でロボットが
わたあめを作ってくれる機械です。現在、わが社は、現在4台を自社で運営し、もう1台はトラブル時のサポート対応を請け負っています。

ものすごく優秀な機械ですが、トラブルが多い機械でもあります。

今日はトラブル対応のお話です。

朝7時30分にある商業施設に入り営業準備。
11時頃突然わたあめが綺麗にできなくなった。
よく見ると、通常、回転するはずのわたあめスティックがしていない。

ロボットアーム



全自動わたあめ機は、ロボットアームの先端でスティックを回転させながらわたあめを巻き付けていく。回転しないとわたあめが、スティックにちゃんと巻き付かない。今回、購入したわたあめ機は、これまで経験したことがないトラブルが続いている。これまでに経験から故障しやすい部品は予備を購入しているが、今回の部品の用意はできていなかった。メーカーからも最新機種は壊れにくいから予備はあまり不要と言われていたということもある。

ただ、

私は、この事業を開始して丸3年。5台のわたあめ機で1000回以上は修理している。だから、全自動わたあめ機の直し方は分かっている。

それは、直るまで腹くくってやる。
これは、これまでの経験から学んだこと。
だから、必ず直せる自信がある。

全自動わたあめ機は海外で製造しているため、現地のエンジニアとのやりとりはWeChatを使用。(WeChatには翻訳機能がついているので中国語が分からない私でも対応ができる。便利な時代。)

修理している間、多くの子供達から今日中に直りますか?
という質問をいただいていた。
『頑張るね』とだけ伝えていたが、子供の夢を壊したようで心が痛む。
このテーマパークに何度も来園できる子供は少ない。
だからその日中に直さないと意味がない。
子供が悲しむ顔みて毎回そう感じる。

デバイスを交換してみたり、配線を変えたりテストする。
メーカーのサポート担当者も原因が分からないらしい。
そのような時はトラブルの可能性となる部品を一つ一つテストしていく。
時間は掛かるが仕方がない。
この事業を開始した当初は、どう対応して良いかまったく分からず、朝から夜中まで修理していた。終電なくなりタクシーで帰る日もあった。

今回も時間を要したものの故障していた部品を特定し交換する対応となりました。

全自動わたあめ機は、スマートトラベラーを世にだすため、会社を存続させるために始めた事業。

ですが

全自動わたあめ機が多くの子供を笑顔にできる事業ということがわかり、スマートトラベラーと全自動わたあめ機の両輪で会社を運営していくことになりました。


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