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雑多な本棚

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2020年3月の記事一覧

あなたとみた春を想いだせない

「忘れる」とは、生きていく上で必要な機能だ。 一年前の今日何を買ったとか、先週の金曜日のTO DOリストとか、昨日通勤路ですれ違った人の服の色とか。そんな些細なものごとを覚えていられるほど、私たちの脳みそにはスペースがないらしい。 積み重なっていく日常には、忘れていいことのほうが、たぶん多い。だから、重要なメモリーの保管場所を確保するために、些細なものごとは「忘れる」のだ。 今までにこの目がみてきた色は、一体どのくらいあるのだろう?この肌が感じてきた風の種類は?この口か

"あがり”たくなったら"一回休み”を

20歳を目前に死のうとした人間の提供でお送りします。 私は、現在25歳の人間である。もっと言うと今年の11月に生誕26周年になる。ざっくり言うとアラサーである。そして特に何者でもない。どこにでもいるような居酒屋店員である。最近はメロンパンとココナッツサブレにハマっている、いたって一般的な一般人だ。 さて、私が20歳のときは何をしていただろうか。思い出してみると、これといった記憶がない。実質的に一回死んだ直後だったから。 「20歳」という概念に怯えていた。 大人になるの