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寂しくない秋を感じられた、ぬくもりの言葉【白杯】

え、暗い・・・。

顔色ではありません。
心でもありません。

秋の日の短さに驚くのです。
毎年。

夕方、外を見て。

こんな時にふっと思い出す詩があって。


落葉  
ヴェルレーヌ 上田敏 訳

秋の日のヴィオロンの
ためいきの身に染みて
ひたぶるにうら悲し

鐘のおとに胸ふたぎ
色かへて涙ぐむ
過ぎし日のおもひでや

げにわれはうらぶれて
ここかしこさだめなく
とび散らふ落ち葉かな


※ヴィオロンはバイオリンのこと。

これはほとんど「意訳」とされています。

でも私は、この音の響きが好きで。

どこか遠くから、かすかに聞こえるバイオリンの音。

ため息。

寂しいような、悲しいような。


秋の感じがあまりにも、よく出ていて。

最後の「とび散らふ落ち葉かな」に、胸がシュッと締められて。



でも秋は寂しいだけではなくて。

寂しさも包み込むような、温かさもあって。

この企画に参加させていただいて、感じました。

下手なりに楽しくて。

教えていただくことも多く。

ゆずさんに「ゆず賞」で選んでいただけて、感激!

選んでいただいたのは、「育児」の句です。

 弁当のすみに残りし芋ひとつ 

お弁当箱の句を詠みました。残っていると、少し悲しくて、息子の体調を考えて。

届いて、うれしいです。

他の方の俳句も、すてきです。

なんと今!

予選ラウンドの投票をやっています!

参加していなくてもOK!

いいのは、俳句は短いので数があっても、読めてしまうこと。
もちろん、じっくり読んだら、その方がいいのですが・・・。

でもさらっと見ても楽しい。

予選ラウンドで票を多く集めた句が、進んでいくそうですよ。

なんと全部で516句も集まったそうな。

その中で厳選された48句。

おお、すでに10分の1以下に。

私はすでに投票しました。

ほう、とか、おお、とかいいながら。
楽しく悩みながら。

よかったら皆さんも、見てみて、投票してくださいませ。

私の句も、ひそかに残っておりました。

ありがたく、うれしく。

でも、それは関係なく😆

読むと、なんともぬくもりを感じるのです。

悲しくない、寂しくない、秋を感じる、みんなの俳句大会「白杯」です。

衆院選選挙のあとは、こちらにどうぞ💕

11月1日19時までです!


※イラストはおくちはるさんからお借りしました。ありがとうございます。

ありがとうフルーツ




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川ノ森千都子(ちづこ)☘️モノカキスト
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