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【智頭の林間学校】浮造りスタンプ作りワークショップ体験レポート

こんにちは!
クレコ・ラボの智頭研究所です。

今回は廃校活用キャンプイベント「智頭の林間学校2024」にて開催した
浮造りスタンプワークショップについて体験レポートを書いていこうと思います。

智頭町にて家具、道具、民具の製作・修理修繕を行われている「九十九製作所」の高橋さんを講師にお迎えし、実施した浮造りスタンプワークショップ。
まずは浮造りとは何かについてご紹介していきます。

浮造りとは?

浮造りは木の板の柔らかい部分を削り、硬い部分を浮き出させる木材加工の技法の一つです。
専門用語で柔らかい部分は「夏目」、硬い部分は「冬目」と呼ばれています。
このように硬さの違う部分ができるのは季節による成長度の違いによるものだそうです(夏は良く成長するが木目は柔らかく、冬は成長できない為硬くなるのだそう)

浮造りスタンプワークショップについて

今回のワークショップでは前述の浮造り技法を用いたスタンプ作りを行いました。ワークショップは「あぶる」・「みがく」・「スタンプする」の3つの工程で進めていきました。

1.あぶる

まずは自分の気に入った木目の木を選び、表面をあぶる作業から。

まずは自分の好きな木を選ぶ
木の表面が真っ黒になり、少しつやが出るまで炙っていきます。

2.みがく

充分、木の表面をあぶったら次はみがく工程です。
高橋さん曰く、「みがくときは水に浸けながらみがくと炭が飛びにくくやりやすい」とのこと。

金たわしで表面を磨く

しっかりと冬目が浮き出るようにみがいていきます。
ここまで出来ればスタンプの準備は完了です。

3.スタンプする

出来たスタンプに墨汁をつけ、木の紙にスタンプしていきます。
今回の墨汁は色が付きやすいように粘度を出すための小麦粉がプラスされているとの事。

バレンも使い、しっかりと押す
時には協力プレイも

さてどんなスタンプになったのか…

4.完成

木の紙の木目に浮造りスタンプの木目が重なった面白い作品が出来上がりました。
インクの量、スタンプと紙の押さえ加減によって同じスタンプでも様々な模様になっています。

まとめ

今回はキャンプイベント「智頭の林間学校」にて開催した浮造りスタンプワークショップについてご紹介していきました。

クレコ・ラボ智頭研究所では「森と人を繋ぐお手伝い」をミッションに今回のように木に触れ、学び、楽しむワークショップを度々開催しています。
ご興味のある方はこちらのnoteもチェックしてみてください。

クレコ・ラボ智頭研究所 過去に実施したワークショップ

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