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そのダイヤの指輪、今つけないでいつつける!?

私、20代の頃に、エステサロンで半ば強制的に勧められるままいろんなアクセサリーを買っていました。その中でも一番高かったのが、ダイヤモンドの指輪です。(もちろんクーリングオフの説明は受けています。)

ネックレスもピンキーも買いましたが、一番高かったのが、一つ石(ダイヤモンド)の指輪でした。

引っかかりの少ないデザインが特に気に入ったのですが、正直完済するまでに何年もかかりました。そして、その支払いを機に、きっぱりとそのエステサロンからは足を洗いました(笑)
 

20代の自分にとってのダイヤモンド

まだ社会人としても大した経験を積んでいなかった自分には、ダイヤモンドは恥ずかしさの象徴でもありました。

「わー!ダイヤモンドの指輪つけてるの!?」

そんな声を聞くのも嫌でした。 

ただ、こっそりと演奏会の時にはつけて、またすぐに箱にしまっておくという感じでした。

まだその頃は、少しブカブカだったので、指の付け根でクルクル回ってたことを良く覚えています。


30代の自分にとってのダイヤモンド

30代に結婚しましたが、もらった結婚指輪は自分の指輪と比べると、かけらのようなダイヤモンドしかついていませんでした。

それでも、とりあえず「結婚した」ということだけに満足して、やはりあの一つ石の指輪は大事に箱にしまったままにしていました。

でも、結婚生活は思って居たようなものではなく、義務を片付ける毎日を経るうちに、だんだん自分のキラキラしたものが薄く、薄くはぎ取られていきました。


40代の自分にとってのダイヤモンド

気がつけば40代。社会的に見てもいいお年頃♡

ついにあの指輪を毎日つけるようになりました。

「こんなにしっくりくる指輪だったっけ??」

と自分で驚くほど、きつくも緩くも無い指輪。

しかも、どこに行っても違和感のないデザイン。

指輪は、少しずつ私に自信を取り戻してくれました。


指輪がつけてくれた自信

単に、昔買った高価な指輪をつけただけです。

でも、確実に

  「私の人生、いろんな事があったし、
   自分の力で乗り越えてきたじゃないか!

   英語も出来ないくせに、いろんなコミュニティに首を突っ込んで
   沢山の人脈を築いてきたのは自分じゃ無いか!

   見よう見まねだけど、レシピさえあればどんな料理も作れたし
   図太い神経と昔の経験で寿司教室もやったじゃないか!

   フルートは大学を卒業するレベルだし、三味線だって弾ける。
   浴衣くらいなら自分で着られるし!
   
   パンだって焼けるし、カナダで左ハンドルの車だって運転している!
   子どもの学校の用事は全て自分がやっている!

   何でもできているじゃないか!
   何も出来ない事は無い!
   自信を持つんだ。
   1人の女性として誇りを持て!」

と指輪が励ましてくれいるような気がしました。


自分が決めれば、そこからがスタート!

最近は、noteで目覚めた「ライティングっておもしろい!」をもっと昇華すべく、勉強しています。

さらにライティング熱は、オンラインのライティング講座(ものキャン)にも応募する勇気につながりました。

これらは、全て「人としての自信」を取り戻したからこそだと思います。


将来の夢

ライティング講座を受講したからと言って、すぐに電子書籍が出せる訳でもないし、それがものすごい収入につながるわけではありません。

でも。。。もし、自分と子ども達の生活が安定させることができれば

その次は、地域の移民センターのスポンサーになりたいです。

これからも、世界中から移民がドンドン来るなかで、私たちのように英語の不自由な子ども達も少なくないでしょう。

また、大人の中には、私のように教育の経験のある人もいるでしょう。

そういう人たちが、母国語で子ども達の勉強をサポートする事が出来たら
どれほど子どもの家族は安心できるでしょうか。

そういう大人と子どもの活動資金を集めたいのです。


就職氷河期以降、「成功」体験のない自分にとって、これは大きな賭けでも
あります。

でも、『町の移民の未来は私のがんばりにかかっている』と勝手に信じて
指輪と一緒に頑張りたいと思っています。



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