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第7回 知財若手の会 ~若手で語る「今年の学び」~を終えて(12/2 15:00~18:00)

※本記事はLeXi/Ventブログの再掲です。
作成者:あや

はじめに

こんにちは。知財若手の会の運営です。
12月2日(土)に知財若手の会の第7回のイベント(若手で語る「今年の学び」)を開催しました。イベントの振り返りと今後の活動についてお話しします。

知財若手の会は「若手」で語る知財をコンセプトとして活動しており、イベントを中心に若手同士で語る・発信できる場を提供することが目的です。詳しくは以下の記事をご覧ください。


第7回 知財若手の会について

今回は知財若手の会2回目のオフラインイベントで、知財若手の会のプラチナスポンサー株式会社知財塾様との合同イベントです!
会場は、知財塾の代表取締役の上池さんの複業先である東京日本橋のサイボウズ株式会社様のオフィスをお借りしての開催でした。

今回は若手で語る「今年の学び」をテーマ若手LT枠を10名分設け、その他一般参加していただいた方と運営を合わせ、40名弱での開催となりました。

イベントの前半は知財塾について紹介させていただいた後、登壇者10名による若手LT会を行いました。後半は、自由形式での交流会の時間を設けました。


プログラム紹介

  • 開会挨拶・知財若手の会の紹介(10分)

  • 知財塾の紹介(15分)

  • 若手LT会(1人5分×10名)

  • 自由形式での交流会(75分)

  • 閉会挨拶(5分)


知財塾の紹介

まず初めに、知財塾の代表取締役である上池さんから知財塾の紹介をしていただきました。

知財塾とは、教育事業人材紹介事業イベント事業を営んでいる企業様です。「すごい知財EXPO」や「特許の鉄人」も開催されており、このブログを読んでいる方でも参加されたことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか?

知財塾の概要についてお話しいただいた後は、「キャリアとスキルの考え方」というテーマで講演いただきました。以下のポイントで、スキルを身に付けることの必要性についてお話しいただきました。

  • 得意なことを増やし、仕事をしていく上での「生きがい」を見つける

  • 自身の労働力の品質を向上させ、人材市場における価値を高める

  • 生存戦略の一環として、キャリアの選択肢を増やす

こちらのプログラム中にピザが届いたので、運営から参加者の皆さまにピザのサーブをさせていただきました!

上池さんのお話を受けて、スキルは実務の中でもある程度身に付くものですが、体系的な学びや効率的なノウハウの会得については実務の中では得がたいことが多いように思いました。
仕事をしていく中での「生きがい」というお話もありましたが、自らの興味があることを学んで視野を広げていくことや、色々な経験をして自信を付けることが、キャリアや人生の満足度を高めていくためには重要になってくるかと思います。

私は知財実務に興味があるものの転職にまでは踏み切れていないのですが、知財の業務の雰囲気を知るために良いのでは?と思っており、知財塾のサブスクリプションコースがとても気になっています!


若手LT会

若手LT会では、1人5分の持ち時間・投影資料の作成有無自由で「今年学んだこと」をテーマにLTをしていただきました。
10名の方にどのようなLTをしていただいたか、簡単にご紹介させていただきます。

1人目:玉利さん@PatentAMUSE
玉利さんには「知財活動のプロセスで生じる価値」というテーマでLTをしていただき、自社の製品の技術についてご説明いただいた後、実際にご自身が社内で推進した知財活動のプロセスについて語っていただきました。
「知財」の抽出・言語化のプロセスを通して、研究開発そのものを加速する活動にすることの重要性が今年の学びとのことでした。

2人目:沼澤さん@shussuechouchou
沼澤さんには「知財弁護士との協働について」というテーマでLTをしていただき、M&A、スタートアップ投資、スタートアップとの共同開発・協業の場合にどのような業務内容および協業が考えられるかを具体的にご説明いただきました。
LTの中で、「僕らが若手ではなくなるのはいつか」というお話もありました。知財若手の会では35歳以下と若手と定義していますが、イベントにご参加いただいている方の中にはすでに若手からステップアップされている方もいらっしゃるのかもしれません。

3人目:2213さん
2213さんには、企業知財で働いて3年目となったご自身の学びについてお話いただきました。技術者の方との関係についてもお話があり、業務を遅滞なく行っていくことの重要性についても言及されていました。
関西から関東に上京し、コミュニケーションスタイルや距離感・文化の違いにカルチャーショックを受けたというお話もありましたが、LTのオチのつけ方などに関西人ならではのユーモアさがあったように思います。

4人目:上池さん@mutsumimemo
上池さんには「好きなゲームジャンルからみる仕事との相性に関する一考察」というテーマでLTをしていただき、RPGやシューティング、アクション、恋愛ADVなど、好きなゲームジャンル別に、それぞれどのような仕事が向いていると思うかという考察を語っていただきました。
ゲームの得手不得手があるのと同じように、仕事の性質によっても得手不得手があることから、仕事も色々とチャレンジしてみることで自身が得意なことに出会えるのではないか?というお話があり、とても斬新な切り口でのLTで印象的でした。

5人目:rokawaさん
rokawaさんには「英会話コーチングに100万円突っ込んでみた」というテーマでLTをしていただきました。
英語を勉強するに至ったきっかけから始まり、どのような観点で英語の勉強方法を決定し、どのようなサービスを利用したか、そして、その結果英語力がどのくらい伸びたかについて語っていただきました。
タイトルから引き込まれ、大変分かりやすいご説明で興味深く聞かせていただきました。結論としては、英会話コーチングは3ヶ月がおすすめとのことです。

6人目:ゆずなほさん@onomatopen23
ゆずなほさんにはご自身の私生活で、今年始めたこと今年できたこと今年伸びたスキルについてお話しいただきました。
今年最も伸びたスキルは「自己対話力」とのことで、LTの中での「自分と対話していますか?」という問いかけはとても印象的でした。
ゆずなほさんの今後の展望は「人生最高の1年を更新し続ける」とのことで、エネルギッシュさを感じる発表でした。

7人目:ばーさん@patent_bodymake
知財若手の会の運営のばーさんもLTに登壇いただきましたが、今回のイベントのため関西から東京までお越しいただきました!
自身の悲しい経験から、人に覚えてもらえることの大切さを語っていただき、「目立つことの重要性」についてお話がありました。
イベントにご参加いただいた方にしか伝わらないかと思いますが、イベント当日のばーさんの服装は大変目立っており、説得力のあるLTだったのではないかと思います。

8人目:石井さん
石井さんは今年特許事務所から専門商社の企業知財部へ転職されたということで、転職に関する今年の学びについてLTをしていただきました。
転職後の企業での知財部での業務についての気づきや、ご自身のこれまでのキャリアや育休明けの状態での転職活動に関する学びについてお話しいただき、女性ならでは切り口の発表が印象的でした。

9人目:草野さん@patentkusano
草野さんには「生成AIの凄まじさ」というテーマでLTをしていただき、生成AIの何が凄いかについて、ご自身の経験から語っていただきました。
また、ChatGPTが役に立った具体例についてもお話しいただき、ビジネスへの生成AIの活用についてかなりイメージが湧く発表でした。AIによって知財業界が今後どうなるかの予測についても言及があり、業務の変化や価値の創出の仕方、人にしかできないことの重要性など、大変参考になるお話ばかりでした。

10人目:EKさん@EK103
ラストは10月に36歳となって知財若手の会の運営を卒業したEKさんから、卒業公演として「両利きの働き方」をテーマにLTをしていただきました。
「知の探索」と「知の深化」のバランスによる「個人版両利きの経営」のお話から始まり、業務と知識・スキルを両軸に取り、既存・新規でそれぞれ分割したフレームワークの考え方と、自立性×有能感×関係性による「モチベーションを生む仕組み」についてご説明いただきました。
今年学んだこととしてエフェクチュエーションという思考法についてもお話があり、自分の持っている知識・スキルを振り返り、探索すること、変化を楽しみながらチャレンジすることで、仕事が楽しくなったり自信が付き、働きがいも高まっていくことから、「変化を楽しみましょう!」という若手に対するメッセージをいただきました。
EKさん、これまで知財若手の会の運営としてご尽力いただきありがとうございました!

10名のLTは内容も資料も発表スタイルも様々で、非常に個性のある発表ばかりでした。
ご登壇いただいたご本人のことをより深く知ることのできるLTもあれば、LTを通して新たな知識や考え方や気づきを得られるようなものもあり、どなたのLTも大変聞きごたえのあるものだったと思います。
10名の皆さま、LT会へのご登壇ありがとうございました!

なお、今回ご登壇いただいた方には以下の知財関連書籍のいずれかをプレゼントさせていただきました。こちらはテックコンシリエの鈴木さん、イーパテントの野崎さんから5冊ずつ献本いただいております。

書籍のプレゼントについては登壇した皆さまに大変喜んでいただけました!本を貰うためにLTに申し込んだという方もいたほどです。
献本いただいた鈴木さんと野崎さん、この度は本当にありがとうございました。


交流会

後半は、自由形式での交流会を行いました。
各々自由にLT登壇者に質問しに行ったり、近くに座っていた方と話したりといった形で交流会がスタートしましたが、見るたびに話しているグループがどんどん入れ替わり、流動的な交流が行われていました。

私も運営の傍らで交流に参加させていただき、自身の業務やキャリア、勉強している資格の話といった真面目な話もする一方で、同年代ならではのあるあるトークで盛り上がったりしていました!


途中で上池さんからのサイボウズのオフィス見学のお誘いがあり、有志で参加させていただくことになりましたが、イベント参加者のほぼ全員がオフィス見学に参加するといった状況になりました。

イベントのためにご提供いただいた会議室もとても素敵な雰囲気でしたが、ビルの高層階(27階)ならではの夜景が一望できる会議室があったり、カフェのような打合せスペースが点在したり、とてもオシャレなオフィスでした。
ただオシャレなだけではなく、エントランスには動物のぬいぐるみや芝や木の葉っぱのレプリカが配置されて一見動物園のような雰囲気となっていたり、オフィス内に物販スペースがあったりなど、いわゆる「会社」らしくない遊び心のあふれた空間づくりがされていたのが印象的でした。
「あえて出社したくなるオフィス」といった感じで、自社以外のオフィスを拝見する機会が少ない私にとってはとても良い機会となりました。


おわりに

今回のオフ会ではいつも知財若手の会のイベントにご参加いただいている方もいらっしゃいましたが、初めてイベントにご参加いただく方や学生さんなども多く見え、多種多様なバックグラウンドを持つ方が集まって活気に満ちた会になりました。
お菓子や飲み物片手に色々な方と交流いただけたのではないかと思います。サイボウズ様、会場のご提供ありがとうございました。

また、イベント後に自由参加での飲み会を行いましたが、イベントにご参加いただいた方の約8割の30名弱の方にご参加いただきました。
中華の食べ放題飲み放題で、わいわい盛り上がっていたのが印象的でした。

オフ会の開催は2回目となりましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。
同じような年代でも様々な業務・活動を行っている方が集まり、共感することもあれば新たな学びや刺激を受けることがあったかと思いますので、今回のオフ会が交流を深める契機になれば嬉しく思います。

知財若手の会ではオンラインイベントの開催がメインになりますが、オフラインイベントも今後さらに企画していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


「チザワカ×知財塾」のイベントを終えて

今回の合同イベントを終えて、スポンサーの知財塾様から一言をいただきました。

知財塾の上池です。今回はスポンサーとして、LT会の開催を依頼させてもらいました。
色んな方の「今年の学び」を知ることができて、とても楽しかったです。発表者の方はありがとうございました!
また、知財塾の紹介の時にお伝えした、私とのスキル&キャリア相談を希望される方は、以下のフォームからご登録ください!
https://forms.gle/LEscH91LhSc8XGmZ6
私はあと2年、チザワカに参加ができますので、引き続きよろしくお願いします!


第8回知財若手の会について

次回の知財若手の会について、1月にオンラインイベントを開催予定です。
その他にも、LT会の実施等も現在色々企画中です。
詳細については別途connpassやX(Twitter)で告知いたしますので、ご期待ください!


運営メンバー募集について

知財若手の会のメンバーを若干名募集しています!
会の活動に共感いただき、イベントの企画・運営に興味がある方はチザワカ運営または運営代表まで、X(Twitter)のDMをお気軽にお送りください。
少しだけ話を聞いてみたい、というのも大歓迎です!

チザワカ運営 @chizaiwakate
https://twitter.com/chizaiwakate
チザワカ運営代表(むう) @ yupy
https://twitter.com/yupy


今後とも知財若手の会をよろしくお願いいたします。

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