見出し画像

知財若手の会 第2回若手で語る「企業知財・事務所知財のリアル」(4/23(土)21:00〜)の開催を終えて

作成者:むう(yu_py)


初めに

 どうも、知財若手の会の運営です。今回は、 知財若手の会 第2回 の開催を終えたということで、イベント内容の紹介と知財若手の会のこれからについてお話ししたいと思います。

 知財若手の会とは、下図のコンセプトで考えられた会です。

この会では、イベントを中心に若手同士で語る・発信できる場を提供することを目的としております。この会のゴールはこれから先考えていき、参加者の皆様に共有したいです!詳しくは、下記URLをご覧ください。


今回はテーマを、若手の「企業知財・事務所知財のリアル」と設定し、LTメンバーをTwitter(スペース)で募集し、その後、TwitterとConnpassでイベントの宣伝・参加募集を行いました。


プログラムの紹介

イベントのプログラムは下図の通り、進行しました。
・開催挨拶(15分)
・パネルディスカッション(90分)
・質疑応答 (10分)
・閉会挨拶  (5分)

今回は企業知財・事務所知財の2人の若手の方とアドバイザーを1人招いてパネルディスカッション形式で企業知財・事務所知財についてディスカッションしていただきました。ディスカッションのシナリオは下図のように設定しました。
このテーマに沿って、企業知財・事務所知財って実際どうなの?と知らない方が気になる内容から、お互いを比べた時の違いについて議論しました。

今回の主催者の趣旨としては、働き方が大きく変わりつつある現代で、若手発信で企業知財・事務所知財の両方を知ることで、今後のライフプランの参考になる、お互いの関係の構築に役立たせて欲しい等がありました。

注意:本ディスカッションの内容は、個人的見解であり、所属する組織とは関係ありません。

イントロ/若手パネリストアドバイザーの紹介

まず、パネリストの紹介が行われました。ここではTwitterのアカウントで紹介します。

若手事務所知財:Satomi Kawamura(さとみさん)

若手企業知財:なつ@知財ゲーム様(なつさん)


今回のアドバイザーには、元戦略コンサルであり、企業知財・事務所知財両方を経験されている竹本先生(現職はコンサル×知財)をお迎えしました。

アドバイザー:にょ @すまるか&瑛彩CEO様(竹本さん)



ディスカッション

4つの大きなテーマに沿ってディスカッションを行いました。ここでは、企業知財・事務所知財の差とそれぞれの良さという観点から、簡単にディスカション内容を抽出しました。


若手お二人の現在の職につくまでの簡単な経緯をお話ししていただいた上で、なぜ、このキャリアを選んだか?というお話になりました。

さとみさん:ライフプランの変化と自分の経験を活かせる・直結する仕事をしたかった。

なつさん:発明の核が見える位置で仕事をしてみたいと思った。

竹本さん:コンサルティングという職に昔から憧れており、それを思い出し、転職を決意した。

パネリストのみなさんは、自分の描く将来や思いが基盤としてある中で、今のキャリアを選んでいる印象を持ちました。

また、働き方を考える上で企業知財・事務所知財のどちらから始めれば・選べばいいの?という論争をよく耳にしますが、ここでは実際はどうなのか?というお話になりました。

竹本さん:今は双方向に転職ができるが、昔は企業知財→事務所知財(企業知財の視点)の一方通行だった。現代はキャリアの選択が可能である。

現代は昔に比べ、キャリア選択の多様性が増えており、だからこそこの論争は絶えず行われてているということかもしれません。

コロナによってテレワークが増えている現状を踏まえ、皆さんの1日の働き方はどうなっているか?というお話しになりました。1日のスケジュールをパネリストにヒアリングし、下図のようにまとめました。

なつさん:フレックス勤怠で自由に働けている。週1回以上くらいで出社している。テレワークがコミュニケーションに悪い影響を与えているとは思っていない。しかし、対面を好む・得意な人に対しては、それに対応する形をとっている。

さとみさん:パラレルで案件を進めている。To doリストをしっかり管理しながら、子育て・家のことと仕事をうまく回している。

竹本さん:コンサル時代は業務進捗報告を1時間ごとにする必要があったが、今は自由に働けている。家事の担当もあり、しっかりやれている。

また、打ち合わせの頻度・必要性についての議論もありました。

なつさん:ベンチャー企業に勤めており、知財が立ち上がっていないため、知財担当として必要でない場面でも多く打ち合わせに呼ばれるが、多様な情報を得られるという面は良い点だと思う。

さとみさん:事務所知財は、必要最低限の頻度の印象である。

竹本さん:企業知財の時は、無駄な打合せが多かった。リモート慣れが加速するとまたそのようなことが起こるのではないか?


それぞれの立場でやりがいとは何か?というお話をになりました。

なつさん:知財以外の異なる立場の人と仕事ができるというのが最大のやりがい。一人でもくもく仕事したり、協業したりと飽きずに仕事がやれる点もあげられる。やりがいの観点から考えると、人に対して興味を持てる人は企業知財が向いているのではないか?

さとみさん:事務所は一人で黙々やるイメージを持たれがちだが、現在IT化なども含め、様々な人と業務を進めている。事務所の業務も企業の中に入って知財をやる案件もある。アカデミックに明細書を書く、検討するというところが専門性が高いことをやれているという実感がある。

竹本さん:事務所の方が企業より働き方の自由度が高い印象がある。それもやりがいに入るのではないか?

なつさん:福利厚生は企業は良いところが多い。ベンチャー企業は大手企業よりは劣る。

さとみさん:事務所の待遇悪いイメージがあるがそんなことはない。企業よりは福利厚生は劣る場合が多いが、退職金などの積み立てなどしっかりはしている。

竹本さん:事務所は福利厚生は企業(大手)より悪いかもしれないが、定年後も働けるところが多いところは事務所の長所である。ワークライフバランスを自ら整えることができると思う。


終わりに

今回は参加者約50名と大盛況でイベントを終了することができました。時間の関係上、参加者のフリーディスカッションができませんでしたが、実りあるイベントになったかと思います。
次回は7月に第3回のイベントを行う予定です。奮ってご参加お願いいたします。
これからも知財若手の会は、イベントを中心に若手同士で語る・発信できる場を提供するをコンセプトに活動を行ないたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?