第4回知財事務コミュニティ勉強会「新人教育について」

知財事務コミュニティメンバーのLと申します。
先日、9月26日に「新人教育」をテーマとして勉強会を開催しました。(参加者4名)
今回、参加者が少なかったのですが知財業界に興味のある人や入って間もない方の意見を聞くことができました。これからこの業界を目指す方からの質問に答える感じの勉強会になりました。

私がこのテーマを選んだのは、日頃未経験者の方に業務を教えることもあり、向いている人、不向きな人もいるなと感じていることと、知財業界はやはり特殊な業界なので中に入るまで業務について馴染みがなく、興味はあるけれどどんな事をしているのは分からない事もあるかなと思ったので何かお互いの突破口を見つけられたらいいなと思いテーマにしました。

特許事務を目指す方の中には、ご自身の英語力を生かしたいと思っていらっしゃる方も多いようですね。
現地代理人とのメールのやり取りは日々ありますが、やはり特許明細書の翻訳となると事務所内で内製している事務所は少ない印象です。
ただ、時々現地代理人の訪問とかもあるのでその時に語学力を発揮できるかもしれませんね。

今回参加された方の新人教育についてですが、やはり、OJTで先輩から実務をしながら学ぶ形式が主なようでした。特許は出願してから登録になるまで早くても1年半ほどかかるため、出願~登録まで経験してマスターするには3年くらいはかかる印象です。
OJTでも順番通りに書類が来るわけではないので、中間からとか出願からとか案件によって点で覚えていき、点が線になるには少し時間がかかるようです。

外部の講習会として弁理士会主催の「弁理士事務所職員講座」も活用されているようでした。
私も大昔に訳も分からない状態で一通り受講した事があります。

他には知財塾でも「知財事務スキル基礎ゼミ」というものを提供されているそうで上池さんよりご紹介頂きました。

小さい事務所だと、実務をしているメンバーが教育に時間を割かれ本来の自分の作業時間が削られるので、こういった外部の講座を新人の方に受講頂くのもありだなと思いました。
一旦購入すると見放題なようなので、誰でも何度でも繰り返し見れるのも魅力的だなと思いました。

また、何かの機会に他の事務所での事や企業の知財部の状況も伺えたらと思います。
お忙しいところ、ご参加頂きありがとうございました。

最後に、次回(第5回)は、『事務業務の効率化』です。
10/24(木) 20:00~

ご興味のある方は、知財事務コミュニティへの登録をご検討ください。参加メンバーを対象に、勉強会の開催情報などをお知らせしています。

参加方法
contact@chizaijuku.com 宛に「知財コミュニティ参加希望」というタイトルで、
1.名前
2.現在の状況(現役特許事務、特許事務に興味がある未経験者、過去に特許事務だったなどなど)
3.特許事務経験年数(未経験、3年くらいなど)
を書いてメールを送ってください。
知財塾の上池より、Slack参加のご案内を差し上げます。

皆さんの参加を心よりお待ちしております。

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