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【2024/11 イベントレポート】令和6年度 オープン弁理士合格祝賀フェス

こんにちは、祝賀フェスの運営チームです。
今回は11月に開催された「令和6年度 オープン弁理士合格祝賀フェス」オンライン、オフラインのイベントレポートをお届けします。

知財塾では、「オープン弁理士合格祝賀フェス」は、弁理士試験合格者を対象とした祝賀会です。2021年(令和2年度)から毎年開催しています。
気軽に参加でき、所属組織・会派の縛りなくオープンに合格者をお祝いすることが「オープン弁理士合格祝賀フェス」の特徴です。

これまではオンラインでの祝賀会を開催しておりましたが、今年はさらにパワーアップし、リアル祝賀会も開催しました。



オンライン祝賀フェス(SpatialChat)

開催詳細

開催日時:11/22(金) 19:00〜21:00
会場:SpatialChat
対象:令和6年度弁理士試験合格者、一般参加者
参加費:合格者は無料、一般参加者(※)は1,000円

<タイムスケジュール>
19:00-19:05 開会挨拶
19:05-19:30 企業内弁理士トークセッション「実務修習について」
熊谷 來美さん(企業知財部、令和5年度合格)
19:30-19:55 事務所弁理士トークセッション「若手の活躍」
鷲見 浩樹さん(弁理士法人IPX、令和2年度合格)
19:55-20:55 交流会
※SpatialChatの部屋を複数設け、自由に行き来可能とします。
20:55-21:00 閉会挨拶

ゲスト


名前:熊谷來美先生
所属:大手化学メーカー
合格年:令和5年(2023年)

名前:鷲見浩樹先生
所属:弁理士法人IPX
合格年:令和2年(2020年)


企業内弁理士トークセッション「実務修習について」

熊谷來美先生
所属:大手化学メーカー
合格年:令和5年(2023年)

実務修習を乗り切るための心得についてお話しされていました。
弁理士試験合格後の実務修習は、合格者にとって新たな挑戦の場となります。令和5年度弁理士試験合格者である熊谷さんの経験談を基に、実務修習をスムーズに、そして有意義に過ごすための具体的な方法をお話してくださいました。

以下内容です。
実務修習において、起案作成は避けて通れない難関です。熊谷さんも、その厳しさを身をもって体験しました。特許、意匠、商標と、それぞれ異なる専門知識が求められるだけでなく、求められる形式も多岐にわたるため、その準備は大変な労力を伴います。

関連資料を事前にしっかりと確認し、細部まで注意を払いながら規案を作成することが、実務修習を成功させるための重要な鍵となるとのことです。
また、スケジュール管理についてお話しされていました。実務修習は、限られた期間内に膨大な量の課題をこなす必要があるため、効率的なスケジュール管理が不可欠です。熊谷さんのスケジュール例を見ると、年末年始も休まずに課題に取り組んでいたことが分かります。特に、12月中旬から1月中旬にかけては、規案作成の締め切りが集中するため、この時期は集中的に取り組む必要がありそうでした。

熊谷さんは、冬休み期間を利用して規案作成とEラーニング視聴を一気に進め、集合研修が始まる前に全ての規案を提出するという戦略を取っていました。遊びたい気持ちを抑えて学習に励むのは大変ですが、余裕を持ったスケジュールで進めること大切です。

実務修習は、弁理士としての実務に必要な知識やスキルを習得できる貴重な機会です。熊谷さんの経験談を参考に、規案作成における注意点やスケジュール管理の重要性が高いとのことでした。


事務所弁理士トークセッション「若手の活躍」 

鷲見浩樹先生
所属:弁理士法人IPX
合格年:令和2年(2020年)

鷲見さんは、弁理士資格を取得したことで、自分自身の名前で仕事ができるようになり、職場内外での交流が増え、転職もしやすくなったとのこと。

鷲見さんは、弁理士資格取得後の自身の経験を踏まえ、資格そのものの有用性だけでなく、資格取得を通して学んだことの重要性についても語っています。 具体的には、以下のような点で役立ったと述べていました。

  • 語彙力が向上したこと: 特許実務においては、クレーム解釈において言葉の解釈が重要となるため、語彙力の向上は非常に役立ちます。また、契約書のレビューなど、法律的な文書を読む際にも、言葉の解釈能力が求められます。

  • 法解釈の理解のための土台ができたこと: 弁理士試験の勉強を通して、法律の条文や審査基準、裁判例などを学ぶことで、法律の解釈方法を理解することができました。これは、審査基準を読む際や、先行技術調査を行う際に役立ちます。

  • 調べるべきことが判断できるようになったこと: 法律の条文で明確に禁止されている場合はすぐに判断できますが、そうでない場合は、審査基準や裁判例などを調べる必要が出てきます。弁理士試験の勉強を通して、どのような場合に調べる必要があるのかを判断できるようになりました。

さらに、鷲見さんは、弁理士資格を取得したことで、仕事への向き合い方や交流範囲が変わり、様々な世界が見えるようになったと述べています。

  • 委員会活動や開務活動を通して、職場外の優秀な弁理士と交流する機会が増え、特許庁の人とも話す機会が増え、国の政策や知財の役割について考えるようになった。

  • 弁理士資格を取得したことで、様々な活動を行うことができ、学びや縁が広がっていった

鷲見さんは、弁理士資格が自分にとって大きなブースト機能を果たしたと感じ、これから弁理士資格を取得する人々にも、資格を活かして活躍することを期待しているとのことでした。


交流会 

交流会は、先輩弁理士とのお話が弾んでいる様子でした。
オフラインの祝賀会が増えた中、オンラインの価値もまだまだありそうです。


オフライン祝賀フェス(SpatialChat)

開催詳細


開催日時:11/30(土) 16:00~18:00
会場:サイボウズ株式会社オフィス(東京日本橋)
対象:令和6年度弁理士試験合格者
参加費:無料

ゲスト

名前:竹下賢先生
所属:はるか国際特許事務所
専門:ソフトウェアなど

名前:いんどいつ先生
専門:意匠・商標

<タイムスケジュール>
15:30-16:00 受付
16:00-16:10 開会挨拶、スタッフ紹介
※当日は、先輩弁理士数名とキャリアコンサルタントも参加します。
16:20-17:55 交流ゲーム&歓談
17:55-18:00 閉会挨拶

開会・乾杯


今年は約20人の合格者に参加していただきました。

交流ゲーム&歓談

交流会の中で、「仲介王」というゲームが行われました。
交流会中に知り合いを知り合いに紹介する回数が多い人が優勝というゲームです。


オードブルーも豪華でにぎやかに交流会が進行しました。


記念品

今年は記念品のマカロンもご用意いたしました。


終わりに

今年はオンラインだけでなく、オフライン合格祝賀会も行いました。
最後の最後まで盛り上がっていただいたようで、運営一同嬉しく思います。
ご参加いただいた皆さまには少しでも楽しんでいただけたのであれば幸いです。この度は本当に合格おめでとうございました!



最後までご覧いただきありがとうございました!

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