医薬品の剤型②
前回に続き、今売られている医薬品の数についてみてみます。
内服液
一般名・販売名(医薬品の名称)(部分一致)に
「内服液」
と入れて検索すると、17件でした。
本当は液剤関係の検索なので、検索ワードで「液」のみを使用したかったのですが、注射や点滴、点眼の液系が混ざっちゃうんですよね。
実際の内服液はもっとあるように思うのですが、適切な検索ワードが思いつかなかった・・・
液を入れて、注射や点滴、点滴をNOT検索で弾くこともしてみましたが、1000件を超えており、絞りきれていない可能性の方が高そうだと思いました。
シロップ
一般名・販売名(医薬品の名称)(部分一致)に
「シロップ」
加えて、製剤の性状のNOT検索に
「ドライシロップ」「粒」「粉」
と入れて検索すると、135件でした。
内服液とシロップが項目で分けられていたことは前に書きましたが、一般名や販売名に「内服液」と「シロップ」が入っているものを比べてみると、随分と違うものですね。
確かに液剤系で甘くないものってあんまりみたことない気がする。
ちなみに製剤の性状のNOT検索に「ドライシロップ」「粒」「粉」を入れたのは、次に記載するドライシロップが含まれることを避けるためです。
ドライシロップは粉の状態で販売し、水を加えて用時調製でシロップにするものですね。
ドライシロップ
一般名・販売名(医薬品の名称)(部分一致)に
「ドライシロップ」
と入れて検索すると、139件でした。
ドライシロップはやっぱり小児用が多いのかと思うのですが、小児用と販売名に入っている製品はあまり多くないように思いました。
そのままシロップで売ることができれば、手間が削減できるのですが、薬の有効成分の中には、水中に保管され続けると分解したりするものもあるので、難しいんでしょうね。
ゼリー
一般名・販売名(医薬品の名称)(部分一致)に
「ゼリー」
と入れて検索すると、26件でした。
意外とあるな。
これも薬の有効成分の安定性の都合上、難しい製剤になると思います。
そして、期限ですよね。
だいたい薬って2~3年くらいは使用期限が担保されているものが多いと思いますが、ゼリーはどうなんだろう、有効成分が大丈夫でもゼリーを3年も保存しておいたら腐りそう・・・
フィルム
一般名・販売名(医薬品の名称)(部分一致)に
「フィルム」
と入れて検索すると、10件でした。
なかなか特殊な技術なので、やっぱり少ないですね。
ほとんど一社の独占状態ですし、特許も調べたら面白そう。
まとめ
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ここにまとめましたが、実際ここの合計って7000件くらいなんですよね。
日本の医療用医薬品って21500件くらいあって、内服薬系が最も多いはずなので、結構抜けている気がします。
やっぱり調査系は難しい・・・
またなんか色々やってみようと思います。
あでゅー