ビジネススタートは資金があれば成功する?
キャリアコンサルティングを受講していただいた方、自営業を模索しています。
1.ビジネスをするには資金が必要?
レンタルサロンでアロママッサージを提供している。ゆくゆくは自分のサロンを持ちたい。でも資金が足りない。資金提供してくれる人がいればいいと思う。
カウンセリングを働く女性に対して提供している。今はオンラインだけれどもゆくゆくは事務所を持ち、仕事帰りに気軽によってもらうようにしたい。そのための資金を集めたいと思っている。
化粧品を作って売り出したい。資金があれば自分の好きな素材とで納得のいく商材が作れる。クラウドファンディングをしたいと思っている。
などなど
ネックはみんな『資金』があれば、自分の夢は叶う。と思っています。
確かにお金があれば、サロンを借りたり、商材を作る、形は作れます。
でもビジネスで重要なのは、
2.資金準備より売りあげを心配する
その資金を返済するだけの『売り上げ』があるかと言うことです。
300万円の融資を受けて、3年間の返済で月々¥83,000(利子なし)
これを、サロンを借りて家賃を払い、自分の給与が出て返済できる売り上げの計画があるのでしょうか?
売り上げと出ていくお金(経費)のシュミレーションをきちんとしていない方がほとんどです。
経費は
①事務所代金 ②給与 ③机やプリンターなどの備品 ④広告宣伝費 ⑤会費 ⑥接待交際費 など運営にかかる費用がもちろん入ります。
政策金融公庫などから融資を受けるには、売り上げの単価×人数など基本的なところから売り上げを予想して記入します。
売上は突然わいてくるのではありません。
地道な実行数の積み上げです。
化粧品は直接ネット販売するのか、
法人に卸すのか、といったルートを明らかにして
値付けをし、販売戦略を立てることです。
A社にいくらで販売して月々利益がいくらか
これを実行可能な数値にしていくことです。
そんなのやってみなければわからないよ。というビジネスはみんな失敗しています。みんなです。
3.小規模ビジネスの成功は顧客の有無
小規模なビジネスだからこそ「自分にはこんな客が何人ついている」といえるビジネスでないと、ギャンブルになってしまいます。
私は、小規模ながら、初月から130万円の売り上げがあり、この時事務所は借りていませんでした。
顧客もあり、毎月の売り上げが0から始まらない継続してお金が入るビジネスを選択したのでマイナスになる要素がなかったのです、それが成功しました。
小銭が貯まるまで資金を必要とせず、事務所を借り無理なく売り上げを上げることだけに集中していきました。
1000万円ができたころに株式会社として登記。5年後には1億年の年商になりました。
水物のようなビジネスでは、やはりこうはいきません。自分に顧客がついているかどうか、ここが小規模事業の勝敗の分かれ道です。
著書の中に失敗例を多く載せています。
化粧品製造販売、サロンの例。
成功に近いのは、売り上げと顧客が決まっている事です。