食品を大切に使い切る✳︎120%の美味しさに①
得意料理は?と聞かれたら、私は「スープ」と答える。
簡単で失敗することがないし、栄養的にとても優れている。スープは洋風なので、人をもてなす時にも映えるし喜ばれることが多いけど、具沢山の豚汁や煮物も同様に、簡単で、これが一つあると、市販の唐揚げやいなり寿司、サンドイッチ、パンケーキなどに一杯添えれば、それだけで食事がとても落ち着くし、3、4日は楽に回せる。
豆腐のパックに入っている水を捨てる人がいるけど、私は必ず料理に使う。その水ごと、味噌汁などに使う。
些細なことだけど、この「生涯蓄積習慣」は、ばかにならない。
モツァレラチーズの水も、必ずスープなどに使う。あれを豚汁などに使っても全然問題ない。
牛乳にレモン汁を加えて加熱すると、カッテージチーズができる。この時にできる水分、「乳清」は、ヨーグルトの乳清と同様に、チーズより高い栄養成分も含んでいるので、捨てないで必ず使う。オレンジやグレープフルーツなどのジュースと混ぜて飲むのも美味しい♪
カップ焼きそばのお湯は、ただ捨てずにそれでカップスープを作ると無駄にならない。
北海道では、カップ焼きそばに、セットのスープの素が付いているんだとか。
ざるそばを食べ終わったら、残った麺つゆに温かい「蕎麦湯」を入れて飲まないと、私は終わった気がしない、落ち着かない。
そばを茹でた蕎麦湯には、とても体にいい成分がたくさんある。
写真のスープは、モツァレラの乳清を使った、かぼちゃ、人参、玉ねぎ、ベーコン、キャベツのクリームスープ。
味付けは、コンソメ、牛乳、塩コショウ、バジル。
だいたい毎週、こういうスープや煮物を鍋一つ作るけど、トマトベースのスープが残り少なくなって、煮詰まってきたら、パスタソーや、オムレツのソースにしたり、煮物の場合は最後は煮汁ごと、炊き込みご飯にしたりして、毎回使い切っている。
豆腐の水など、すぐに使ってしまえるものはいいけど、例えばモッツアレラの水などが残っている場合、冷蔵庫を開けた時にすぐ見える前面に置くとか、なんと言っても、「忘れない」工夫が大事。
なんでもそうだけど、後で使うものを忘れない一番は、必ず見返すメモに書くこと。
私は、毎日「明日の献立」を考えているけど、その時の材料に書くことで、残ったものを忘れずに、大切に美味しく使い回せて、食品ロスを出さずにできている。
大きなことには無力だけど、こうした、小さなことの実践を続けて、積み重ねていくより、できることがない