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Mリーグは面白い!

 今シーズンのMリーグが始まった。
 開幕戦は期待以上の面白さであった。

 選手それぞれ負けられない理由があるなかで、各選手の個性豊かなシーンが観れた。


第一試合


 第一試合の結果は、

第一試合の結果

 オーラスでトップを追いかける親の岡田選手が形聴を取りに行ったが、園田選手に満貫放銃となり、悔しい3着となった。

 先制親リーで美味そうに水を飲む岡田選手が印象的であったが、麻雀は最後までわからない。

第二試合

 第二試合は、

第二試合の結果

 堀選手と松ヶ瀬選手のトップ争いに、太選手と萩原選手のラス回避争いの二極化で見応え十分の内容であった。

 第一試合の悔しい結果の岡田選手の雪辱を晴らそうとする堀選手が先行するが、南二局の松ヶ瀬選手が親番の時にフリテン8000オールをツモ上がり、大差で逆転する。

 しかし、堀選手には親番が残されており、連荘を重ねキッチリと捲り返す。松ヶ瀬選手も追撃の手を休めないが届かず、堀選手のトップとなる。

 道中、両者の心境は如何にといったところだが、終始落ち着いた感に見える堀選手は流石だと思った。

 一方、ラス回避に全力を出す太選手は、今迄見せたことないような苦しそうな表情をする場面がかなり多かった。

いつもにもなく表情が苦しそう。

 オーラス7本場、太選手が3pを加槓するか否かの小考時に「はぁはぁ」という荒い息遣いが一際大きく聞こえてくる。

加槓を選択。
手が震えている。

 運よく、ノベタンの片割れ3sを自模った時も「はぁはぁ」と苦しそうな息遣いが聞こえ、日頃ないような点数の申告ミスもあった。

あがれて嬉しい点数申告も
苦しそうな表情だ。

 太選手はかなり神経をすり減らしたようであり、他の選手も対局の疲労のせいか、誰も点数申告のミスに気付かなかった。

気になったところ

 第二試合南3局4本場
 堀選手の連荘が続くところで、萩原選手から打八mのリーチが入り、それを堀選手が「ポン」する。

萩原選手のリーチ
①④p

 堀選手は打⑧pで聴牌、③⑥pの待ちとなった後、②pを引く。

堀選手聴牌のところで②pを引く。

 ここで、堀選手の選択は②pではなく、ドラの⑤pであった。

 実況の日吉さんは、「リャンぴ・・」と言いかけたところでの打⑤pで、解説の土田さんも「これは⑥pがでやすくなる」言いかけたころで、萩原選手の⑥p放銃となった。

 インタビューでの堀選手はドラ⑤pは通るが、②pは愚形に当たる可能性があるので、⑤pを選択したとのことである。
 
 場を見れば、堀選手目線で④pは切れており、八m鳴いた後の打⑧pも通っているので、②⑤⑧pは否定されている。

 ⑤pで当たる可能性はカンチャンもなく、シャンポンか単騎であるが、⑤p孤立牌であれば⑥pをツモ切りすることはない。
 ところが、②pは、カンチャン、単騎、シャンポンの愚形が残っているので、待ちの種類としては、②pの方が多いってことである。

 堀選手からすれば、打点も変わらないし、自分ドラの二枚もっているけど、萩原さんは二枚もってないでしょってことかも知れない。 
 確かに、萩原選手が⑥pを切る時、溜息が聞こえて、⑤p引いたら致し方ないって感じであった。
 もしかしたら、⑤⑤pの形から⑥p引いてヘッド固定してノータイムで⑥をツモ切ることはないだろうって読みもあるのかも知れない。

 自分だったらどうしているか。
 ②p切っているような気がするのである(笑)。

 麻雀って面白いね。 


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