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日本のトップガンたちへ、感謝をこめて。

 こんばんは、タイトルからして第77期航空学生の卒業式に寄せた内容だとご推察のあなた! さすがですねぇ。と言いたいところですが、実はこれ私自身のことになります。
 ということで、初めての試みですが有料記事というものを書いてみたいと思います。

 テレビ山口、夕方の楽しい番組「mix」で隔週ペースでやらせていただいている「とんでる英会話」というコーナーがあります。
 このコーナーの冒頭は、練習機のT-7が飛び立つシーンで始まり、そして教場に私が姿を表し、学生たちが学ぶ様子があるお馴染みのものになってるのでは、と思います。奏ちよことは何者だというご紹介に合わせての映像の通り、私は航空自衛隊防府北基地で将来のパイロットを目指し頑張る航空学生たちに英語を教えてきました。
 最初に出会ったのが70期、そして明日卒業する77期のみんなと後任期の78期。ざっと8年間、ここでTOEICに文法にと若い自衛官の皆さんの前に立ってきたわけです。
 
 少し前に総理が留学生は日本の宝だと言われ、さまざまな意見が飛び交いました。その総理の発言については何もここでは申しませんが、私個人の意見を言うならば。
 日本の宝は若者、それも日々を懸命に前へ進もうとがんばっている人々だと思います。
 そう思うようになったのは他でもない、航空学生たちの存在です。
 航空学生は、日本の宝です。
 私はそう、断言します。
 彼らほど根がまっすぐで、一生懸命になれる若者がこの国で育まれたことがこの国の宝でなくてなんなのだろう。とさえ思います。
 よく笑い、辛い時でも何かしらの楽しいことを見つけ出して笑い、励ましたり貶したりしながらも、本当に信頼しあう彼らと過ごす時間はとてもとても、本当に宝物のような時間でした。
 その時は必ずしもそうではなかったかも、ですけど。でも、2年経って彼らは空を目指して次の過程へと進んだり、別の道を選んで飛び立っていく。
 その姿を見送るたびに、全ての記憶が優しく爽やかな一縷の風のように心に残ります。

 その素敵な場所で随分と長い間、教壇に立たせていただきました。毎年これまでクラスを二学年担当させていただいてきましたが、それも明日で終わりとなりました。というのも、

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