推しをたずねて約二千里④~ガムラ・スタン編〜
前回に引き続き、舞台が始まるまでの間ストックホルム市内をうろうろ探索しています。駅前の辺りまで戻ってきた後は、超有名観光地ガムラ・スタンへ向かいました。
ということで、今回は以下の3本でお送りします。
ちよこ、ガムラ・スタンへ行く
Arvfurstens palats
めっちゃ立派な銅像と建物だなと思ったら、17世紀のスウェーデン王、グスタフ二世アドルフ王の銅像とその娘クリスティーナの私邸となった宮殿でした。(ググッた)その辺の知識が全く無かったので、これ駅舎とか市役所だったりするんかなとか呑気に思ってました。
Riksdagshuset
こちらはスウェーデンの国会議事堂。でっかい川の上の浮島になってる所に建てられてます。中を探索するツアーもやってるようです。こちらも例に漏れずなんかでっかくて荘厳な建物があるなぁくらいにしか思ってなかったです。
橋を渡ってしばらく歩くと、
お洒落な街並みに変わってきました。どこを切り取っても写真映えしますね。
更に中央の方へ向かって歩いていくと着きました。
Gamla stan
ガムラ・スタンと言えばココ!って感じの広場ですね。建物がカラフルでクラシカルで、どこを見渡してもお洒落な空間が広がっていました。
平日の昼間に行ったからか、それほど観光客は多くはなかった印象です。
そしてこの広場には、ノーベル賞博物館もありました。ノーベル賞はスウェーデンが発祥、毎年ストックホルムで授賞式や晩餐会が開かれてます。
ガムラ・スタンは直訳すると「古い街」。このエリア一帯がいわゆるガムラ・スタンと呼ばれていて、通りにはたくさんのお店が並んでいました。
ウインドウショッピングをしながら歩き回るだけでも楽しかったです。
この時はまだ朝の11時頃。ですがさすがにお腹が空きすぎたので、近くのカフェに入りました。せっかくだしカネルブッレ(シナモンロール)にしようかなとも思いましたが、ショーケースの中にあるヌテラのチョコケーキに目を奪われ即決しました。
若い男性の店員さんにおそるおそる英語で注文をし、なんとか通じました。店員さんが「砂糖はあちらからお取りください」の意味で指を指しながら「Socker」と言った時、その意味が分かった自分にちょっと感動しました。ちまちまduolingoでスウェーデン語を勉強した成果がちょっとは実っていたようです。
飲み物はホットのアメリカンコーヒーにしました。4月のストックホルムは思ってたほど寒くはありませんでしたが、この日は風が強く体が冷えて仕方なかったのを覚えてます。透明なグラスにコーヒーが入れられていて、一瞬あれ?ホットって言ったはずなんだけどな、と思いつつ口を付けたらしっかり熱かったです。ここに来て初見殺し。これを何事も無かったかのように平然と持って、トレイの上に置いた店員さんの指が耐熱仕様すぎました。
こちら2つで、日本円にすると約2300円。超円安の今、値段なんて考えてはいけません。ヌテラのこってりした甘さをひと口ひと口じっくり味わいました。
ちよこ、マグロのように動き続ける
一通り歩いたところで、ガムラ・スタンから離脱。寒いしもう既に疲れたしで、一旦ホテルに帰りたい!それに、犯罪に遭わないようずっと警戒しながら早歩きで動き続けててしんどい!ということで、また駅の方へ戻るように歩きました。
たしかにストックホルムに着いてからずっと、道端で立ち止まってスマホを見続けない、あまりパシャパシャ写真を撮らない、立ち止まったら死ぬぞ!と思いながら動いていたので、普通に疲れていました。あまり観光客らしさを出さないようにしていたので、先程の銅像のように後日ググッて調べることが多いんです。
国会議事堂を抜けた先は、drottninggatanという有名な通りに繋がります。直訳すると「女王様通り」。通りに沿って色んなお店が並んでました。
ちなみに、女王様通りの上を飾るモチーフは時期によって変わるようです。(これも後でググッた)
通りから少し外れ、大きなショッピングモールが立ち並ぶエリアまで来ました。
Akademibokhandeln
日本の本屋さんと同じく、ジャンル別に本が陳列されていて、奥に行けば文具や子供向けの知育玩具のコーナーもありました。ただ、CDやDVDは置いてなかったです。念の為にマルティンさんが載ってるものがないか、芸能誌や雑誌コーナーを見てみましたが収穫無しでした。
お店を出て、またてくてく歩いて散策しました。
駅の近くまで来ると近代的な建物が多くなりますが、それでも昔からありそうな荘厳な建物も色んなところで見かけました。新しいものも古いものも半々くらいの割合で共存してた印象です。
あと、劇場の数が多いのも印象的でした。Scala Teaternのような比較的小規模なものや、入口から既にゴージャスで立派な大劇場もあり、先述した王立ドラマ劇場のような伝統的な劇場も至る所にありました。China Teaternというちょっと中華風な要素を取り入れた劇場もあって、バラエティ豊かだなと感じました。
ちよこ、スーパーとセブンに入ってみる
まだまだ時間があるので、お土産を探しにスーパーへ立ち寄りました。海外のスーパーを探索するのも旅行の醍醐味ですよね。
黄色のパッケージはMarabouという、スウェーデンで有名なチョコレートです。板チョコになっていて、中にナッツやオレオが入ってる種類もあります。その下の段にある赤いパッケージのDaimも有名なチョコですね。これは日本のIKEAでも買えます。ファミリーセットみたいな、もっと小さいサイズの個包装がいっぱい入ってるMarabouとDaimを見つけたので、お土産にそれぞれ1箱ずつ買いました。
たぶん朝ご飯で食べるのにちょうど良さそうなパンや焼き菓子のコーナーがありました。スウェーデンのお菓子ショコラボールをここで見つけましたので、こちらもお土産用に購入しました。
今度はセブンに入ってみました。1人でレストランに入る勇気がないので、もうホテルで買い食いします。ちなみにホテルの近くだけで2店舗もありました。
ドリンクコーナーは日本のコンビニと同じ雰囲気でした。2本買えば安くしますよ、という割引もあるあるですね。ただ、スウェーデンではお酒は専門のお店で取り扱うので、缶ビールなどはありませんでした。
ドリンクの棚にカッテージチーズやチューブ式のチーズなど、要冷蔵の商品を一緒に置いてるのも物珍しく感じましたね。このチューブ式のチーズはスウェーデンじゃおなじみの商品らしく、私は結局買わなかったのですが買って帰ればよかったとめちゃくちゃ後悔しています。隣にあったチューブ式タラコソースも買えばよかった!
他にはお菓子、雑誌や新聞、スウェーデン土産にちょうどいいポストカードなどの雑貨コーナーなどがありました。シナモンロールやマフィンなどの焼き菓子はパン屋さんのようにそのまま棚に置いてあり、自分でトングで取るスタイルでした。あとはクロワッサンサンドなどモーニングにおすすめです!ってPOPが付いたパンコーナーがあったり、レジ前にはショコラボールやケーキなどが入ってるショーケースがあったりしました。ショーケースはおそらく日本のホットスナック的存在なのかもしれません。スウェーデン独特な要素を見つけられて興味深かったです。
結局この日私が買ったのは、
以上2つです。これでもおそらく1000円以上はしたんじゃないかと思います。
このカッテージチーズは、以前マルティンさんがサスペンスドラマ『BECK』に出演された際、劇中で食べていた物なんです。開けてみると、ヘーゼルナッツやベリーとチーズが別容器に入れられていました。つぶつぶのカッテージチーズをいざ実食。口に入れた瞬間、私は生のチーズが食べられないことを思い出しました。鼻がツンとするし喉の奥が酸っぱい。ヘーゼルナッツの甘みでなんとか誤魔化しながら食べました。
チーズはほぼ泣きながら食べましたが、BLTサンドイッチの方は美味しかったです。紙製のパッケージがしっかりしてて、中も具材がギッシリ入ってました。
ホテルで腹ごしらえをしたところで、夕方の6時になりました。開演は7時ですので、もう開場が近いはず。(開場時間は特に記載がありませんでした)ドキドキしながら劇場へ足を運びました。
舞台のお話はまた次回にします。