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推しをたずねて約二千里③~ストックホルム聖地編~

4月10日、旅行2日目。
朝6時半過ぎ、スウェーデンはストックホルム、アーランダ空港へ到着しました。
お目当ての舞台はこの日の夜7時に開演します。それまでは市内探索をするので、ひとまずストックホルム中央駅へ向かいました。

ということで、今回は以下の3本でお送りします。



ちよこ、推しの存在を感じる

朝日をバックに映したアーランダ空港のバスターミナル
アーランダ空港のバスターミナル

ストックホルム中央駅までは高速バスで行きました。本当はアーランダ鉄道に乗りたかったのですが、もう若者料金で乗れる年齢でもなくなって、高い一般料金で乗らざるをえなくなったので断念しました。約20分の乗車で片道8000円は高ぇ。

バスが来たので乗ろうとしたら目の前でドアを閉められ。また次のバスに乗れば座席に荷物を置く人ばかりで自分が座るところがなく、仕方なく立ってたら「高速バスだから座らなきゃいかんのよ」と乗客に教えられ。(その乗客も座席に荷物を置いてて、特段譲る訳でもなかった)


早速海外一人旅の洗礼を浴びて心が折れかけたところで、ストックホルム中央駅に到着しました。駅の裏側にバスターミナルがあるので、そこで降ります。まずは荷物を置きに行く為、ホテルへ向かいました。と言っても歩いて5分ほどの場所ですし、バスに乗ってる時に見かけてたので、場所はすぐ分かりました。

今回の宿泊先はこちらのホテルです。
Clarion Hotel Sign

ホテルの外観。
半分はホテル、半分は会議室などビジネス用になってるっぽい


欧米あるある回転扉に困惑しつつ、少し早いですがチェックインをして荷物を預けました。この時まだ朝の9時。拙い英語ではありますがバウチャーを見せつつ話したら、フロントの女性が明るい笑顔で対応してくれました。去り際に勇気を出して「Tack(スウェーデン語でありがとう)」と言ってみると、「Wow!」と軽く驚いた顔で反応してくれて、サービスめっちゃ良いな!と感動した次第です。


準備編でも話した通り、劇場から近いということで今回このホテルを予約しました。ということで、早速劇場の下見に行くことにしました。

Googleマップを頼りに歩くこと5分。
ありました!!!!!! 

ScalaTeatern

劇場Scala Teaternの外観。En runda tillの文字とキャスト4人の写真が看板になっている。
マルティン!!!!!!(向かって一番左側)
劇場外の壁に取り付けられているインフォメーション用スクリーン。En runda tillのお知らせ画面。
外観中央にあったスクリーン。マルティン!!!!!!

そんな、推しを模した建造物があるなんて。さすが推しを生んだ国。今まで推しの出演作さえ満足に見れなかったオタクだったので、これだけでもう路上で踊り狂いそうになりました。たしかにここで今夜推しの舞台があるんだ、自分は生のマルティンを見れるんだ。というか本当にこの街にマルティンが実在してるんだ、とようやく実感できた瞬間でした。
さて余韻を少し味わったところで、早速市内散策へ移ります。入り待ちなんてしません。本人がいないかちょっとだけ期待はしましたが、時間が時間なだけに人の気配が全くせず、異様に興奮した日本人の女が一人挙動不審に佇んでいるだけになるのでとっとと退散しました。

ちよこ、ストックホルムを歩き回る

舞台が始まるまでは、ひたすら観光タイムです。せっかくストックホルムに来たんですから、推しと関係のある所へ行かなきゃ!ということで、所謂推しの聖地を目指しつつ市内をうろちょろ探索しました。

正直お腹すいたなぁと思ってましたが(最後のご飯は飛行機での2回目の機内食だった)この時はまだ朝の9時半過ぎ。早すぎてどこのお店も開いてなかったので、仕方なく歩いて回りました。

ストックホルム中央駅
ストックホルム中央駅の正面。デカすぎて城かと思った
ストックホルム駅近くの景色。右側にリッダーホルン教会、左側に貴族の館がある。
駅前の通りを川に向かって歩いた時の風景。
橋の向こうにリッダーホルン教会と貴族の館が見える
ストックホルム市内の街並み
荘厳な建物が町中ずっと続いてる。
長崎のハウステンボスはあながち間違いじゃなかったんだ
道端に貼ってあった舞台のポスター
舞台のポスターを街角で見つけました。マルティン!!
セブンイレブンの外観
スウェーデンにもセブンはあるのか
スウェーデン王立歌劇場
川にぶち当たった所で、東の方へ方向転換してみる。
これはスウェーデン王立歌劇場


王立歌劇場を過ぎてしばらく歩くと、今度は王立公園にたどり着きました。

王立公園
朝9時のたいへんのどかな王立公園

公園の両端に桜の木が列を生して植えられていました。4月とは言えスウェーデンはこの時まだ最高でも10度くらいの気温だったからか、全然咲いていなかったです。一応4月中に咲くらしいのですが。
公園内には何かイベントをするようなステージも設けられていました。桜にちなんでなのか、日本文化っぽいイベントを催す旨のポスターも発見しました。

園内に植えられている桜の説明のポスター
ピンクみが強い桜が咲くっぽい……?
まだ蕾の桜の木と青空
寒空とまだ蕾の桜
王立公園内、銅像の周りで遊ぶ子どもたち
公園の中央にある芝生と銅像

ここに行く途中に見た比較的小さめの公園でもそうでしたが、公園には必ずと言っていいほど銅像が建てられていました。ストックホルム中央駅にもありましたし、銅像が身近にある文化なんでしょうね。
銅像近くで遊ぶ子どもたちが、みんな蛍光イエローの防犯ベストみたいなものを着てたのが印象的でした。

お腹が空きすぎて、近くのマックに入ろうかとも考えましたが、お客さんがいなさすぎて入るのを断念しました。雰囲気が怖すぎた。さすがに歩き疲れたので、王立公園のベンチに座りしばし休憩。


ちよこ、聖地に辿り着く


公園を出てしばらく歩くと、遂に聖地が見えてきました。

王立ドラマ劇場(Dramaten)

王立ドラマ劇場の外観
でっっっっっか
王立ドラマ劇場の外観、正面から
正面から。いやでっっっっか

こちらは、約10年ほど前にマルティンが舞台に立った劇場です。えっ、ちょっとこんなにでかいとは思ってなかった。
マルティンは主にドラマや映画に出演する俳優さんですので、舞台での出演作は数えられる程度。そんなに多くはありません。その内の一つの劇場がこの王立ドラマ劇場なんです。それら舞台に出演したのももう10年近く前の話。次はいつになるのか分からない。だからこそ、久々に出演される舞台を観れるのはとっても貴重なことですし、私は何がなんでも観に行きたかったのです。

そのでかさに驚きつつ写真をパシャパシャ数枚撮ったところで、聖地巡り終了です。ストックホルムでの聖地って正直あんまり無いんですよね。マルティンはストックホルムではなく、西部Uddevallaの出身ですし、ストックホルムを舞台にした作品は逆に出演しすぎててこの地全部が聖地って感じですので。

聖地を見てきたところで、駅前まで帰ってきました。午後からはストックホルムの超有名観光地ガムラスタンへ行きましたが、長くなったのでそれは次回にします。


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