2024年10月20日 日よう日

18日の金よう日は宇都宮にある名画座に行こうかと思って休みを取っていたのだけど、見たかった映画が都内の名画座でもやるらしいと数日前に知って、なんだかさいきんやたらに疲れていたし、予定のない3連休というのもいいだろうと思っていた矢先のことだった。じんせいでいちばん好きな……なんだろう、甘いもの屋さんがカフェ営業をするという知らせを見たのは。

平日だし、休みだからどの時間帯だっていいし、これは予約とれるでしょう、神の采配に違いない!と思ったのはなんだったのだろう。

ちょうど予約の始まる5分前に映画を観終わることになっていて、スクリーンをすぐ出たところで5分待機してアクセスしてみるけどそもそも日時選択ができない。開始時間ぴったりにアクセスしてそんなことになったことがない。いままで。何度も行ってるけど。

そのあとも2回予約の機会があったけどことごとくだめ。3回かなしい思いをする3連休になってしまった……。

かなしいながらも、まえの週末につかれているからってずっと寝つぶしていたらかえって具合が悪いというか気持ち悪くなって次の月よう日の出勤も息も絶え絶え……ということになってしまったばかりなので、まいにち出かけてはいた。えらい。

18日は映画を観た。『侍タイムスリッパー』全然何の興味もなかったけれど、ツイッターで評判が良かったので。お誕生日クーポンで安くチケットを買えたのもある。平日だったが年配の夫婦みたいな人たちでいっぱいだった。笑い声がなんどもしたけれどべた過ぎて、べただなあ、と思っていた。殺陣はかっこいいなあーと思った。ところでタイムスリップしてきたお侍さんがかわいくて好ましく思えるってのは、なんていうのか、無知なものをかわいがるというか、犬猫をかわいがるのに似たうしろめたさがある、と考えていたら笑えるはずのシーンがすべてなんともいえないシーンに見えてくる。進歩史観的というか、ヨーロッパ中心主義的というかなんというか……。他の笑っている人たちはそんな風には思わないんだろうか?だったら怖い。そういうひとたちに囲まれて生活していることが……。ってコメディのはずなのになんという感想だろう。

そのあと新宿伊勢丹で試着したかったスカートを試着するが、なんか色味が思っていたのと違うしシルエットもなんか普通であっさり買うのをやめる。赤い服って難しい。このまえもこれはぜひと思った赤いカーディガンを見にいったらこれがなんともいえない白ちゃけた赤色で辟易したものだった。

ついでにかばんなどを見に一通りフロアを練り歩く。高いものを買いたい、という欲求があるタイプの人間である。買ってみたい、と言ったほうが正確だろうか。一度買えば、経験して自分で判断できれば、落ち着くのだけど。

インターネットでも店頭でも山ほどかばんをみて、これにしようかとなかば決めかける。

翌日の土よう日も服をみに、というか試着をしに。金よう日に行ったところとは別のエリアのお店だったので。昼前くらいに起きてだらだら身支度をする。暑すぎて参った。気が狂ったような気候だ。わたしの下半身は象のようなので不安だったが、神がかり的なパターンによるものか、ちょっとはダイエットを意識しているおかげか、とにかく想像よりすてきなシルエットだったので、そのままフレアパンツを買う。夜、2度目の予約。また取れず。

日よう日もまた映画。3時間ほどなので耐えられるか若干不安だったけれど、ちょうど6回見たら1回無料のその1回だったので、観にいく。『憐みの三章』。ぜんぜんぴんと来ないが、3本だててテンポがいいので飽きずにみられる。でも飽きなかっただけかもしれない。誰にも支配されたくないし誰かを支配したくもない。そんなだと物語ははじまらないんだろうか?いまのわたしのなにも起こらないおだやかで幸福な日々のように?

帰宅してそわそわしながら予約開始時刻を待ち、またはずれ。ふられっぱなしは堪える。そのことしか考えられなくなる。なんだかすてきじゃない気がする。わたしがわたしであることが。好きなお店に行けない生活が……。得意の神経質。

フォロワーさんがおもしろいとツイートしていたフリーゲームをやる。パソコンで。『ファミレスを享受せよ』。ゲームってもっぱら見る専だけど、久しぶりに自分でプレイしてみる。指がつりそうになるくらいクリック。99%くらい自力ですすめられた。ほどよい没入感だった。

そしてパソコンをひらくついでに日記を書いた。

いいなと思ったら応援しよう!