私の好きな人
恋愛が絡むコンテンツが好きだ。
ハッピーエンドまっしぐらなものも、切ないものも、ドロドロしたものも。
だから私が書く掌編小説には恋愛要素が入っていることが多いのだろう。現在は少々お暇を頂いているが、通常営業中は日常に触れるありとあらゆるものから恋愛ネタに繋げられないか、日々妄想を繰り返している。
お暇中であるのをいいことに、なんと現在、惰性で見ているものも含めてドラマを週に11本見ていることが先日判明した。
月曜日:監察医 朝顔
火曜日:青のSP、オー! マイ・ボス! 恋は別冊で
水曜日:ウチの娘は、彼氏が出来ない!!、おじさまと猫
木曜日:知ってるワイフ
金曜日:俺の家の話
土曜日:レッドアイズ、書けないッ!? ~脚本家吉丸圭佑の筋書きのない生活~
日曜日:天国と地獄~サイコな2人~、君と世界が終わる日に
このドラマが毎週楽しみで! とワクワクその日を待ち望むような、はまっているドラマは……挙げるとしたら『書けないッ!?』だ。書くことに焦点を当てているから書けない時の気持ちが本当によく分かる。だけど今日は別のドラマの素敵な役柄の男性を2人、ご紹介させてもらいたい。
『監察医 朝顔』の桑原くんと『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』の光くんだ。
桑原くんも光くんも自分を飾らない。そして大切な人に寄り添う姿勢がすごく好き。
前々回に桑原くんが「俺は朝顔と毎日笑って過ごすためだけに結婚したわけじゃないよ。あなたが辛いと時とか、大変な時とか、そういう時にそばにいるために結婚したんだよ」と言った時、もう色々な感情が心の中から溢れてきた。
“温かい家庭を築きたい”。“笑顔が絶えない家庭を築きたい”。どこかからそっくりそのまま持ってきたような定型文。だけど現実問題、これって意外と難しい。実践できている既婚者がどれほどいるのか知りたいほどである。だからこそ、辛い時や大変な時といった側面を想定して言及できる桑原くんが輝いて見えた。家事全般それなりにこなせて、「俺やっとくよ」と自ら進んで何かをこなすシーンも多く、とても好感が持てる。いや、好き。
光くんは今週、めちゃくちゃかっこよかった。「俺がいる、ここにいる、絶対にいる。水無瀬を守る、とか、そんなかっこいいことは言えないけど……自信もないけど必ずいるから。何があっても俺がいることを忘れるな、な?」
これはもう……大正解。辛いときは誰かが傍にいてくれるだけで心が安らぐ。こうしたらいいんじゃない? とアドバイスを欲しい訳でもないのだ。だから“かっこいいこと”は言えなくていい。むしろ自分のキャパをわきまえているところ、素敵。いや、好き。
ここからわかる共通点。
私は誰かに傍にいてほしい。その人は同じ目線で物事を見てくれて飾らない人。
そんな人が好き。
私は男性じゃないから男性心理はわからない。好きな女性に対して格好をつけたいと思っている人のほうが多いのだろうか。だけど、格好のつけ方は間違えるとボタンを掛け違える可能性を孕んでいる。
桑原くんが朝顔が大変なときに「それは一旦置いといて、(笑えるように)気分転換でもしよう?」と言ったり光くんが「何があっても水無瀬を守るから!」と言ったら私は心の中で突っ込むだろう。ちゃうねん、そうじゃないねん、と。
自身が弱っているときに格好つけられても、正直それどころじゃないし、むしろ思いやっての発言かどうか考えると疑問を抱いてしまうだろう。結果、冷めてしまう。よかれと思ってやっていることが逆に働いてしまう。その塩梅がわからないから上手く関係を築いていくことができない男女は世の中に沢山いるのだろう。
一人の、自分の時間は大切。
一人は好きだけど、独りで生きていきたいわけじゃない。
それをわかってもらうことはものすごく難しい。
恋愛ものが絡んだコンテンツに触れた時、これから先、どうしたらいいのかな、なんて最近、考えることが多い。答えは出ない。ただ時間が過ぎ、年を食っていく。それに、誰かと同じ空間で共存するってそれだけじゃないと思うから。自分の中で男性に求める“何か”がこの何年かで変わってきたように感じる。
誰かに恋バナのようなことを言いたかった、ということで一方的にこんな人いいよね、を綴ってみた。とりあえず『監察医 朝顔』の桑原くんと『ウチの娘は~』の光くんを今クールは最後まで応援し、見届けたい。
★追伸★
人外のカテゴリーでは『おじさまと猫』の ふくまる がめちゃめちゃかわいい。
かわいいのだけれど……現実では私は犬派。