読書会記録 熱い気持ちに火をつけてくれる本
8月です。暑い日が続いていましたが、雨の後は少し涼しくなったように感じます。今回は、熱い気持ちに火をつけてくれる本をテーマに読書会を開催しました。
私たちは、月に1回第1土曜の朝、6:00〜オンラインで読書会を開催しています。事前に読んでくる必要はありません。お手元に本を持って、気軽な気持ちでのご参加お待ちしています。
■開催日時 2022年8月6日(土) 6:00-7:15(オンライン開催)
■参加数 5人
■内容
それぞれが気になる本を準備。事前に読む必要はなく、時間内で読めるところまでの感想をシェアします。消化しきれずにモヤモヤすることもたくさんありますが、メッセンジャーグループなどでその後感想を交換してカバーしています。
読書会の流れは下記の通り。
初めに今日の読書会を終えた時、どんな気持ちになっていたいかを発表。その後
①本を知り②問いを立て③探し④共有し⑤行動にうつす
という5ステップを目指して1時間を過ごしました。
”行動にうつす”のが大切な点です。最後に参加者同士、メッセンジャーなどでそれぞれが行動したことなどシェアし合います。
この読書会は、それぞれの本の内容を深めるより、なぜ今この本を読むのかという点や他の方が選んだ本との出会いや本同士のつながりに重点を置いて進めます
■持ち寄った本
①天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード
②モダンエルダー
③未来の科学者たちへ
④新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)
⑤資本主義の再構築
■読みたかった理由
①いつも笑顔をたやさずしなやかに現実に向き合っていく彼女がずっときになっていて
②帯に惹かれて買ったものの積読だった本 (40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方 知恵と経験で20歳年下に頼りにされる方法)
③昨今の日本の研究力不足について、研究者自身がどう考えているのか知りたかったので。
④ずっと読もうと思っていた本
⑤SDGsを勉強する中で多くの方にすすめられた。
■本から得たヒント
・評価を外に求めるのではなく、満足は内在すると思っているから。できるかできないかは重要ではない。一貫した志向や道理があればどんなことにも耐えられるレジリエンスになる。常にすべての人の側に立つ、というスタンスを持つ。
・職場での賢さは、多岐にわたる情報を取り込んで物事の核心をつかんで組織的に考える能力。これは若い人になく年功者の方が優れている。全体を見る力が斬新な考え方を育てることにつながる。より多くの情報を処理してより多くの解決策を提案できる。どう生かすかを考えていくこと。
・研究=世界で自分だけが知っている醍醐味。おもしろさを追求できる自由がある。うまくいかない、期待した結果にならないと、やる気を失っていくのが普通だが、失敗から学ぶことが推奨される、唯一の職業。 コロナのワクチン、治療薬の遅れで、日本の基礎研究力の低さが露呈した。身近なところから科学に目を向けてみよう(夏休み自由研究など)
・クリエイティブというと特別で日常から乖離しているように思うが、創造とは自分に恋をするようなもの。毎日5分でもいいから自分がやりたいと思っていることをとにかくやる。個展をやらなくても毎日スケッチするだけでもよい。かける金額が安い時こそ創造性が発揮される。
・何かを成し遂げる時、完全に一人でできることは限られている(例えば鉛筆を作る時でさえ、あらゆる国のあらゆる人が携わっている)そのことを忘れないこと。そしてそのすべてが一緒になって共通の目的を達成すること。1企業が利益のみを追求すると、しわ寄せがきてしまうこと。高い理念を持つ企業では共有価値が根付き、充実した仕事があり、収益を確保することは不可欠だが、どんな犠牲を払っても儲けるのではなく、価値の創造を最優先にしている
■終了後に
(24時間以内の行動宣言!)
・ジャーナリングをする
・あらためて自分の仕事を俯瞰する
・自分の軸をあらためて考えてみる
・小学生の夏休み自由研究を手伝う
・自分のSDGs宣言を書いてみる、それを見ながら子どもと話す
今回もまた、熱い気持ち、温かい気持ちで、皆さんとご一緒できました。
次回は9月3日(土)6時〜です。どなたもウェルカムです!
イベントに参加された後で、ご負担のない範囲で「楽しかった」「また参加したいな」という前向きなお気持ちになったとき、サポート(投げ銭応援)していただけたら嬉しいです。