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【イベントレポ】ちよプラ17周年記念!「コロナ後の働き方・オフィス・都市」

ちよだプラットフォームスクウェアは、表向きは「シェアオフィス」。
でも、俯瞰して振り返ってみると、色々な活動をしながら世の中に新たな問いかけをし続け、考える場を提供し続けてきた場所でもあります。

コロナ禍の真っ只中に17周年を迎えるにあたって、「働き方やオフィス、都市がどうなっていくのか?」という大きな問いに向き合ってみよう。皆さんと一緒に考えてみよう。
そんな思いをもとに、ちよプラに豪華ゲストをお招きして6つのテーマについてお話しした記念イベント。その一部をお見せします!(イベントページはこちら

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神田とどんなかかわりを持っていますか?

神田地域の街づくりにかかわってきた青山佾さん、神田錦町にオフィスを移転した糸井重里さん、淡路町の再開発に関わってきた須川和也さん

須川 和也 氏

須川さんは、神田ポートビルのリノベ―ションで
サウナ&ほぼ日の學校&写真館のコラボを実現させたキーパーソンです!

実力のある街、神田

そんなお三方が、神田をどのように捉えているか?
青山さんは神田を「実力のある街」と表現しました。

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(実力の反対”虚名”のある街の一例として、ある街が連呼されています笑)

神田の実力とは??

神田のわかりやすい実力の一つ、それはとても広いこと。神田駅はもちろん、神保町、秋葉原も全部神田地域で、歩くと結構な距離です。(西神田から東神田までは徒歩40分!)広い分、いろんなものが詰まっている。

「神田地域」

しかし多様性があるのは、広いから、だけではありません。

チェーン店が少なく個人店が多いのは、昔からの住人たちが持ちつ持たれつのローカル性を保ち、家賃の安さとも相まって、利益にまっしぐらなわけではないから。

神保町の古本屋街が今も残っているのは、その歴史的価値が評価され、空襲から逃れたから。

結果、オフィス街、学生街、文化が活きる江戸っ子の街、カレー街と、
多様な姿を併せ持つに至っています。

コロナ禍でも都心の人口が減らなかった理由

さらに、青山さんによると都心居住はむしろ増えているといいます。

青山佾氏

リモート化や地方移住の流れはもちろん加速しています。
しかし実際には、リモート化が難しく、密を防ぐためにより広いオフィスへ移る流れも大きいということです。

また、オフィス内でのオンラインMTGやフリーアドレス制など、新たに生まれているニーズに対応していく必要があるといいます。

コロナ禍でも、都心のニーズは減ったどころかむしろ増えている。神田も例外ではありません。

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丑田さん「神田ポートビルのおかげで仕事終わりにサウナに入れる、というのは新たなニーズにこたえられているかもしれませんね!」

ここをいじればもっと良くなる、神田

このように、神田には有り余る実力があります。しかしその事実は、まだまだ知られていない。

では、具体的に何をしていけばよいでしょう?

多様なものの集まりである神田。その実力のまとめ方・編集の仕方が、これからの仕事になるのではと糸井さんは言います。

糸井重里氏

「例えば『ほぼ日の學校』はネット上の學校ですが、住所に『神田』とつく人には3か月無料にすることで、『ネットで一つになれる』と『地域が連合できる』が重なりあって面白いんじゃないか、ということを考えている」

ちよプラとして何ができるか?

ちよプラとしてこれからどのようなアクションを起こしていこうか。そんなことを考えながらお話を聞いていると、ちよプラは神田という地域にそっくりなことに気づきました。

・ちよプラの関係者は様々な世代や業界の人たちが利用しているけれど、お互いにお互いの存在を受け入れている。(神田のような多様性がある
・都心のオフィスや会議室のニーズはさらに高まっている。(神田のニーズを高める要素の一つになっている)

その”実力”があまり知られていない、という課題も同じ…(笑)

ちよプラの多様性を活かしながらも、時代の変化にともなうニーズに対応していく。そして世の中に問いを投げかける場としてのプラットフォームを提供し続ける。そんなことを頭の中に留め置いた回となりました。

17周年事業ゲスト

ご登壇いただいた皆さま、ありがとうございました!

(今回のアーカイブ動画は、入居者の方に限定公開しています。入居者の方は、メールをご確認ください。)

ちよプラとは?

ちよだプラットフォームスクウェア(通称ちよプラ)は、様々な世代と地域が共創しながら新たなビジネスや文化を生み出していくシェアオフィスです。フリーアドレス制/個室制のオフィス入居・会議室の貸し出しを行っているほか、旬の野菜を育てている屋上庭園や周辺の中小ビルと連携した別館「ANNEX」、"人と事業と文化がそだつビル"「錦町ブンカイサン」など、常に変化し続ける環境づくりを進めています。


                            (文:市村

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