見出し画像

入居者紹介vol.3~株式会社コミュニケーションカンパニー・森木まゆみさん〜

こんにちは!入居者インタビュー担当の市村です。
ちよプラの中で多種多様な方が、同じ屋根のもとでシェアしている。その面白さ、有り難さをおすそわけしちゃいます!

今回は入居者紹介第三弾!コンシェルジュの手島さんと一緒に、オープンネストに入居されている森木まゆみさんにお話を伺いました。

入居者プロフィール

森木まゆみさん

出身:岩手県盛岡市
ちよプラ入居時期:2014年7月
趣味:歴史(NHK番組「英雄たちの選択」を欠かさず観ています)

入居は2014年!そのきっかけとは?

ー本日はよろしくお願いします!まずは入居のきっかけを教えてください。

自然豊かな住環境を求めてしばらく長野に住んでいたのですが、東京に引っ越すタイミングでシェアオフィスを探しました。
ネットで検索してこちらを知り、入居しました。

ー今はたくさんあるシェアオフィスですが、2014年の時点ではまだまだ少なかったと思います。抵抗はなかったですか?

学生時代にイギリスに留学していたのですが、留学先の学校に「Common Room」(訳:共有ルーム/休憩室)という、学生が集って自由に使っている部屋がありました。その環境への憧れがあったこともあり、抵抗はなかったですね。

また、シェアオフィスを選んだ理由には実益的な面もありました。
オフィスの管理コストを考えると、同じ値段で小さなオフィスを借りるよりも断然お得だと思います。

ー確かに、利用料(16,500円/月)以外に急な支出がないことは安心材料かもしれません。

お仕事について

ー次に、森木さんのお仕事についてもお伺いさせてください。

株式会社コミュニケーションカンパニーの代表取締役をしています。会社の事業内容は、一言で言うと一般書籍の制作をお受けしています。

ー出版社とは違うのでしょうか。

出版社からお仕事の依頼をもらっています。企画を提案したり、提案を受けたり、執筆を任されたり。関わり方は、本のプロジェクトによって違います。

本を作るときには、色んなプロの方がいて面白いですよ。
例えば校正のプロの方は、旧字体のものすごく画数の多い漢字の細かい違いに気づいたりとか。自分でも校正はやりますけど、やっぱり専門職の方は違います。

本って文章ができたら終わりではなくて、お客さんに届ける贈り物なので、文字のサイズから表紙のデザイン・装丁まで、こだわらなくてはいけない部分は多いですね。あ、うちの場合、その辺りは出版社のすご腕の方が采配をふるってくださってます。

ー色んな方が関わってできているんですね。どのくらいの期間でできるんでしょうか。

企画が決まって実際に動き出してからは、だいたい1〜2か月くらいですね。

ーえ、そんなに短いんですか!?

もちろん、企画の段階でポシャってしまうものもありますけど、「これは行こう」となったものは、まず制作完了の目処を決めます。その後、精鋭4、5人くらいで進めます。

ー期間だけでなく、人数も想像以上に少ないです。。

あまりに専門的な分野で執筆するのが難しい場合などには、その道の方に執筆をお願いしますが、その場合は遅れないように余裕をもったスケジュールを組み、状況に合わせて日程調整しながら進めていくことも仕事です。

ー仕事をする上で、どんなところが大変ですか?

ヒューマンエラーが、一番大変ですね。
「よし、それで行こう」の「それ」が実は人によって違っていたりして、修正が必要になったり。終盤に予想していなかったことが起きて、こんなの絶対終わらないよ、と心細くなるときもあります。結局はお互いのコミュニケーションが重要だと、つくづく思い知らされます。

今はパソコン上で自在に編集できるので、昔のように写真を焼き増ししたり、トリミング範囲を手書きで指定したり、といった作業量に関する大変さは格段に減りました。でもヒューマンエラーにまつわる危機管理の大切さは昔から変わってないと思いますね。

ー執筆のお仕事って、ひたすらパソコンに向き合って書いていくお仕事かと思っていましたが、意外と人間臭いお仕事なんですね。

そうだと思いますね。

オープンネストについてのぶっちゃけトーク

普段お仕事をされているオープンネストのブース席

ー森木さんはオープンネストに入居していただいてますが、利用される頻度はどのくらいですか?

結構来ますね、週3〜5ですね。
集中して執筆したい時に自宅にこもって仕事をすることもあるけど、他の方に執筆を依頼するときは、依頼書など紙で送らなければならない機会も多いんです。印刷機が1階にあって、郵便局も歩いて1分のところにあるちよプラは便利ですね。

また、自分で執筆するときも、紙媒体で発行するものは一旦紙に印刷するようにしています。読み手と同じ感覚になって見直したいので。
そういうタイミングでも、インク切れや用紙切れの心配なくストレスフリーで使わせてもらえるちよプラの印刷機は助かります。

ーここだけの話、オープンネストでも集中できるでしょうか?

全然できますよ、仕切りがあるので。空間にゆとりをもったデスク配置になっているので、他入居者さんの電話やweb会議の声も適度に中和してくれて、BGMのような感じです。

ーそう言っていただけて安心しました(笑)

ちよプラの使い倒し方①癒し企画!?ちよプラアグリ

日差しが暖かかったので、しばらく屋上でインタビューを行いました。

ー森木さんは、結構ちよプラのことを使い倒していただいてますよね。
それこそ今いる屋上で野菜を育てる「ちよプラアグリ(※)」にも、参加していただいてますし。ちよプラアグリに参加したきっかけはなんですか?

※ちよプラには屋上農園があり、夏と冬に野菜を育てて収穫する「ちよプラアグリ」を開催しています。

元々長野にいた時に、自然農をしている方と繋がって、その方から野菜を買っていました。
東京に来てからしばらくはスーパーで野菜を買っていたんですが、やっぱり信頼できるところから買いたいと思い現在はその農家さんから買っています。

ーちなみに自分で野菜を育てたことは?

家でプランターで育てたことはありますよ。子どもの頃にも、祖父母が裏庭でダイコンやナスを作っていて、収穫だけ手伝ってました。だから、たまに屋上へ見に来た時に野菜が育ってるのを見ると親しみが湧きます。可愛いですよね。

ー今も、前来た時よりもだいぶ育ってますね!

3か月間育ててきたそらまめと玉ねぎ

参加費500円で、半年間も作物の成長を楽しむ体験ができるのはすごくありがたいです。

一度植え付けをすればあとは余裕があるときに見に来ればいいし、収穫時の追加費用もかからないし。手袋もシャベルも土も肥料も一人分ずつ用意していただけるので、仕事用の服でも汚れないし。うまく育つようサポートや知恵を授けてくれるし。眺めのいい屋上に来るきっかけもできて嬉しいです。

これって、究極の入居者向け癒し企画だと思います!

ー素敵なネーミングをありがとうございます!

ちよプラの使い倒し方②意外と知られてない?ビジネスセンター

あとは仕事柄、印刷する機会が多いので、1階ビジネスセンターにはとてもお世話になっています。名刺も再生紙で作ってもらいました。

複合機も、コンビニで印刷するより質がいい気がするんですよ!分からないことがあっても嫌な顔一つせずに教えていただけますし。もう太鼓判です。

いつも印刷をしているという1階の複合機(白黒コピー10円/枚)

ーありがとうございます!ビジネスセンターの斉藤にも伝えておきます!

斉藤さんもそうですし、コンシェルジュの皆さんが、すごくいい距離感だと感じます。変にお客さん扱いでもなく、かと言って馴れ馴れしいわけでもない。でも何か困ったことがあると、すごく親身になってくれる…。安心感がすごいです。

ーコンシェルジュ冥利に尽きます…!

段々、ここを使っているうちに、施設自体が広〜い自社オフィスみたいな感覚になってきました。
ラウンジが応接室で、会議室はweb会議用の書斎、屋上は庭で(笑)
場所の使い分けもできて本当に便利です。

よく利用されているというプロジェクトルーム013(会議室の料金はこちら

ーめちゃくちゃ褒めてくれる・・!!

心から褒めてます(笑)

ー入居されて長いですが、初期の方がアットホームな雰囲気を感じていましたか?

いや、最近代表の方も変わって、コンシェルジュの方もどんどん若返っていて、今の方が居心地が良いです。Facebookもできて、楽しそうな雰囲気も伝わってきます。

ーおお、本当ですか!これからも新しい風を吹かせていけるように精進します。最後に、森木さんの方から告知はありますか?

昨年、編集に携わらせていただいた書籍『復原模型で見る日本の歴史』(山川出版社)の紹介をさせてください。全国の博物館などには昔の建物や町並みを復原した模型があり、それらを眺めながら石器時代から明治までの日本を辿ろうという本です。

復原模型で見る日本の歴史』(山川出版社)

取材や編集を通じて一番印象的だったのは、各館の学芸員さんや担当者さんの熱意です。わずかに残る建物痕跡や古文書を駆使して何百年も前の姿を復原した方々の熱意、そうして出来上がった模型は「この地の成り立ちを表現したものだから多くの人に見て欲しいです」と精力的に取材執筆へ協力してくださった方々の熱意。全国各地、たくさんの方々の思いが込められた一冊です。どうぞお手にとってみてください。

ー歴史好きの森木さんの携わる本ということもあり、気になります。ぜひ手に取ってみます。本日はありがとうございました!

ありがとうございました。

編集後記

オープンネスト第一号インタビュー!
今回はオフィス、ラウンジ、会議室、複合機まで普段ちよプラに来た際に利用しているところを巡りつつ、館内施設、設備の使い勝手についてもお話を伺いました。

実際に利用される方と管理する側では気付く点も違います。
館内のあの部分は古き良きを残しているのかな?ぐらい古いままだったり。そうですね、確かに。という場所もあり・・・

オフィスレイアウトは少しずつ変化をしてますが、館内全体も少しづつ変化を加えていけるよう頑張りますっ!
ちよプラらしい施設であることは崩さず笑

またインタビューをするにあたり、改めてご入居時の資料を拝見したところ、な、なんと森木さんと誕生日が一緒!(私と)という新たな発見もっ♪
これといって何かあるわけではないのですが。

今後も末永くお付き合いいただけたらと嬉しいです。(手島)

ちよプラについて

多世代・多地域がつながり育つシェアオフィスーーちよだプラットフォームスクウェアは、様々な世代と地域が共創しながら、新たなビジネスや文化を生み出していく為の拠点施設です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?