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ガンマ波(γ波)で記憶力アップ
ガンマ波(γ波)状態になって記憶力アップを目指しませんか?
近年、ベータ波やガンマ波に導くバイノーラルビート(binaural beat)によって、長期記憶もワーキングメモリも高まったという臨床試験の報告が出されています。
出典:
1)Brain responses to 40-Hz binaural beat and effects on emotion and memory
2)Binaural auditory beats affect long-term memory
他にも、ガンマ波(γ波)には、アルツハイマー型認知症を予防する、集中力がアップする、いわゆる「ゾーン」状態に入ってパフォーマンスが高まるなどの効果が言われています。
ガンマ波(γ波)とは
脳から発生する電気的信号(脳波)は、周波数によって、以下のように分類されています。ただし、各脳波に該当する周波数は、人によって微妙に違っていることが多いです。
アルファ波(α波): 8~13Hz
ベータ波(β波):14~27Hz
シータ波(θ波):4~7Hz
デルタ波(δ波):0.5~3Hz
ガンマ波(γ波)は、ベータ波(β波)よりさらに上の周波数の脳波です。
一般に、27Hzから上とされることも多いですが、24Hz以上とする定義もありますし、またベータ波と区別する必要はないとする意見もあります。
ただ、実際の能力開発の場面では、ガンマ波(γ波)は、40Hz-が使われます。各研究論文でもそうですし、ガンマ波誘導と宣伝しているCDも40Hzのバイノーラルビートが使われています。
ガンマ波状態を創り出すには
私たちの脳の活動を高める効果が期待できるガンマ波(γ波)ですが、ガンマ波状態になるにはどうすれば良いのでしょうか。
4つのことが考えられます。
1.瞑想
瞑想に熟達した人が瞑想に入ると、リラックスしてアルファ波からシータ波とだんだん脳波が下がってきます。が、4Hz程度のシータ波まで下がると同時に40Hz程度のガンマ波が見られるようになります。
瞑想や呼吸法は、ガンマ波(γ波)になるために習得しておきたいメソッドです。
2.情熱を持ち、愛情を深める
「ゾーン」や「フロー」と呼ばれる状態になると、脳波はガンマ波(γ波)になるとされています。
「ゾーン」や「フロー」を体験するには、メンタル面も重要です。高い情熱を持ち、愛情を深めながら、物事に接していく必要があります。
3.スーパーフード
食べ物もガンマ波(γ波)になるのに考慮すべき要素です。
一部のブログ等では、カカオ、緑茶、青魚、ピスタチオなどを勧めています。
共通するのは、血液をきれいにし、血流を良くするとされる食材です。
他にもいくつもあると思いますが、今後の研究課題です。
4.脳波誘導テクノロジーを使う
脳波には知覚される周波数に同調する性質があります。この性質を利用することで、狙った脳波に誘導することができます。ガンマ波の効果を調べる臨床試験では、
バイノーラルビート
モノーラルビート
光の点滅
低周波音
経頭蓋交互電流刺激法(tACS)、など
といった手法が使われています。
このうち経頭蓋交互電流刺激法(tACS)を除く脳波誘導手法については、「7つの脳波誘導手法を詳しく解説 」に詳しく説明があります。
注意:
ここ数年で臨床試験などの報告が増えてきましたが、エビデンスはまだ十分とは言えません。また、ガンマ波の測定は難しいことにも留意する必要があります。過去には皮膚や筋肉からの信号を誤って拾っていたケースもあります。
今の時点では、1つ1つの報告に惑わされずに、全体を見ていく必要があるように思います。ただ、それでも効果から見て、ガンマ波にチャレンジする価値は十分にあるのではないでしょうか?
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