[ Event Report ]京都大学 x Plug and Play Pitch Day 2020
先日、「京都大学×Plug and Play Pitch Day 2020」を開催しました!ご参加いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。来られなかった方のために、簡単ではありますが以下にイベントのレポートをお伝えします!
【イベント概要】
イベント名:京都大学×Plug and Play PITCH DAY 2020
開催日時:2020年2月1日(土)15:30〜17:00(開場15:00)
会場:京都大学国際科学イノベーション棟5Fシンポジウムホール
「京都大学×Plug and Play Pitch Day 2020」は、ベンチャーキャピタル2社と、大学発のスタートアップ4社のピッチで構成した、京都大学とPlug and Play初の共催イベントです。京都大学産官学連携本部様にご協力いただき、今回共催のはこびとなりました。
同日午前中には、ベンチャーキャピタルからスタートアップへのメンタリングも実施。こちらはクローズドのイベントでしたが、参加したスタートアップからは「自分たちに欠けているものが何か的確に指摘してもらえて参考になった」「英語ピッチの機会を得られてよかった」との声が聞かれました。
15時からは一般の来場者を対象としたオープンイベントが開始。まず最初に、京都大学産官学連携本部IMS寄附研究部門の木谷哲夫教授に開会のご挨拶および趣旨のご説明をいただきました。
続くキーノートスピーチでは、Q Venture PartnersのHenry Tan氏とAbies Venturesの長野草太氏のお二人にご登壇いただきました。Plug and Play KyotoのイベントでVCの方に登壇いただいたことはこれまでになく、ふだんは伺い知れないVCの持つ視点や、注力されている業界などについてお話いただきました。
次に大学発のスタートアップとして注目を集めている4社が登壇。通常、Plug and Playではピッチの時間は3分ですが、今回は少し長くして4分でピッチしていただきました。
バイオームは、出会ったいきものを集めて世界を冒険するコレクションアプリ「バイオーム」を提供する京大発スタートアップ。生態学分野の研究を生かし、生物の遠隔測量に置いて日本有数の技術を保持しています。
Azul Energyは、空気電池の東北大発スタートアップ。次世代エネルギーデバイスとして期待される「空気電池」の新たな可能性に着目し、クリーンエネルギーによる循環型社会の実現を目指しています。
スクリエは使い捨て入れ歯の開発を行う京大発スタートアップ。現存する商品でビッグデータ解析に至っているヘルスケア商品は少なく、口腔はじめ全身の時系列変化、機能データ解析と距離(空間)のギャップレスを可視化しています。
オーシャンアイズはFishTechの京大発スタートアップ。海洋数値モデルやデータ同化技術を用い、海水温や流向・流速といった海況を高精度で予測する技術や、地球観測衛星が観測した海水温データなどを元にディープラーニングとパターン解析を用いて漁場を推定しており、漁業者にも地球にもサステナブルな漁業の実現を目指しています。
来場者は学生と社会人が半々ほど。イベント後のネットワーキングも盛り上がりました! 今回、Plug and Playのイベントに来るのが初めてという学生も多く、「ふだん聞けないスタートアップやVCの話が聞けてよかった」「ネットワーキングで直接話せる機会があってよかった」などの感想が多く聞かれました。
(参加した学生のコメントより)
『京都大学で起業している人は多くいると思うが、なかなかこうして顔を合わせたり他のスタートアップがどんなことをしているのかを知る機会がなかったので、こうしたイベントに来られて嬉しい』
『視野を広げたいと思い参加した。就職するだけではなく起業するという選択肢を知れるイベントがもっとあれば面白いなと思った』
『非常に刺激を受けた。京都は大学や研究室が多くスタートアップ企業には良い土地柄だと思うが、一方で自分のような研究室に所属していない学生(経済学部)がそういった起業家に触れられる機会は少ない。東京でスタートアップをやる学生が多く、京都に少ないというところにそれが現れているのではないか。こういうイベントが増えていけばアントレプレナーシップの醸成に繋がると思う』
当日の様子を、弊社京都オフィスのインターン生が動画にしてくれました!
「学生の街」として知られる京都で、Plug and Play Kyotoも学生の方々との連携を深めて行きたいと思っています。インターンも随時募集していますので、ご興味のある方はぜひぜひお問い合わせください!