エクスクラメーション大好きnote
ごあいさつ
こんにちは、ちよです。以前AT1選である『クオリア』のnoteを書いた時に想定よりも大きな反響があったので、今回はAT2選であるエクスクラメーションについて語っていきたいと思います。
この楽曲は現在開催中の「既存楽曲復活祭2024」の参加楽曲なので、もしお気になさったら、いいね・コメント・マイリス登録等よろしくお願い致します。
目次
概要
この作品は、ボカコレ2023春のルーキー作品としてボカロPのつなさんにより2023/3/18に投稿された楽曲です。つなさんは元々アセナハクトというバンドで、お父さんが叶えられなかった"メジャーデビューになる"という夢を目標に活動されていました。しかし、新型コロナウイルスの影響でバンド活動が思うようにできなかったり、バンドメンバーと作成する楽曲の雰囲気に違いがあったりなど、様々な理由でバンドは解散し、今は1人で「日本一可愛い曲を作るボカロP」を目指して活動されています。
エクスクラメーションはそんなつなさんがソロ活動を始めてから1作目の曲です。構想1年と、長い時間をかけて作られた力作だといいます。その甲斐あってか、構成、音使い、調声など、細部までこだわりが感じられます。
ボカコレ2023春では思うような結果は出なかったのですが、この後『僕はJKボカロP』『クエスチョン』『サイボーグ』と投稿を続け、 自身5作目となる『ダメ!ダメ!リアル女子!』はボカコレ2024冬でTOP50位にランクインを果たしました。その後『臆病シンデレラ』『トイプードル』と投稿を続け、ここまでに7作品を投稿さています。どの作品も可愛い音や歌詞をふんだんに取り入れており、可愛い曲調になっております。
この楽曲について
次にこの楽曲について、音使いや歌詞などの観点から語っていきたいと思います。この曲を聴いてから、または聴きながら読むとより楽しんでいただけるかと思います。
音使い
まずはコード進行です。とてもお洒落。浅いことしか言えなくてすみません。でも本当に素晴らしいコード進行だと思います。
全体的な曲調はロック調な雰囲気に可愛い音を重ね、"つなさんらしい"を確立させています。ドラムとシンセの使い方は誰にも劣らず、正につなさんならではだと言えます。特にサビ前のぽぽぽぽってところが好きです。
歌詞と曲の構成
歌詞
この曲の歌詞は端的に言えばガチ恋勢の女の子が推しとあんなことやこんなことをする妄想をしている様子を描いています。推し活女子って、可愛いですよね。あの子ばっかりズルい、私も見て欲しい。とても可愛い恋するオタクのそんな気持ちが伝わってきますね。曲の構成や音使いからも、そんな気持ちが見て取れます。
サビの一部分から始まってイントロ入るやつ(前奏のようなもの)→Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ→Aメロ→Cメロ→間奏のようなもの→落ちサビ→ラスサビ(転調)→後奏のようなもの
曲の構成は上のようになっています(多分)。既存曲のテンプレに捕らわれない、独創的な構成になっていますよね。
サビの一部分から始まってイントロ入るやつは正式名称がわからないのですが、好き好き大好きって感じです。この曲の見せ場を初めに持ってきて、世界観に引き込むような感じが良いですよね。
Aメロは弾むようなシンセ音を多く取り入れ、可愛さを前面に出しています。また、ドラムの音を控えめにすることで歌詞の拗ねたような雰囲気をより際立たせていると感じます。
Bメロではドラムの音を多く取り入れることで、夢の中で推しと会ってあんなことやこんなことをして、テンションが上がっている様子を表現しているように感じます。
Cメロでゲンジツツライになって、虚無になっている様子をドラムの音を完全に消すことで表現しています。Cメロで勢いを殺しながらもサビに向けてClap!を入れて盛り上げようとする音使いがとても良いです。
サビでは推しにドキドキしているのに、妄想ばっかりしていてどこか寂しいという可愛くも切ない気持ちを歌っています。ポジディブな気持ちでネガティブな気持ちを覆い隠すような雰囲気になっているのがとても印象的です。推しのことが本当に大好きで、心配をかけさせたくないと思っているのでしょうか。
2番のAメロではスネアの音が際立っています。2番ではBメロを飛ばしているので、1番と同じようにドラムの音を控えめにするとCメロとの間でメリハリが小さくなってしまいます。また、Cメロ終わりで盛り上げ、間奏のようなものから落ちサビに繋ぐ感じが良き良きです。この辺は盛り上がりと盛り下がりのメリハリがハッキリしていて、とても良いですね。
一瞬の静寂を経て、落ちサビに入ります。歌詞は変わるのですが、少し韻を踏んでいて、心地いいですね。ここの言い回しについては、後ほど詳しく語ります。
落ちサビで焦らしてからの転調ラスサビは、ありきたりですが、とても良いですね。よく使われるということはそれだけ良いものであるということを裏付けていることにもなりますしね。音にメリハリがあると盛り上がりで絶頂を迎えて気持ちよくなれますね。やっぱり音楽ってえっちだなと思いました。
この曲のここが特に好き!
この曲の特に好きなところをいくつかピックアップして紹介していきます。
わかりやすく可愛い音と歌詞にかっこいいドラムが合わさって、超絶可愛いになっています。推しとあんなことやこんなことをする妄想をしている女子という設定が個人的にとても刺さりました。歌詞も音も超絶可愛い。
サビなので当たり前といえばそうなのかもしれませんが、初めてこの曲を聴いた時、やっぱりハマったのはここの部分です。"ドキドキしちゃった"とか"クラクラしちゃった"とか、擬音を使った表現が超絶可愛い。聴いてるこっちがドキドキしちゃいました💕
自虐系女子も可愛い。そんなことないよ!って言ってあげたくなる。そんな時は、YouTubeじゃなくてニコニコを使おう。ニコニコならリアルt…失礼しました。本当に可愛い。夢の中はリア充でいさせてよって発言も可愛い。
ついにこの世の真理に気づいてしまいました。推しに好きな人がいてもおかしくない、もし好きな人がいて、付き合ってたりしたら辛いですね。もう立ち直れないかもしれません。なら現実から目を背けましょう。そう、妄想をするんです。
落ちサビで雰囲気がガラッと変わりましたが、相変わらずミクさんは可愛いです。妄想の果てに、推しがもしかしたら自分のこと好きかもしれないという発想にまで至りました。もし本当にそうだったらとてもびっくりするけれど、私からの好意に気づいてくれていたらいいなと。またここでは"イルミネーション 飛んで火に入る冬の虫羨ましいけど"という表現が出てきます。日本語には飛んで火に入る夏の虫ということわざがありますが、これは自ら進んで危険や災難の中に飛び込む様の例えとして用いられます。ここでは夏が冬になっていて、さらにそれが羨ましいようです。つなさんはこういった変わった言い回しを歌詞のどこかに組み込むことがあります。イルミネーションでわちゃわちゃしてるリア充どもが羨ましいなっていう歌詞でしょうか。自ら夏の危険な炎に飛び込む様ではなく、一緒に冬の素敵な光(イルミネーション)に飛び込む様を羨ましがっているのでしょう。わかる。
後奏のようなもの
La-La-Laとか、むにゃむにゃとか、夢で会えたらとか、ミクさんがいちいち可愛い。ずるい。勝手に歌詞ではないと思ったので文字起こしに入れていませんが、ここも全部好き。
弾むようなシンセの音
ぽぽぽんと弾むような音がかわいくて好きです。僕自身楽器に疎くて、シンセじゃねぇよって思われるかもしれませんが、大目に見ていただけると助かります、あらゆるパートに出現するこの音はつなさんらしさをよく感じて、とても好きです。一番好きなのはCメロのぽぽぽぽって音です。
合いの手
合いの手も可愛いです。Foo!! とか、むにゃむにゃあああとか、一緒に言いたくなりますし、Clap! は実際に手を叩きたくなります。ミクさんの声も可愛いけど、音も可愛いから、つまり可愛いってことです。
調声
おそらく音源にはSweetのソフトを使用しているのだと思われますが、調声もとても可愛くて上手だなと思います。一音一音がとても可愛くて、その全てにこだわりを感じます。別の曲ではありますが、調声前後の比較ができる投稿もありますので、併せてご覧ください。
おわりに
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。エクスクラメーションは構想1年なだけあって、細部にまでこだわりを感じられる、素晴らしい作品だとおもいます。
繰り返しになりますが、この楽曲は現在開催中の「既存楽曲復活祭2024」の参加楽曲なので、もしお気になさったら、いいね・コメント・マイリス登録等よろしくお願い致します!!!!!!!!!!!!!!!!!