息できないのは君のせい 3巻19話のはなし

「指輪どうする」



矢野くんのベッドですやすや寝てる志筑くんかわいい…寝顔…!

寝室は別がいい派だったのに、何だかんだで矢野くんのベッドで寝てるシーンが多くなってきてそれがとてもかわいい、くまと一緒に寝てるの無理…
矢野くんの起こし方優しい目線合わせて話しかけるのすごい糖度高い…好きな人にしかやらないやつだ…そしてお出かけのために頑張って起きる志筑くん好き

3巻は本当序盤からずっっと甘々だよな…愛がだばだばでとっても愛おしいたまらん



息でき、本当に「日常の中に潜ませる違和感」の描写が違和感なさすぎるんだよな(ややこしいな)
スマホに残る不在着信と志筑くんの訝しむ表情で読者に「あれ?」と思わせるここのさりげなさがとても良い

2巻の卵焼きの話もだけど、少しずつ引っ掛かりを作っていって話が展開されていくその伏線と伏線の回収が全部きれいな入れ子なのが好きです
卵焼きの話が大好きすぎてずっとこれを言い続けている、本当にずっと好きなので
なんでもない日常からドラマを作り出すその切り取り方の自然さが本当に好き



休日のお出かけ良いな…生活リズムも真逆で一緒に住んでいても顔を合わせる時間すら少ないだろうから、貴重な時間なんだろうなあ
暦通りの休日で働く会社員でも時間合わせるのって結構大変だから、その時間に対する相手への尊重に愛を感じるなあ、家でごろごろする?って聞く矢野くんからも、ちゃんと起きようとする志筑くんからも

1出された情報から勝手に10くらい解釈してしまうオタクなのであれなんですけど…ほんと静かに読むってことができないなわたしは



パイナップルジャムのくだりもすごく好きです
志筑くん全然そんな気もなく言ってるだろうけど、自分の味とかの好みを恋人が把握してくれてるのって、胸がいっぱいになるような嬉しさがあるよ
「…楽しみにしてるね」って言う矢野くんの表情がもう読んでるこっちが幸せになる顔なんですよ
最後矢野くんに「僕のことすごく好きでしょ?」って言われるのそういうところだと思うよ、無自覚な溺愛なんだよな…多くは語らないけど全然不安にさせない天然スパダリ志筑くん大好き…世界一幸せになってほしいカップルです
あとここで志筑くんのお母さんの話も触れているから、志筑家訪問までの流れもスムーズで読んでてとても心地が良いです



指輪なあ~本当もはや何百回読んだかってくらい読んだので、そのきっかけになる今話がとても好き
3,4巻での主題だものね…本当に好きなんだよ35話

指輪作るのに早いとか遅いとか、2人の間にあるハードルとか、そこまでの道のりの描かれ方が本当に丁寧で大好き…
指輪を作りたい矢野くんとまだ早いだろと言う志筑くんのちょうど良い温度感で進められていくここの会話劇、テンポが良いよなほんと…プロポーズのところかわいすぎて大好きなんよほんと
ゼニコ先生の作品全部買って読んでるけど、やっぱりこういう部分のトーンはどの作品も良いし、しかも過去作品よりもどんどんテンポもキレも増してきてるし、すごいなと思います


指輪買ってもこのままだとまわりに説明するのも難しいよね…というところで志筑くんに着信が入り、それが冒頭の不在着信と同じ人物であるということからまた少し違和感を残しつつ次回に繋げていくという演出がすごく良い
余韻の残し方良い〜…
読者全然迷子にならないし、道案内がさりげないから山歩きするのに景観を損ねないみたいなところもある(例え話が恐ろしく下手だな)


嫉妬するしないの話で「志筑くん僕のことすごい好きでしょ?だから全然大丈夫」っていう矢野くんの幸せそうな笑顔が大好き…!!
恋人にこんなん言われたらもうダメになる…志筑くんいまの今まで自分の溺愛を全然自覚してなかったんだろうな…これだけ愛してることを恋人に分かられているの本当にむず痒いけど素敵なことだよね…一生2人で幸せに暮らしてほしいほんと好き


それでおまけなぁ、個人的にはそんな「セフレ作っていいからね」なんて言われたら泣くんだけどそこの話ではない
矢野くんとセフレになってからは矢野くん1人としか関係を持ってこなかったのをこのタイミングで知る矢野くんどんな心境なんだろうか…自らを快楽主義者と謳っていた人が…矢野くん何回刺されたら良いんだってくらい刺されてますね針山だねここほんと好き

19話も大好きな話です



同性婚について考える
これはこの漫画読む前からずっとある問題だけど、矢野くんと志筑くんの結婚の話を読みながら、またいろいろ考えたりしました

同性婚の合憲性については、今月14日に札幌高等裁判所で「同性どうしの結婚が認められないのは憲法違反」と出されたけれども
G7で同性婚が導入されていないのは日本だけだよね…

好きな者どうしが結婚することは他の誰かが傷つくような話じゃないのに、なぜこんなにも認められないのだろうな
そもそもなんで結婚するのに他人の損とか考えなければいけないの??とか思ってしまう

人のスタンスはそれぞれだから本当に言葉を選ばなければならないし法律婚にこだわらない方ももちろんいるかもしれないけれど、例えばパートナーを扶養家族にできなかったり、財産相続ができなかったり、親権を持てなかったり、病気の際の説明が受けられないとか集中治療室とかの面会ができなかったりとか、公的認証を基にした公的保障が得られない、本当に社会の壁というか、自治体や企業がいろんな制度を設けたとしても解消されない不利益を考えてはその不自由さと不平等さに「なんでなの」と強く思う
「違反しない」というならじゃあ具体的にどういう理由で「違反しない」としているの?っていうのを大阪地裁の判決をんんんんって首をひねりながら読んでたけど、本当に腑に落ちない

好きな人と結婚したいだけなのにね…

すごく楽しく笑って読める作品でありながらすごく真面目に読みたくなる作品でもあるので、この2人は現実にはいないけれども、そういうことも考えたりします

好きなキャラクターたちには望む形で幸せになってほしいしな… もちろんいまのこの世を生きる人たちみんながこういう壁に阻まれずに自分の望む未来を選択できたら良いのになっていう思いがあります
その人が一番幸せになれる選択肢があったら良いなと



今日はジムなかったのでダラダラしてたんだけど、もう寝る時間だな…安定剤飲んで寝なければならない、早いよ夜が終わるのが…明日も仕事頑張ります適当に

ここに書いても読まれないことは知りつつも、今日帰りの電車で、席を譲ってくださった優しい男性の方ありがとうございました…!
ヘルプマーク付けてると何となく座席の前は立ちづらくて脇の方にいたんだけど、わざわざ声をかけてくれて有り難かったです

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