息できないのは君のせい 3巻22話のはなし
「三好ロックオン」
矢野くんの手を引き三好から逃げる志筑くんのところから
最初にカメラワークの話をするぞ、先生のカメラワーク好きなので
動きがあるカメラワークと空気の緩急が抜群で本当に好きです、ドラマ見てるみたいなんだよな
冒頭矢野くんの腕を引いて逃げる志筑くんのところの志筑くんと矢野くんの遠近感、イベリスのメンバーに引き止められている三好との距離が開いていく遠近感、どちらからも切迫感・緊迫感を感じられて好きだし、振り返った肩ごしの矢野くんのカットでフッと一瞬時間が止まったようなまた別の緊張感が出るのが良い、緩急があるから読んでて引き込まれる
家に着いて2人が話すところから三好が襲来してくるところまでも大好き
玄関から廊下に歩いていくところのカメラワークが本当にめちゃくちゃ好きなんです共感してくれる人募集…
ハイアングルで撮られた玄関からグラウンドレベルの足元だけのカットに移すところ、話しながらリビングに向かうだけのシーンに動きが出てて好きなんですよ
そして騒動が終わったかと思いきや、奥に見える玄関のドアから連打されるインターホンとドアをたたく音と三好の声で「どう見てもヤバい状況」を感じざるを得ないここの描写も好き
2,4コマ目で一瞬空気が止まるコマを挟むから明らかにやばい来客のインパクトが強まるし、2コマ目から4コマ目でカメラが寄ってドン引きの2人の表情がそれを物語っていて良いです…
その後は志筑くんが話をつけに行ったので矢野くんだけのコマが続くんだけど、アングルもスピード感も細かく変わるしずっと飽きない
本当に良い…文字を打つ手が止まらない~~
三好のインパクトめちゃつよだね…
先生の言う通り嵐のような男だね
美しければ男女問わずな三好に捕まる「子猫ちゃん」て実際に言う人初めて見たわ
本当に本筋じゃないところなんだけど、家に帰ってきてからメガネをシャツにかける志筑くんの仕草がめちゃくちゃ好きですね…廊下からリビングに向かうところでシャツにメガネをかけて、三好とセッションするために自室に戻るときにはシャツからメガネを(たぶん)外すんですけど、一連の流れが全部好きです、何でもないところかもしれない、そういう目に付かないかもしれないところを細かく描いてあるのを読むのが好きです
脱いだ上着を志筑くんはベッドに放り、矢野くんは畳んで膝の上とか、そういうのをすごくよく見てしまう好きなので
ストーリーの邪魔を全然しないところで人が自然にやることを細かく描いてあるのがいつも好きです
わたしこれ志筑くんがリード咥えてるの最初意味がわからなかったのですよ、手を空けたいから咥えてるのかと思ってたのです
ほんとサックス(というかリード楽器か)始めてなかったらそのまんま読んでたな〜って
口に咥えて湿らせてたんですねっていう…これは初心者にしか体験できない発見ですよ、サックス始めて良かったね🎷
楽器やらない人間(わたし)の解像度はこんなもんなので、たぶん他にもいろんな見逃しポイントがあるんでしょうね…
知り合いだと言わなかったことと三好を家にあげてしまったことを謝る志筑くん、本当に矢野くんのことを大事に考えてるんだな〜とわたし矢野くんじゃないけど嬉しい気持ちになる
こうやって自分のこと考えてくれているだけでもすごく嬉しいよね、綻びる矢野くんの表情かわいいよな…リード外してキスするの最高こういう何でもないところにときめきをぶち込んでくるの良すぎるんだよな、日常のたまらない幸せがここにあるって感じ…
三好とのセッションなぁ
ここ3,4巻の一番大きい引っかかりの発端であるけれども、話のテンポと三好のキャラクターの質も相まって重さ軽さの釣り合いのとれた展開だなぁと思いました
セッションをして、やっぱり吹奏楽よりジャズをやるべきだと志筑くんを引き込もうとする三好に波乱を感じさせるものの、帰り際三好をバッサリあしらう矢野くんのテンポの良さよ、こういうのが好きです
一回空気を和らげてから顔も耳も首まで真っ赤になって息を切らしながら謝る志筑くんの姿の申し訳なさがすごく良い
矢野くんがいるのに良い演奏で興奮してしまった志筑くんの姿の出し方が好きです
嵐の男三好、波乱を巻き起こすけれどもいろんな思いを持った魅力的な人間で、軽くもなれるし重くもなれるキャラクターのバランスがすごく良い好きな子です
ひさしぶりに読書感想文書いたな〜
薬がね、すごく強いので一日中眠いし頭がボヤつくので、文字を打つのが大変だわね〜