好きな漫画をテーマパークにたとえるならば(東京ディズニーリゾート編)
息できが好きだよっていうのをテーマパークに例えてお話する、東京ディズニーリゾート編です
“夢と魔法の王国”東京ディズニーランド
“冒険とイマジネーションの海”東京ディズニーシー
ディズニー大好き〜!!
ディズニーはもうその地に足を踏み入れる前から楽しいですよね
舞浜駅、なんなら駅のホームに降りた時から胸が高鳴ります
あの時間が一番楽しいまであるよな
ワールドバザールはどうしても走るかスキップしてしまうわたし
ディズニーの何が好きって、魔法にかけられたかのようにどっぷりその世界観に入り込めること
それが息できでも感じられると思っています
息できで好きだなぁと思うのは、カメラアングルの切り替えが多彩なところです
あらゆる目線・角度で2人の世界を覗けるので、読んでるうちにまるで自分が2人と同じ部屋にいるかのような感覚に陥ります
部屋という名の水の中にとぷんと潜り込むかのごとく、その世界に入り込めるカメラワークが素晴らしい…
定点カメラ的なコマ使いも好きだし場面によって使う技術は異なると思うんですけど、素人目線での見方にはなりますが、とにかく入り込めるカメラワークが好きです
そういうところに没入型アトラクションの感覚を覚えます
今はもうないんですけど、ミクロアドベンチャーってあったじゃないですか、あれ好きだったなぁ〜昔話が過ぎる
あとスターツアーズ!まさに没入型で好きです、リニューアル前のすごい好きだった…
他にもあって、
ディズニーはキャストさんもその世界観のまま接してくれるじゃないですか
ディズニーという世界に生きるの中の1人、みたいに演じてくれている
仮にダッフィーをお迎えする時でもコンビニのカウンター的な現実を見せてこない、お支払い中もずっと夢の国を感じさせてくれる
息できもまた、メインの2人以外のキャラクターが記号的なものにならずにちゃんとその世界に生きている
2人の物語を飾るためだけの仕組みや部品みたいな存在ではなくそれぞれ自分の人生を生きていて、「息できないのは君のせい」という世界を作り上げてくれている
それもまさにその世界に入り込める、って感じがして好きです
あとは作り込み、描き込みが細かい…!!
矢野くん志筑くんそのものはもちろんなんだけど、食べ物とか食器とか家具とか、服とか、何よりも楽器!!すごく細かくて、しかも浮いてなくて、線と点の集まりとは思わせない
本当にドラマのセットみたいに描き込まれてて舞台裏を見せてこなくて、これがすごくアトラクションの中にいるって感じ出ます
美女と野獣とかホーンテッドマンションとかタワーオブテラーとか、いや全部のアトラクションに言えるんだけど、歩きながら中を見渡すと内部の作り込みがめちゃくちゃ細かいじゃないですか
あれが本当に好きで!!!!
あれこそがディズニーの醍醐味だろ!!!!
ディズニーってセットの舞台裏全然見せないじゃん、鉄の柵とか従業員用扉とか見えないし、「空間づくり」が徹底してますよね…パークに入ってから出るまで、夢と魔法の王国の雰囲気がまったく壊れない(非常口とかは勿論仕方ないですけどそれ以外で現実を見る場所がない)
それと同じで、漫画で浮かない背景とセットって、本当にその世界に入り込むのに大事な要素だと思う!!!!
志筑くんが持つマグカップひとつでも、その質感とか持った重さとかを感じられるので部品感がない
あと物語の中での2人の細かい動作に「日常という空間」が細かく描かれててまじでもうこれが本当に最高です大好き
36話を例に出すと、確定申告終わった矢野くんが開放感たっぷりに部屋から出てきて物語が始まるんですけど、矢野くんが志筑くんと話しながらフレンチトーストを焼くまでのその工程の描写の細かさよ
で、志筑くんも布巾を手に取って流し台で洗って絞ってテーブル拭こうとしてるんですよ
会話劇の中で2人が作り出す「日常という空間」がそこに感じられて、さっきも書いたけど、なんだか自分も部屋の中に溶け込んで2人を見てるような感覚になります
ここって読者に見せるものは会話だけでも良くて2人の動きは描かなくても全然成り立つ部分なんだけど、日常の動作を交えながら話す付き合いたての頃とはまた違う落ち着いた空気があって、会話と動作でそこまでも描くんだ…熱量強い…大好き過ぎる…と感激してしまいました
人が自然に行う動作を掬い上げて描くのがいつも細かいなと思っています
メインで見せる会話劇を遮る事なく入れ込まれたそういうさりげない描写の細やかさに、徹底した「空間づくり」を感じずにはいられない
SUPER PINKの感想文の時も書いたけど、ノーカット版なんですよね
全部のカメラ回っててビハインドまで見せてもらってるんですよ読者は!!
まじでもう「空間づくり」にガチすぎるんだよ
夢と魔法の王国東京ディズニーランドはここにもあるんだ
本を開いて入園するかの如く紙の中に潜り込む、そういう体験をさせてくれるのが「息できないのは君のせい」です
以上、好きな漫画をテーマパークに例えるお話東京ディズニーリゾート編でした
全然まとまらなかったな…
「好き」と書くのにこの厚み?