作家とファンの距離感についてのはなし
今って、作家とファンの距離感が良い意味でも悪い意味でも縮まっている気がする
私が小さい頃は、作家さんは手の届かない存在で、自分の思いを伝える、言い方少し合ってないけどコミュニケーションを取る手段としては手紙が主だった
作家に手紙が届くまでに、出版社のチェックが一旦入って、問題ないものだけ作家の手元に届くイメージ
(前はコレチェックあったのかな?そのまんま届いてたのかはわからないけど今はチェック入るよね)
それに対して今は、作家さんに直接メッセージを届けることができる
これに関しては、良い面も悪い面もあるなぁと思ってて
良い面としては、情報発信能力とコミュニケーションのハードルの低さ
出版社も作家もSNSを宣伝広告ツールとして活用しているし、やっぱり情報発信においての瞬発力が高いから使わない手はない
客層によってはSNS使ってないと勝負にならないところもある
今はむしろ原稿持ち込みよりもSNS(Twitterとかpixivとか)での話題性から商業化に至ったパターンも多いのかな?
BTSも活動初期からSNSを駆使してファンとコミュニケーションを密に取ることをしていたしな〜
読者、消費者側の反応がタイムラグなく直接受け取れるのも本当に大きいと思う
読者が自ら広告宣伝の役割も果たしてくれるしね
作家も直接読者の感想を受け取ったりできるのは創作物の方針を決める上でのマーケティングというか参考になるかもしれないし、創作意欲に影響するんだろうなと思う、そちら側に立ったことがないから想像でしかないけど
悪い面としてもコミュニケーションのハードルの低さ
作家とファンとの距離感を踏み越えるというか、相手のパーソナルスペースを見誤ってしまうことが多いなぁと感じる
例えば悪意あるメッセージは、手紙だったら出版社が弾いてくれるけど、Twitterとかだと簡単に送れてしまうからね
直接やり取りできるのは良い面もあるけど、顔の見えない相手でも画面の向こうにいるのはひとりの人間だからな
作家に限らずだけど、画面の向こうの相手にも感情というものがあるのを画面を通すと忘れてしまうのかハードルが下がるのか、心ない言葉を送る人は絶対にいる、著名人は一般人の比ではない
顔も知らない不特定多数の人間を相手にするプレッシャーとストレスは並大抵のものじゃないだろうな
絶対にこわいだろうな…
わたしの推しの作家さんでは見たことないんだけど、本当に酷い暴言を吐かれている作家さんもいて、どういう神経してるんだろうって思う
見えなくてもDMとか来るだろうし…
あとこれ本当にやられ損だなって思うけど、暴言とか煽りとか批判のメッセージに対して言い返したり怒りを返すと、それがどんなに正しくても賛同して応援する人がいても、「怒る人」というイメージが少なからず付いてしまうからキツい
作家は何も悪くないのに、難癖つけられて損をして本当に最悪だと思う
好きな作家さんには幸せでいてほしいし、そんな受ける必要のないストレスなんか受けないでほしい
ポジティブな反応だけ見ていてほしい
人間なんだから、嫌な気持ちになるし傷付くし病んでしまうんだってことを、その距離感は間違っているぞと言いたくなる
私はだからなにをしたら傷付けてしまうか分からなくてこわいから、SNSで一切できるだけ絡まずに、手紙を出すことにしてます
※さっきリプしちゃったから訂正します…
仮に変なこと書いてたら、出版社で弾いて捨ててくれるだろうし…本当に助かります…
これはただチキンなだけなんだけど…その人が何が嫌かなんて分からないから…
でもひと昔前は雑誌に普通に作家さんの住所書いてあったんでしょ?怖すぎるわ危機管理がなってなさすぎる
文通のコーナーとかで公開してるし本当に意味がわからないよな常識が変わったんだな…
(昔の頃の卒業アルバムとか自治体の連絡網とか、名前も住所も電話番号も全部書いてあったよね…セキュリティガバガバだよな…こわ…)
ナムジュンが言ってた「平行線な愛」っていうのができたらいいなと思う
相手との距離感を踏み越えることなく、ファンとしての立場を弁えて、応援し続けられたら良いなと常々思っています
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減薬チャレンジ失敗して眠れなかったので思うことを書くなどしました