息できないのは君のせい 2巻15話のはなし

「来訪」
シンプル良〜

矢野くんのお父さんの言葉のトゲが絶妙〜〜
良い感じに嫌味でストレートに刺してこないあたり経験豊富なちくちく言葉だな〜

恋人の父親に初対面でこの接し方されたらさすがにダメージ喰らうし距離を取りたくなるところだけど、職種的にも慣れているし前話で覚悟を決めている志筑くん、さすがの大人の対応カッコいいな　いい男すぎる…

矢野くんのお父さん、早くに結婚したとして還暦すぎたくらいかな？お兄さん40だもんね
あれだけのお家だから、大企業の役員クラス以上ではあるんだろうな…おばあさんが華道の先生て、華道の家元のお家だったら納得だな…
大学の時の先輩が茶道の家元の娘だったけど、エレベーターあったからな…家に…

それでも会えて良かった、次はちゃんと話そうと言う志筑くんの言葉に「いいよあんな人と話さなくても」ってキツめに被せてくる矢野くん、本当に嫌なんだな…ってここでピリついてくる雰囲気に焦る紙越しのわたし
でもちょっとわかるんだよな、わたしの家も大人になった今は仲良いけど、たぶん毒親なところあるから、大事な人を関わらせて傷つけたくないのわかる

徐々にエスカレートしていく言い合いにこっちが汗かいてくる
どっちの気持ちもわかる！わかるからわかるんだけどどうしよう無理
しかも2人とも相手に愛があるからこその気持ちでそれがぶつかってしまってるからもうどうにかしてください

最後矢野くんが怒鳴るところ、2人の顔が見えないの好きだな
見えないほうが感情表現が際立つことあるよね
ガラスの仮面で姫川亜弓が背中だけの演技で乙部のりえを負かしたやつあったな…全然関係ないけど…「カーミラの肖像」だったと思う

矢野くんの言った
「何にも知らないくせに口出さないでよ」

これ10話の「何にも知らない君のこと」から繋がってきてるように見えてしんどくなるし、さらに18話の「そのうちわかる」に繋がるように見える

タイトルと話のつながりが本当に最高なんだよな息でき
「何にも知らない君のこと」も「そのうちわかる」も大好きなタイトルのうちのひとつ

言い過ぎちゃった時って、言った瞬間にヒュッとなるよね
矢野くん目線の志筑くんの表情つらい…部屋に1人残される矢野くんもつらい…

志筑くんが出て行って暗転して15話は終わるけど、これ連載中に読んでたらこの週落ち込むだろうな…私はこの巻の単行本から読み始めたから一気に解決まで読めたけどさ…
恋できの6話で落ち込んだからなわたし

でもやっぱりおまけで読者を慰めてくれるゼニコ先生最高ですね、泣かないで矢野くん