息できないのは君のせい 4巻33話のはなし

「記憶のあなた」というタイトルが好きです
いろんなところでたくさん書いてるけどタイトルが毎回良いんだ…

息できの各話のタイトル本当に好き、語りすぎないのに読者に想像の余地を与えてくれるし、話の軸と彩りを持たせてくれる感じでわたしは大好き
タイトルに限らないけど先生の言い回しとかすごく好きなんだよなぁ

だって「記憶のあなた」ってタイトルだけでもうしんどくなる 過去と現在の対比が見えてくるような寂しさがすごい

いやもうタイトル全部好きなんだけど
「子猫ちゃん、『矢野』になる」とか
「右手にリング」とか
「そのうちわかる」とか
「破れ鍋に綴じ蓋」とか
枚挙に暇がない
最初のコンテンツ部分だけでめちゃくちゃ楽しめるんだよね…全然ページを捲ってない
ここで時間使うのわたしだけなのか…?

33話は三好編の締めの展開が動き出す部分だから全体的にシリアスというか緊迫感多めだけど、切ないほんと切ない切ない

3巻では動きがあって賑やかさが多かった三好の生い立ちというか辛い思いもたくさんしたであろう背景の部分が4巻で多めに入ってきて、見る角度も変わってジワジワとボディブローのようにしんどくなってくる
志筑くんと一緒に吹くのが楽しかったんだなっていう三好の記憶でより心揺さぶられるし胸が痛くなる
少しずつ大人になっていく志筑くんを側で見てたの羨ましいな…かわいいよ〜純粋に楽しんでこれ吹きたいって言う志筑くんの存在が本当に良い
でもそこから段々と志筑くんの表情が曇っていって、最後には離れていってしまう描写が悲しい辛い、見切れて映ってる三好の手が悲しさ深めてくる
「ここじゃ笑えるんだな」がすごくしんどい〜〜〜
三好、自我が強くて主張がくっきりはっきりしているのに反して、小さな頃から親にレールを敷かれていてそこを進まなければいけないっていう性質と環境のギャップがすごいバランスのキャラクターでなんかもう…この時すでに三好を大好きになってるし35話あたりには彼のこれまでとかこの先を掘り下げた話が読みたい…つらい…となってた
そこに恋できが来たからな〜本当にスピンオフのお知らせ最高だった早く最後まで読みたい
三好はメインで読みたかったキャラクターだから本当にありがとうございます

どうしても戻ってきてほしい三好と最初はちゃんと対話しようとしていたけどやっぱりぶつかりかけた志筑くんを止めた矢野くんのシーン好きだな〜冒頭の矢野くんの台詞が蘇ってとどまるところすごく良い、本当にその続きを言ってしまわなくて良かった

話の冒頭もだけど理解者かつ仲裁者になっている矢野くんのバランサーな感じがすごく好きだな 話的に志筑三好が中心になるけど、メインに出てこなくても(いや出てきてるけど)要所で締めてくれるのとても良い

あとは34話の感想でだな

いつもいつも本編とおまけでバランス取ってくれてるのがめちゃくちゃ好き、緊張感高めたまま次回に持ち越しつつちょっとした笑いを挟んでくれるの良い、そんなんで安心していたい読者なので
そしておまけの矢野くんがくっっっそかわいくてこっちが表情筋溶けたわ
矢野くん本当に志筑くんのことが大好きなんだね…お互いのことが大好きすぎる2人をわたしは好きです

なぜわたしは三好だけ終始呼び捨てなんだろうなと思ったけど志筑くんがそう読んでるからかな


は〜ちょっとしか残業してないのにだるかったな〜!!

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