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10年間ありがとう。そして熱心なヲタクのわたし。さよなら。
今日、グッズ買ったり推しやジャンルの動向に一喜一憂するヲタクを辞める。
ライブに始まりライブに終わった。
そんなゆるヲタのお気持ちまとめと自己満と思い出。
ジャンルとの出会いは、学生時代。
元々雑食ヲタクでマイナージャンルが好きだったり、様々なジャンルを広く浅く楽しみ、語り合うよりも1人で味わうのが好きだった私。
当時は色んな作品のグッズ商戦も今ほど激しくなく、ライトに作品を楽しんでいてもヲタク認定されるような時代だった。
そんな私だったのだが、アニメ雑誌をみながら「東京でライブか〜!!行きたい!!」という友人に釣られそうだね〜と適当に流した。
そこまでハマる気は全くなかったし、ハマる気もしなかった。
だがそれから約1年半ほど。ジャンルのアニメ続編が放送され、私の心を揺るがす推しと出会うのだ。
あまりの素晴らしさと感動に表せる言葉がない。ここで自分の語彙力の無さを痛感した。
ただ言葉に表せなくとも行動した。当時はまだ学生だったがひたすらに感動し、原作ゲームソフトを全て購入し人生初の乙女ゲームをプレイし、グッズなんかろくに買ったことがなかったのにTシャツやブレスレットを人生初のネット通販で注文するまでに至った。
人生でなにかのファンになるのは初めてだった。きっとジャニーズにキャアキャア騒ぐパンピーも同じ気持ちだったんだ。
ただ、私の熱はそこで1度途絶える。
理由はわからなかった。社会人になったからだとかダイエットやオシャレに興味が湧いたからかもしれないが、きっと一緒に楽しむ友人が近くに居なくなったからかもしれない。
一緒に楽しみ、共感する友人がいたからこそ追いかけたのだと今なら少しだけわかる。
そこから数年が経ち、友人から久しぶりの電話が入った。ライブチケットが連番であたったので、一緒に行くお誘いだった。
すっかりそんな約束やジャンルのことすら忘れていたが適当に二つ返事をし、1度ライブについて調べることにした。そもそも当時ジャンルから離れて2年程経った挙句、最初からライトに楽しんでいたのでジャンル界隈や情報を全く知らなかったのだ。
調べてびっくり、死ぬほど倍率が高い。
円盤めちゃくちゃ積んでも運がなければ行くことが叶わないライブ。
物販が地獄で朝から並んでもペンライトすら手に入らない可能性がある。
当時の女性向けジャンルの覇権と言っても過言ではなく、ファンの母数自体が相当であった。
とんでもないところに行くことになった。
でも、とてもワクワクしていた。数年ぶりにジャンルに触れて離れていた間のゲームとアニメもしっかり履修して、推しとマリアージュでき準備も万端だ。
ライブ物販へ始発で眠い目をこすりながら向かい、一緒に行った友人は足を踏まれ揉みくちゃで半泣きだったが早朝の物販も何だかワクワクしたのだ。(今は二度とごめん。当時感覚狂ってた。)
そしてなんとか1000番目以内程度には着け、1月の極寒の中で7時間ちょっと耐久し、推しのストラップは買えなかったがなんとか欲しかった殆どのライブグッズをゲットした。
ヲタクって大変だが楽しいと思った(小並感)
そして念願のライブ。友人と数年越しの約束である。私はやはり推し(中の人)に心奪われたのだ。
正直声優さんには興味なかったが、ドームの上から舞い降り、数秒の音響トラブルがあったがズレずに完璧に歌いきり、キャラへのリスペクトが溢れ、謙虚な彼。
推しと推しの中の人にも惚れたのである。
そこからは順当にヲタクに戻り、学生時代からの友人とヲタ活を楽しんだ。
給料を湯水の如く捧げ、なんども遠征の為に飛行機にのり、円盤を積み上げ、コラボフードを平らげ、身の回りのものは推し色へと変わった。
人生初のオフ会で、情報交換する友人も増え、Twitterも使いこなせるようになり、気付けばその辺にいる女ヲタクさんになっていた、
そんなある時、初めて私が念願のライブチケットを自力で入手することが出来た。
いつも自力では当たらずライブビューイングですら当たらず、毎回友人頼りの私がようやく当選したのである。
流石に感極まって泣いた。
だが、新型コロナは無慈悲に到来したのである。
やつが来た。仕事柄うっすら動向を注意してたのでそんな気がしていたが、ライブが延期した。
仕方ないことだ。
悲しいけれど仕方ないこと。
運営はチケット持ってる人は優先と言ってくれてるから、安心しようと思っていた。
そして今。11月にライブが決まっているが、また再抽選が決まった。チケットを持っている人は優先だけどそれでもキャパオーバーしてるらしい。泣いた。泣いた。泣いた。
連番チケット無効とか、当選確実じゃないのに物販の通販やったりとか、仕方ないかもしれないよ????仕方ないの?わたしいつも仕方ないな…で何でも片付けてたけど色々積もってた物が爆発したっぽい。
公式の案内が理解できなくてTwitterで他の人のつぶやきを見ても、みんな悲しそうだったり殺伐とした空気に、友人とゆるゆるな気持ちで楽しくヲタ活してた自分には耐えられなくなった。
メンタル弱いの。すみません。
ブチ切れたのとライブ中継の配信決定してたので、プロジェクター買いました。もうこんなくだらない事で一喜一憂したくない。
家でダラダラしながら左手でポップコーン口に突っ込んで、悲しさと推しへの感動と様々なものを味わいながら右手でペンラ振って見るよ。
現地の熱量と推しを生で見れる感動は変え難いけど、きっとライブに呪われてたんだと思う。
推しのことも大好きだったけど、友達と楽しむヲタ活が楽しかったのも大きかったんだ。だから、余計に今のコロナやジャンルの状況が耐えられなかった。ゆるヲタですんません。
私のヲタ活、
ライブに始まり、ライブに終わる。
うん、もういいじゃんそれで。
そんな考えがまとまった今日のAM4:00。推しのグッズをカラーボックスのひとマスに収まる程の思い出程度の量を残して全て袋に詰めた。
そして徹夜でギンギンになりながら、このお気持ちをしたためている。
特に何が書きたいわけでもないんだけど、気持ちをまとめたかったんだと思う。
学生時代からの友人は多分色々な事で疲弊して別のアイドルゲームにのめり込んだが、私はもうきっと何か一つのジャンルにのめりこんで熱を入れることはもうないと思う。
これから駿河屋いこう。