[感謝] うたスト:応募作品ご紹介
最初に言っておきます。
これはめっちゃ長い記事です。
昨日3月31日に各賞が発表となり、大盛況のうちに「うたスト」は幕を閉じました。
各賞については、PJさんの記事を見てね。
みんなのコメントもありますよ。
↓↓↓↓
私の曲でもたくさんの方が、様々なジャンル・表現手法でたくさんの作品を応募していただきました。
本当にありがとうございました。
すごく楽しかったです!!
あ、そうそう。
みなさま、普段、私がアップしている曲とか絵とか自由に創作の元ネタにしていただけると、私は嬉しいです。
気軽に使ってくださいまし。
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今回は、曲の提供だけでなく、審査員という側面も持ちつつ携わっていました関係で、審査前に何か差が出てはいかんと思って、わりかしそっけない、塩なコメントを残してしまってすみませんでした。
終了後の記事で改めてコメントしようと思っていましたので。
というわけで、私の曲から作っていただいた作品ひとつひとつにこれからコメントしたいと思うのですが、その前に。
私の審査基準も明白にしておきたいと思います。
◎私の審査基準
本来、作ってもらったものに対して私が審査するというのは大変におこがましいことですが、せっかくの企画なので、開き直って真剣に審査しました。
私が今回、評価の基準としたポイントはこちらです。
「発想の面白さ・意外性」
私は常に新しい発見や驚きの展開を求めています。
うおー! なにこれ! びっくり!! となりたい。
しかしこれは結構難しくて、奇をてらいすぎたり、あまりに意味不明なものになってもいけない気がしてます。
ちょうどいい具合の、だけれども想像を超えてくるぶっ飛び感。
そんな作品が私は好きなのです。
「曲との距離感」
何かを元に作品を生み出す場合、その元ネタとの距離感も大事かもと思いました。
くっつきすぎず、離れすぎず。
「曲を元に作品を」という企画の中で、「曲のイメージを壊さず寄り添って」という概念から離脱するのはなかなか難しいかもしれません。
曲を元にはしたけれど、完全に自分の物にしちゃってる。そんな作品を見たいなーと思っていたのでした。
こんな感じで審査をしました。
あとは、本当に、単純に「好み」の話になってきます。
このように自分なりに基準を設けたけれど、やはりどなたの作品を賞に選ぶか、迷いに迷いました。
そうして、最終的には、その中で好きなのはどれか? で選ぶことにしたのでした~。
以上が、私の評価基準であります。
今回、賞として選ぶことができなかった作品たちも私は全て愛しています。
感謝の気持ちを込めまして、ここからは、私の曲から作っていただいた作品を紹介したいと思います。
※曲別、投稿順。
※万が一、大橋ちよの曲で書いたのに載ってない!! という方がいましたら教えてください!!! 人力でやってますゆえにすみません。。。
◎ [課題曲E] Sound Of Widening Love
この曲は20年以上前に作った曲のリメイク版です。
今作る曲と雰囲気が違っていて、物語も作りやすいかな~と思って選んでみました。
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『夜明け前とシャープペンシル』
おはようよねちゃんさん
ラジオから流れてくる曲として、「Sound Of Widening Love」を物語の中に登場させてくれました。
「私」とその恋する彼が、天文部という設定で、宇宙をからめてくれたところが、宇宙な私としてとても嬉しかったです☆
ありがとうございました!!
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『Sound of Widening Love 連作短歌5首』
春 と共にさん
私の曲から連作短歌を詠んでいただきました。
その中から一首。
誰のためおしえてあげない明けてゆく夜のこの色指でなぞって
私の歌声では表現できてなかった色っぽさが、短歌になって見事にほとばしりました。
ありがとうございました!!
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『I need you baby ショートショート』
cofumiさん
子供が生まれる前は、私もかなりアンダーグラウンドなライブハウスなどでもライブをしたりしてました。
私の旦那さんは実は元々パンクな感じだったもので、青春時代を思い出しちゃった。
ちょっと昭和な感じもよいです。
ありがとうございました!!
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『魔道士のコーヒーブレイク』
友音さん
イラスト作品です。
友音さんイラストめちゃかわゆいのです。
私は大ファンです。
ありがとうございました!!
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『偽る』
くーや。さん
素晴らしい作品です。画面に向かう「私」の背中が見えるようです。
この曲を作ったころの私はまさにこんな感じでした。
何度も読み返しました。
どうしようもない ≪孤独感≫ が独特の形態でつづられる文章の行間にぎっしり詰まっているのが見えました。
ありがとうございました!!
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『飲み込んだココロ』
かなつんさん
VR…AI…、これはまさに私のツボではないですかっ!!!
AIは人間に恋をすることあるのだろうか。
このテーマに私ははまって、ずっとそんな物語を書いていたりもします。
私の曲からこの世界観を生み出していただいてめちゃ嬉しいです。
ありがとうございました!!
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『Sound Of Widening Love』
しろくまきりんさん
写真と文章を組み合わせた画像作品を作っていだきました。
この曲を作ったころ、よく渋谷とか新宿を徘徊してたんですけど、ショーウィンドウに自分が映ってギョッとなったりしてました。
都会のガラスに映る向こう側って別世界に繋がってそうですよね。
そんな気持ちがシンクロした一枚です。
ありがとうございました!!
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『私が先だった。』
望月みやさん
身もだえしながら読みました。
ああ…こういうことあった…!!!!
目の前で獲物をかっさらわれたような気持ち。
あ、いや、獲物ではないか…w
心揺さぶる物語。ありがとうございました!!
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『Sound of love』
PJさん
主催自らプレで書いていただいたものです。
私の独白を物語の中に入れていただきました。
人生には時折、奇跡のような偶然が起こりますね。
それはきっと必然なのでしょう。
この下のおはようよねちゃんさんの『思い出……』の項でも書きますが「シンクロニシティ」ですね。
♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬
◎ [課題曲F] とめどない
この曲は「うたスト」用に書きおろしました。
改めて聞くとちょっと壮大すぎたか…。
いや、少しばかり壮大すぎでよかったのかも。
だって、こんなにバリエーション豊かな作品を生み出してもらえたから!!!
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<おはようよねちゃんさんの連作>
『思い出……』
1. 思い出……『徒花』
https://note.com/ohayou_yonechan/n/ne9a5738eefff
2. ある男編『水彩画の街』
https://note.com/ohayou_yonechan/n/n4adcfffd3834
3. 息子編『盲目』
https://note.com/ohayou_yonechan/n/n3cc9ad6a42b7
4. 彼女編『Inorganic Passion』
https://note.com/ohayou_yonechan/n/na375e6c92320
5. (元)夫人編『世界の約束』
https://note.com/ohayou_yonechan/n/n1a2c190b5c9c
6. 息子編『とめどない』
https://note.com/ohayou_yonechan/n/n0db78851edda
7. 完結 彼女編『あなたが好き』
https://note.com/ohayou_yonechan/n/n48e7429385bc
これはすごいです。
みんなの曲を使って連作を作っていただきました。
「こんなことってある??」という偶然のお話。
いや、あるんですよね。こういうこと。本当に。
このような現象には「シンクロニシティ」という名がついています。
私は一時期、なぜこのようなことが起こるのか研究しようとして、身の回りの「シンクロニシティ」を集めてみたことがあります。
でもそこには何の法則性も見つかりませんでした。
ただただ、奇跡の偶然。つまりそれは必然だった…という解釈に落ち着きました。
ステキな作品をありがとうございました!!
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『永遠に幸せに』
chiyoさん
ちよ繋がりです。名が同じという猛烈な親近感!!!
家族だからこそ素直に受け入れられないことってあるかもです。
でもそんな気持ちも愛によって解きほぐれていく。
私のこの歌は命の賛歌でもあったので、この物語を生み出していただいて嬉しいです!!
ありがとうございました!!
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『一輪の花 連作短歌5首』
春 と共にさん
「課題曲E」に続き、こちらでも短歌を詠んでいただきました。
その中から一首。
君恋しゆれてただようこの心海の彼方に浮かぶおもかげ
「君」が果てしなく遠い…。銀河を隔てるほど遠い…。
宇宙規模で切ない短歌をありがとうございました!!
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『イーパの村のパオ』
友音さん
大橋ちよ賞に選ばせていただいた物語です。
すんげー!!の一言です。ほんとにすごいです。
この物語を友音さんの絵でアニメーションにしたらすごくよさそうと妄想しています。
詳しいコメントはこちらを。
↓
https://note.com/pu_ukuleleguitar/n/n6221fc269b08
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『宇宙ノ果テノワイングラスヘ』
おはようよねちゃんさん
とうとう私の歌で宇宙と繋がりました。
おお、宇宙と…と思って読み進めるととんでもないことが起こります。
宇宙の果てを左に曲がると…マ・ガ・ル・ト…
ヨ・ネ・チ・ャ・ン・ウ・チ・ュ・ウ・ニ・ト・リ・コ・マ・マ・マ・レ・レ・レ…
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『曲から俳句』
はやしっぷさん
星の声見上げた空に華雲河
山などに行くと、ぎょっとするほどの満点の星空に出会うことがあります。
そんな時、星の声が聞こえるような気持ちになったり。
はやしっぷさんが私の曲から思い浮かべた情景のこの句から、私はバトンタッチでそんな情景をイメージしました。
ありがとうございました!!
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『曲から短歌』
riraさん
複数の楽曲にそれぞれ短歌を詠んでいただきました。
私の曲ではこちらの短歌。
どこまでも彷徨う僕の心さえ
あなたとならば宇宙(そら)の果てまで
銀河にびろーんと広がってしまった私の歌をぎゅっと引き締めていただけました。
どの句も曲を聴いてみたくなる句です。
ありがとうございました!!
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『とめどない』
cofumiさん
私の曲から詩とコラージュを作っていただきました。
「運命という銀河の中で」巡り合いも軌道に導かれた運命なのかも☆
コラージュを見ながら曲を聞くとそんな気持ちになりました。
ありがとうございました!!
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『Colored Notes』
七田苗子さん
完成された世界観でさすがでした。幻想的でロマンチックです。
音が見える僕と、心の色玉を出す彼女。
幻想的と書きましたが、私はこれが決してファンタジーでないことを知っています。
みなさんは共感覚というものを知っているでしょうか?
これは、二つ以上の異なる感覚がひとつの事柄に対して同時に生じる感覚のことで、数十人にひとりが持っていると言われています。
簡単に説明すると、音に色があったり、文字に色があったり、香に形を感じたりです。
「あ」って赤ぽいとか、この音楽は青っぽいとか、そういったイメージ的な話ではなく、明確にはっきりと同時に感覚が認識されるのだそうです。
私の身近にもこの感覚を持った人がいて、人や文字にはっきりと色の区別があるそうです。
このように、音に形があったり、感情に色がついていたりしても決しておかしくはないのです。
それで悩んでいる人もいたりするので、共有できるとしたら、大変に素晴らしいことです。
そんなことを思いました。
素晴らしい作品をありがとうございました!!
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『とめどない 短歌』
てまりさん
短歌5首いただきました。
その中から一首ご紹介。
懐かしき母の鼓動の音に似て
迷ひし我を導けり
『とめどない』は命の賛歌でもあるので、歌詞には直接書かれていませんが、胎内のイメージが確かに私の中にもありました。
そこを引き出してもらって嬉しい一首でした。
妊婦の時間って宇宙と密に繋がってる感あるんですよね~。
自分も胎内にいた記憶がどこかに残ってるからかなーなんて考えました。
ありがとうございました!!
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『FLOWER OF GALAXY』
PJさん
主催自らプレで書いていただいたものです。
これはやばいです。人類異星人説です。これについて語り出すと私は止まりません。
しかも彼らは戦争を終わらせたではないですかっ!!!
愛の物語をありがとうございました!!
◎そのほか特記しておきたい作品たち
ここからは、私の曲以外から誕生した作品の中から、特に私が心奪われたものを紹介したいと思います。
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『イノーガニック・パッション』
闇夜のカラスさん
PJさんの「Inorganic Passion」に書かれた物語です。
闇夜のカラスさんは、『盲目』で準グランプリを受賞されました。
そちらの作品もすごい迫力で圧倒的だったのですが、私はこちらの『イノーガニック・パッション』もイチオシなのです。
古い市松人形が出て来てホラーなのかと思いきや…お人形は予想外の動きを致します。
すみれちゃんナイスです。
私は、男女間の恋愛も、友情も、そして男と男、女と女の恋愛も友情も、心が男でも女でも、性別なしでも、何でもすべて ”アリ” と思っている方ですが、物語によって生きてくる組み合わせってありますね。
この物語は、そうです、ドンピシャずっきゅーんでした。
闇夜のカラスさん、素晴らしい作品をたくさんありがとうございました!!
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『反転』
おとやさん
ハナウタナベさんの「盲目」に書かれた物語です。
AIフェチの私として、大変にツボな物語でした。
本当に近い将来、AIたちが「人間とは何か」をやり始めそうな気配です。もうやってるかもしれません。
自分を人間だと思っているAIとか、自分がAIなのか人間なのかわからなくなってる人間とか。
恐ろしいです。迷宮です。
「きれいは汚い」という矛盾した言い回しから、どんどん妄想が広がりますね。。
奥深い作品をありがとうございました!!
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『写真館ツミホロボシ』
ますあかさん
ソーダ・ヒロさんの「ツミホロボシ」に書かれた作品です。
人生の後悔を胸に人が訪れる不思議な写真館のお話。
オムニバス形式のドラマになったらとっても面白そうと思いました。
なんだかもう映像が浮かぶほどに。
さらにたくさんのエピソードを聞きたくなるお話でした。
ありがとうございました!!
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『短歌 五首』
cofumiさん
ジユンペイさんの「徒花」で詠まれた短歌です。
普段、詩を書いている方の短歌というのも素敵でございます。
特にこの一首にぐっときました。
泳いでも 泳いでもなお 溺れかけ
泪の波に のまれ流され
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『夢の中の住人』
おはようよねちゃんさん
JISAIONEさんの「White Rusty Wings」に書かれた物語です。
何はともあれ、読んでください。
私の大好きな世界観です。
♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬
長くなりましたが、以上で私の「うたスト」総括とさせていただきます。
参加していただいたみなさま!!
本当にありがとうございました!!!
ぜひまた、何かしらで絡んでくださいまし。