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[才の祭:勝手にスピンオフ] Conversion Error

忘れたころにやってきた、勝手にスピンオフ。

去年の冬に『才の祭』という企画があったのですよ。

この企画では、まず、“二人の愛の物語” というテーマで物語が募集されました。

たくさんの物語が集まって、大賞に選ばれたのはちょこさんのこちらの物語でした。

この記事を進む前に、ぜひこの物語を読んでみてください☆

次に、『才の祭』では、この選ばれた物語のテーマソングを作るべく、歌詞が募集されました。

いろんな人が一緒に作品を作る体験でとっても面白かったですよ。


で、私もその時に歌詞を書いて応募したのですが、採用ならず。
そんなわけで、曲のついてない歌詞がぶらんとあったわけです。

その時の詩がこちら。

Conversion Error

泳いでいく言葉の海原
漂う想いをたどって

夢の中で響くその声は
愛の歌をうたってる

君の窓辺 届けたいと願うと
波に揺られ 形を変えてしまった

見えない言葉の刃が
君の胸 深く貫いた
僕の両手 すり抜け

君は遠い目をして
夜の闇に消えてしまった
伸ばした手を すり抜け

街には静かに雪

滑っていく言葉の地層が
積み重なる想い出と

夢の中の引き出しに入れた
愛の歌をうたってる

君の窓辺 届けたいと願うと
崩れ落ちて 形を変えてしまった

見えない言葉の刃が
君の胸 深く貫いた
僕の両手 すり抜け

僕がこの手で抜こう
君の胸 深く貫いた
言葉の矢を抜くんだ

街には静かに雪

……
Conversion Error = 変換ミス

普段、私が歌を作るとき、歌詞はメロディーの後、最後に作ってます。

歌詞を先に作ることを詞先というのですが、これは私はやったことがなかったんです。
なので、せっかく歌詞が先にできているので、やってみようかなーと思って曲を作っていました。

だけどもまるでしっくり来ず。
ダメだこれは…となり、半年くらい寝かしていました。

そして、ここ何日かで、この歌は日本語ではなく英語の歌詞の方がおもろいのでは??と思い出して、この曲が完成したという次第です。

ああ、つまりです。
詩を元に曲は作ったけど、最終的に歌詞は書きなおしました。

Conversion Error

(言葉の海原を横切って)
Across the ocian "words"
(漂う想い たどって)
Following to the drifting thoughts
(恋人たちの歌をうたう)
Singing songs of lovers
(僕には聞こえる)
I can hear it now

(僕は“生まれたばかりの星”)
Please call me "newborn star"
(真っ暗な夜に輝いている)
It's shining in the darkest night
(花火のような火花に溺れている)
Drowning in the spark which like the fireworks

(言葉は私の舌の上を滑り)
The word slides on my tongue
(それは崩壊する階層のようなもの、そう)
It's like the collapsing layer, yeah
(繰り返される記憶と共に)
With repeating memory
(僕には聞こえる)
I can hear it now

(僕が言った言葉を思い出して)
Recall the word I said
(波に漂って壊れた)
Drifting on the waves then broken
(君の窓辺で影が広がるのを見た)
By your window I see the shadow spreads

(君と僕は高みを目指すけど、でも)
You and me climb the highest mountain though
(僕たちは夢見たかの地へは到達できない)
We can't arive that the land we dream of
(ああ、僕は言えない)
I... I can't say that
(君が…待っている言葉を)
W.. Word that you're waiting for

泳いでゆく言葉の海原
漂う想い たどって

開いてゆく記憶の海原
溶け合う想い いだいて

Recall the word I said
Drifting on the waves then broken
By your window I see the shadow spreads



街には静かに雪、雪、雪、雪…
言葉に降り積む雪、雪、雪、雪…
Snowing quietly in the city, snowing, snowing, snowing, snowing...

Across the ocian "words"
Following to the drifting thoughts
Singing the song of lovers
I can hear it now

The word slides on my tongue
It's like the collapsing layer, yeah
With repeating memory
I can hear it now


※(ルビ)は意訳です。

勢いで別バージョンも作ってしまった。
こっちの方が物語の雰囲気にあっているかもしれない。



結論。詞先はむずい。

そして、この物語の彼氏はやっぱりかわいい。

季節は夏になってしまいましたが、恋人たちの冬の物語に寄せた、勝手にスピンオフ曲。
聞いてもらえたら嬉しいです。

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