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[物語で絵描きます] No.21 sanngoさん作『春めく日に』

今日の『物語で絵描きます』です。

エントリーNo.21

sanngoさん
『追憶の残り火』

高校時代に置いて来てしまった気持ちを時を経て整理するお話です。
漫画家としての人生がそれなりに軌道に乗って来た和也の元に、懐かしい女性から手紙が届きます。
美希…かつて和也が好きだった人…。

◎解説

三人の顔を並べて描きたくて横向きにしました。

人生とは不思議なもので、お互い惹かれ合っていたのに共に歩むことなく離れ離れになってそれっきり…みたなことが起こります。

そうした想いは人生の中に置き忘れてきてしまった自分の一部みたいな感じで、心の中の重りみたいになっちゃう場合もあるのかな。

sanngoさんが紹介してくれた「春めく日に」だけを読むと、そんな置き忘れてきた思いを数十年後にそっと返すお話なのかな…とほっこりした気持ちになります。

しかし、このお話は三部作になっています。

▽こちら

全部を読むとわかりますが、このお話には第三の人物がいます。

和也の妻 結子です。

彼女の存在が、この純愛めいた世界観に釘を刺します。

和也と美希が結ばれないように仕組んだのは結子…。
結子の気持に気が付いていながら、彼女を使って美希へ想いを伝えようとした和也・・・。

なにやらドロドロしています。ピュアな初恋ではなく、グロテスクな恋心なような…。

という感じで、高校時代の三人を描いてみました。

美希は結局、和也と結ばれなくてよかったのかもしれない…と思ってしまうのでした。


sanngoさん、いかがでしょうか?

描かせていただきありがとうございます。

ヘッダー画像としてお使いになる場合は、好きなところでトリミングしてもOKですが、私からも用意させていただきました。


★物語の募集は終了しました★
たくさんのご応募ありがとうございます。

万が一、一覧から抜けてる~という人がいたら教えてください。

私の描くペースとして1日1枚が限度かもしれません。
順番に描いていきますので、ご応募いただいた方々はゆっくりお待ちください☆

ではまた~

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