[物語で絵描きます] No.6 いしかさん作『決め手だったあいつ。』
今日の『物語で絵描きます』です。
エントリーNo.6
いしかさん
『決め手だったあいつ。』
◎解説
主人公の “俺” ― 慎一はよきライバルの西蓮寺 悟を別格の天才だと思っているけれど、悟は悟で 慎一のことを唯一無二だと思っていることが会話からわかります。
こういう関係って清々しくて美しいです。
この二人の関係を絵にするなら、どんなふうにできるかなと考えた時に、二人の名前が眼に入ってきました。
主人公の名前は東岸寺 慎一、ライバルは西蓮寺 悟といいます。
お寺由来の苗字になっているのは何か理由があるのかな…と思いつつ、この名前を見て私はパッと「東の薬師、西の阿弥陀」と思いました。
※別の理由があったらごめんなさい^^
これは四方仏という仏教の世界観で、東西南北にそれぞれ如来がいる、というものです。
西には阿弥陀如来、東には薬師如来がいます。
というわけで右側が「東の薬師」 慎一、左側が「西の阿弥陀」悟、という構図にしてみました。
薬師如来は左手に薬壺を持っていますが、慎一にはボールを持たせ、バトンタッチするように悟に渡しているとことろを描きました。
しかし、何度描いても二人の顔が幼くなってしまい、高校生にならず「???」だったのですが、何か意味があるのかもと思ってそのままいくことにしました。時々こういうことになります。
(ちなみに私は仏教徒ではありませんが、仏教の世界観に興味ありです)
ここから(…というかここまでも)私の勝手な想像なのですが、物語全体を通してどこか寂し気な雰囲気があって、もしかしたら、“俺” の最大のライバルで親友だった悟はもういないのかもしれない…とか考えてしまいました。
もしくは、どちらかがプロになって、どちらかは野球をやめてしまったとか…。
そんなことをあれこれ考えながら描きました☆
いしかさん、いかがでしょうか?
描かせていただきありがとうございます。
ヘッダー画像としてお使いになる場合は、好きなところでトリミングしてもOKですが、私からも用意させていただきました。
こんな感じで絵を描いてよい物語を募集しています。
募集要項は以下のページをご確認ください。
★ご参加の物語一覧は、募集要項ページに入れるようにしました★
万が一抜けがあったら教えてください!
私の描くペースとして1日1枚が限度かもしれません。
順番に描いていきますので、ご応募いただいた方々はゆっくりお待ちください☆
ではまた~